誤作動する恐れがあります。
急速排気バルブが作動しない場合は、排気ボタンを使用
●
●
して排気を行ってください。
急速排気バルブで排気している間は、給気/排気ボタンを押
● ●
さないでください。水がBCJに侵入する恐れがあります。
排気
BCJ内から排気して浮力を下げるには、インフレーター本
体を水面方向に高くかかげ、排気ボタンを押してくださ
い。[図9]
※BCJから全ての空気が抜けたら、ボタンを離してくださ
い。ボタンを押し続けると、BCJ 内に水が侵入する恐れ
があります。
ダンプバルブ
右肩後部や背面下部にダンプバルブが設けられています。
作動させるには、ノブを持って斜め下側に引きます。[図7]
APAインフレーターユニット(APAタイプ)
タンクから空気を取り込んで浮力を得るには、給気ボタン
を押してください。ボタンを押し続けると、必要以上に空
気が入りますので、少しずつ押したり離したりしながら、
空気量を調整してください。逆に、BCJ内から排気をして
浮力を下げるには、クイックインフレーター本体を水面
方向に高くかかげ、排気ボタンを押すことによって出来ま
す。また、APA排気ボタンを押してすばやく排気すること
も出来ます。
APAインフレーター使用上の注意(APAタイプ)
緊急時(内部配線の破損など)にAPAボタンが使用できな
くなった場合には、排気ボタンを使用してください。APA
インフレーター本体を引きずり海底に接すると、砂や小石
がA P A排気ボタンを詰まらせ、排気操作を不可能にしま
す。その場合は、排気ボタンを使用するか、または急速排
気機能を使用して排気してください。ダイビング終了後、
ボタンを詰まらせている砂や小石を慎重に流水で洗い流し
てください。
BCJの給気
オーラルインフレーション
排気ボタンを押しながら、インフレーターのオーラル給
(排)気口から少しずつ息を吹き込みます。排気ボタンを
押している間は、息を吹き続けてください。[図8]息が途切
れたら素早く排気ボタンを離し、呼吸をします。この作業
を繰り返すことによって、適量になるまでBCJを膨らませ
てください。
注意:
タンクのエアーを節約するために、水中でBCJ にオーラル
による給気をすることは絶対におやめください。重大な事
故につながる危険性があります。安全性の見地から、非常
時の手段として以外の、水中におけるオーラルの給気を禁
止します。
給気
BCJを膨らませて浮力を得る場合には、給気ボタンを押し
てください。[図9]ボタンを押し続けると、必要以上に空気
が入りますので、少しずつ押したり離したりしながら、空
気量を調整してください。
警告:コントロールを失っての急浮上を避けるため、給気
中は常に排気ボタンに指を置いておくことを推奨します。
O.P.E.V(オーバープレッシャーエグゾーストバルブ)
T U S A B C Jには、O.P.E.V が付いています。B C Jに一定内
容積以上のエアーが入った場合、自動的に過剰なエアーが
O.P.E.Vから排出されます。エアーが適正量になると
バルブが閉じ、BCJの破損を未然に防ぎます。
60
ダイビング前の点検
ダイビング前には、以下の項目をチェックしてください。
L.P.(中圧)ホースを、インフレーターとレギュレーター
●
●
に接続してください。
全てのスクーバを組み立て、タンクバルブをゆっくり開
●
●
けてください。
給気機能と排気機能が正常に作動するかどうか、全ての
●
●
装置におい実際に給気と排気を行って点検してくださ
い。装置のいずれかが正常に作動しないと思われる場合
は、ダイビングを行わないでください。
O.P.E.Vのスクリューキャップを、緩みがないようしっか
●
●
りと締めてください。
オーラルインフレーションによってBCJをしっかり膨らま
●
●
せ、その状態で少なくとも30分以上放置して、エアー漏
れがないかどうかを確認してください。エアーが漏れて
いる場合は、BCJを使用せず、お買上げの販売店にて点
検、修理を行ってください。
APAシステムは、ダイビング数でタンク100本、または
●
●
使用状況にかかわらず、購入後もしくはオーバーホール
後1年間を経過した時点で、お買上げの販売店にてオー
バーホールを受けるようにしてください。
ウエストベルトの長さ調整
ウエストサポートパネル(またはハーネス)の穴を通して
折り返してあるベルトの、面ファスナーを一度はがしま
す。ご自分に合う長さに調整したら、再度面ファスナーで
固定します。[図10]
腕繰りの調整(BCJ-9300, 4000)
ウエストサポートパネルには2箇所の穴が開いています。
腕繰りがきつすぎる、または緩すぎると感じる場合は、メ
タルスライダーの取り付け位置を変えて調整できます。外
側の穴に通すと腕繰りが広くなり、内側の穴に通すと狭ま
ります。メタルスライダーをひねって穴から抜き、もう一
方の穴へ通し、固定します。[図11]が完了状態です。メタ
ルスライダーが抜けると、タンクの重さでBCJが後ろ側に
ずり落ち危険です。確実にセットされたかどうかを必ず確
認してください。
タンクへの取り付け
[図12]のようにベルトを通してください。タンクベルトを
タンクに通し、ベルトの端を引っ張り仮締めします。ベル
トとタンクの間に隙間がないよう、しっかりと引き締めて
ください。面ファスナーでベルト本体に仮止めします[図
13]。バックルを起こし、仮止めしたベルトの先端をバック
ルの一番外側の穴に通します。[図14]ベルトをしっかりと
握り、強く引っ張りながら、バックルをタンク側に倒し込
んで本締めを行ってください[図15]。
タンクに取り付けたら、BCJのキャリングハンドルをしっか
り持って、タンクごと上げ下げし、左右に揺すってみてくだ
さい。もし、少しでもタンクがずれるようであれば、バック
ルを外してベルトを緩め、もう一度締め直して下さい。
ダイビング後のタンクの取り外し:ベルト端の面ファスナー
をはがし、バックルを起こします。ベルトを緩めて、BCJを
上へスライドして持ち上げてタンクから外してください。
警告:適切に固定できていない場合には、タンクがBCJか
ら滑り落ちる恐れがあります。タンクが落下すると、空気
供給や浮力コントロールが失われ、重大な事故につながる
危険があります。
ウエイトの着脱
BCJにはウエイト・ローディングシステムが装備されている
機種があります。ウエイト・ローディングシステムにウエ
イトを搭載すると、水中でのBCJのバランスが最適になりま
す。ウエイトの搭載は以下の手順で行ってください。