Part no
2050539613
Issue no
1
Series no
B
Date
2013-06
Page
160
爆発防止指針
空気モーターの製品指示に加えて、次の指針が防爆空気モー
ターに適用されます。
温度
– 認証が有効な最大周囲温度は40℃です。
– 40℃は、さらに圧縮空気がモータに入った場合の圧縮空気
の最大許容温度です。
– ある機器にモータを設ける場合、装置全体は、指針 94/9/EC
に対応しなければなりません。
– 圧縮空気が弊社の品質要求(ISO/DIS 8573-1による品質ク
ラス2.4.3および3.4.4それぞれ3.4.4)を満たすことを確認して
ください。
– 6.3バールの最大圧力、または、モータの銘板に記載した圧
力を超えないようにしてください。運転圧力を超えると、高回
転数のために表面温度が上がることがあり、モータが発火源
になることがあります。
–
(上図に示す通り)以下のモータのホットスポットは、動作中に
高温になることがあります。
– モーターハウジング
– 出力軸のシールリング
モータは無負荷の状態で全圧で作動しているときに最高気
温になります。トルクが増加すると、空気モータは回転数と温
度を低下させます。
清浄度
– ベアリングや表面の温度上昇を防ぐために、モーターにほこ
りや汚れがなく清浄に保たれていることを確認します。
– 空気出口にフィルタリング効果のあるサイレンサが設けられ
ており、摩擦加熱された粒子が周囲雰囲気内に入らないこと
を確認します。
シャフト負荷
– 軸受温度が過大に上昇するのを防ぐために、「設置」セクショ
ンで記述した最大軸荷重が超過しないようにしてください。
取り付け
エアの品質
– 最適性能と最大機械寿命のためには、最大露点 +10°C で
圧縮空気の使用をお勧めします。また冷凍式エアドライヤの
設置を推奨します。
– 30 ミクロンを超える固体粒子と 90% 以上の水を除去するた
めに、マシンにできるだけ近く、そして他の空気調製部より前
に取り付けたエアフィルタを別個に使用します。接続する前
にホースを膨張させます。
– 圧縮エアはオイルを少量含む必要があります。
オイルフォグ ルブリケータをインストールするよう強くお勧め
します。これは、以下の数式を使用して、エアライン ツール
による空気消費量に基づいて設定する必要があります。
L = 空気消費量(リットル/秒)。
(弊社販売資料で説明されています。)
D = 分時滴数(1滴 = 15 mm3)
L* 0.2 = D
これは、ロングサイクルのエアライン ツールを使用している場
合に適用されます。ショートサイクルのツールには、シングル
ポイント ルブリケータも使用できます。
– 潤滑油不要のモーターでは、圧縮エアがフォグルブリケータ
から供給されるオイルを少量含んでいれば好都合です。
JP
詳細は、総合カタログのエアラインアクセサリの項を参照して
ください。
圧縮空気接続
– 機械は、エア圧6–7 bar = 600–700 kPa = 87–102 psi で作動
するよう設計されています。
– 接続前のホースからの排気
– 推奨される入口ホースのサイズは10 mm (3/8'')です。
– 推奨される出口ホースサイズは、16 mm (5/8'')です。
設置図
設置図については、セクションサービス手順を参照してください。
空気潤滑
ブランド
空気潤滑
BP
Energol E46
Esso
Arox EP46
Q8
Chopin 46
Mobil
Almo Oil 525
Shell
Torvcula 32
Texaco
Aries 32
シャフト負荷
図
ベアリング温度が過度に高くならないように、図に記載した最大
軸荷重を超えないようにしてください。
Fr
(N)
2000
1000
1000
メンテナンス
メンテナンス
– このATEX製品のメンテナンスや修理は、認定された作業者
が必ず行うこととし、その後、無負荷試験とホットスポット(図
参照)の温度測定を行い、報告書に記録してください。
5分間の無負荷試験後、表面温度は70°C + 周囲温度の合
計を超えてはいけません。ここで周囲温度は0~40℃の範囲
で変化することがあります。
オーバーホール
通常の運転条件下で最長のエンジン寿命を確保するには、定
期的なオーバーホールと清掃を12箇月またはそれぞれの2000
運転時間の早い方の間隔で行う必要があります。通常より厳し
い運転条件下では、より頻繁にオーバーホールを行う必要があ
ります。
A
エンジンをきれいに清掃します。
エンジンを取り付け、自由に回転することを確認します。オイルを
2滴エア入口に滴下し、エンジンを5-10秒間空運転します。
Fr
15 mm
Fa
Fa (N)
2000
3000