キックバック、滑走、跳ね返り、落下
さまざまな力が本製品の安全管理に影響を与える可能性
があります。
•
滑走:ガイドバーが素早く木の上を移動することで
す。
•
跳ね返り:ガイドバーが何度も木から離れ、木に触
れることです。
•
落下:切断後に本製品が落下することです。これに
より、動いているチェンが身体の一部または他の物
に触れることがあり、怪我や損傷を負う可能性があ
ります。
•
キックバック:ガイドバーの端が物に触れ、後方、
上方、または突然前方に動くことです。キックバッ
クは、切断中に木が接近し、ソーチェンを挟んだ場
合にも発生します。本製品が木の一部に触れると、
コントロールを失うことがあります。
(図 32 )
•
回転キックバック:動いているチェンがガイド
バーの上部にある物に触れたときに発生するこ
とがあります。これにより、チェンが物体に食
い込み、チェンが直ちに停止します。その結
果、非常に速い反動が生じて、ガイドバーが操
作者に向かって上方および後方に移動します。
(図 33 )
•
直線キックバック:切断中にソーチェンが突然
停止すると発生することがあります。木が接近
し、動いているソーチェンのガイドバーの上部
を挟みます。突然チェンが停止するとチェンの
力が逆転し、チェンの回転とは逆方向に本製品
が動きます。本製品が操作者に向かって後方に
移動します。
(図 34 )
•
引き込み:動いているチェンのガイドバーの底
部が木の一部に接触し、ソーチェンが突然停止
したときに発生することがあります。 突然の
停止によって本製品が前方に引かれ、操作者か
ら離れるため、操作者が本製品のコントロール
を容易に失うこともあります。
(図 35 )
本製品を操作する前に、さまざまな力とそれらを防止す
る方法を理解してください。
落下を防止するには 444 ページ を参照してください。
キックバック、跳ね返り、落下を防止するに
は
•
モーターが動いているときは、本製品をしっかりと
保持してください。リヤハンドルに右手、フロント
ハンドルに左手の状態を維持してください。ハンド
ルは手でしっかりと握ってください。ハンドルは放
さないでください。
•
切断中および木が地面に倒れた後も、本製品のコン
トロールを維持してください。切断後に本製品の重
さによって体勢を崩さないようにしてください。
•
切断作業を行っている場所に障害物がないことを確
認してください。本製品の操作中は、ガイドバーの
ノーズが丸太、枝、その他の障害物に触れないよう
にしてください。 (図 36 )
•
モーターを高速で回転させて切断します。
444
キックバック、跳ね返り、
•
無理な体勢で作業したり、肩の高さよりも上の位置
を切断したりしないでください。 (図 37 )
•
ソーチェンのメーカーによる目立てとメンテナンス
の手順に従ってください。
•
交換用ガイドバーとソーチェンは、ハスクバーナの
指定品のみを使用してください。
•
デプスゲージの設定が高すぎると、キックバックの
危険性が増します。
使用者の身体保護具
•
本製品を操作するときは常に、適切なプロテクティ
ブ装具を使用してください。プロテクティブ装具に
よって事故の発生時に怪我の程度が軽減されます
(ただし、怪我をしないということではありませ
ん)。
•
ブカブカの服はソーチェンに絡まる場合があるので
着用しないでください。
•
認可された保護ヘルメットを使用してください。
•
本製品を操作するときは常に、認可されたイヤマフ
を使用してください。長時間の騒音によって聴力が
低下する可能性があります。
•
保護メガネまたはバイザーを使用して、飛散物によ
る負傷の危険性を防いでください。本製品により、
木くずや木片などが強い力で飛散することがありま
す。これにより、目などに重傷を負うことがありま
す。
•
チェンソー保護用のグローブを使用してください。
•
チェンソー保護用のズボンを使用してください。
•
つま先部スチール製、ノンスリップ靴底のチェンソ
ー保護用のブーツを使用してください。
•
救急用具が近くにあることを確認してください。
•
マフラー、ガイドバーとソーチェンまたは他の箇所
から火花が発生することがあります。常に消火器や
シャベルを用意して、森林火災の防止にご協力くだ
さい。
本製品の保護装置
•
プロテクティブ装具が損傷している製品は使用しな
いでください。本製品が損傷している場合は、認定
サービスセンターにご連絡ください。
停止スイッチを点検するには
1. エンジンを始動します。
447 ページ を参照してください。
2. 停止スイッチを停止位置に移動したときにエンジン
が停止することを確認します。
スロットルトリガーのロックを点検するには
1. スロットルトリガーロック(A)を放し、スロット
ルトリガー(B)がアイドリングの位置にロックさ
れることを確認します (図 38 )。
2. スロットルトリガーロック(A)を押し、放すと元
の位置に戻ることを確認します。
3. スロットルトリガー(B)を押し、放すと元の位置
に戻ることを確認します。
4. エンジンを始動し、フルスロットルにします。
エンジンを始動する前に
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