4. 必要に応じてチューニングとストレッチを繰り返します。
5. ほかの5本の弦についても同様の手順でストレッチ
を行います。
VOX MARK Ⅴ miniは、 フル ・ スケール ・ ギターの操
作性に近づけるために、 ギア比の高いカスタムのペ
グを採用していますが、 弦長の短いショート ・ スケー
ル ・ ギターの特性上、 ペグを回した際のピッチの変
化はフル ・ スケール ・ ギターより大きくなります。
安定したチューニングのために、 ナッ ト部分に弦の
くずやホコリが溜まらないようご注意ください。
弦のゲージを大きく変えた場合、 専門店またはリペ
ア ・ ショップ等でナッ ト部分の調整が必要になること
があります。
調整について
本 機 は 、 様々な 演 奏スタイル に 適 応 するよう、 工 場
で.012~.054ゲージの弦を張って調整されています。 弾
き心地を変えたり、 異なるゲージの弦を張ったり、 また気
候の変化に合わせたりするために微調整が可能です。
リ リーフの調整
調整をする前にネックのリリーフをご確認ください。 リ
リーフとは、 意図的にネックをわずかに順反りに調整す
ることです。 調整具合を確認するには、 6弦の1フレッ トと
19フレッ トを押さえ、 8フレッ トの上端と弦の下端の隙間
を確認してください (1フレッ トを押さえるのにはカポタ
ストを使用すると便利です) 。 標準のリリーフでは、 この
隙間が1弦の太さ程度になります。
隙間が広すぎるときは、 トラスロッドを締めます。 付属の
レンチを使って、 調整ナッ トを時計回りにゆっく り回して
ください。 隙間が狭かったり、 弦とフレッ トが接触してい
るような場合は、 トラスロッドを緩めます。 調整ナットを
反時計回りに回してください。
トラスロッドの調整ナッ トを無理に回さないでくだ
さい。 1回に10度ぐらいを限度に回してリリーフを確
認しながら調整してください。 難しいと感じたときは
販売店などへご相談ください。
弦高の調整
通常の範囲で弦高を調整するときは、 各弦のサドルのネッ
ク寄りにある2本のサドル高さ調整ネジを、 付属のレンチ
で上下させます。 2本のネジは同じだけ回して、 サドルがギ
ターのボディと平行になるように調整してください。
イントネーシ ョンの調整 (オクターブ ・ チューニ
ング)
ネックのリリーフ、 弦高、 ゲージなどを変更すると、 イント
ネーションの調整 (オクターブ ・ チューニング) が必要に
なります。 イントネーションのチェックは各弦で12フレッ
トを押さえた音と、 そこでハーモニクスを出した音の高さ
(ピッチ) を比較します。 押さえたピッチがハーモニクス
よりも高い場合は、 イントネーション調整ネジを時計回
りに回してサドルをネックから離すことで弦長をわずか
に長く します。 逆に12フレッ トを押さえたピッチがハーモ
ニクスよりも低い場合は、 イントネーション調整ネジを反
時計回りに回すことにで弦長を短く します。
ピックアップの高さ調整
ピックアップの高さも調整できます。 両脇のネジを時計
回りに回すとピックアップが上がり出力が増え、 反時計回
りに回すとピックアップが下がって出力が減ります。 ただ
し、 振動する弦とピックアップが触れないように、 隙間を
確保してください。
お手入れについて
演奏を終えたら、 ギターをきれいな乾いた布で拭いてく
ださい。 市販のギター ・ ポリッシュはご使用いただけます。
アルコール類は使用しないでください。
ギターを極端な高温、 低温、 またその急激な変化に
さらさないでください。 夏、 調弦したギターを車のト
ランクに放置することは文字通り破壊に繋がりかね
ませんし、 寒い場所から暖房の効いた部屋に急に持
ち込むと塗装がヒビ割れることがあります。
仕様
スケール : ショート ・ スケール 476 mm
フレッ ト数 : 19
付属品 : ト ラスロッ ド調整用レンチ、 サドル高さ調整用レ
ンチ、 ギグ ・ バッグ、 取扱説明書
※ 仕様および外観は、 改良のため予告無く 変更するこ とがあ
ります。
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