着脱式メッシュポケット(BCJ-8000)
B C J - 8 0 0 0 の 右 ポ ケ ッ ト 上 部 に は 、 取 り 外 し 可 能 な メ ッ
シュポケットが装備されています。ポケット上部2箇所
のフックピンを外してループから抜くことによって、メッ
シュポケットを取り外すことが出来ます[図21]。ポケット
下のループに通すことによって、ポケット下部に装着する
ことが可能です。また、メッシュポケットのフラップ部を
BCJのウエストベルトの内側に通し、面ファスナーで固定
することによって、ウエストベルト正面に取り付けること
も可能です。[図22]
アンカーベルトの長さ調整
(BCJ-9300, 4000, BC0102, BC0201, BC0403)
カートリッジ内のウエイト重量を体全体に分散させる為
に、アンカーベルトの長さが調整出来ます。適性な位置に
なるようストラップを引き、調整してください。[図23]
ガセットストラップの調整(B C0201, B C J-6900, B C J-
6910)
B C Jのわき下は、ストラップを締める(浮力を減少させ
る)または緩める(浮力を増加させる)ことによって、適
切な浮力に調整することが出来ます。[図24]
ショルダーベルトの調整(BCJ-9300,4000)
BCJ-9300と4000は背面上部のストラップで、ショルダー
ベルトの開き具合を調整できます。BCJをタンクに取り付
けるときは、ベルトの長さを希望する位置に調整してくだ
さい。[図25]
※ ダイブ毎に調整する必要はありません。
チェストベルトの位置調整
(BCJ-9300, BC0102, BC0201, BC0403)
上下に位置調整が可能です。製品出荷時は上部にセットさ
れています。下部へ付け替えるには、チェストベルトの端
のクリップを外し、下部のループへ通してクリップをロッ
クしてください。[図26]
チェストベルトの位置調整(BCJ-8000)
チェストベルトの高さを上下に調整出来ます。チェストベ
ルトの両サイドをスライドさせ、お好みの位置に調整して
ください。
ロールアップバックル(BCJ-1800)
BCJ-1800は2kg未満と軽量で、遠方へダイビングに出かけ
る際に最適です。BCJの右側ポケット裏に、運搬時にコン
パクトにまとめることができるオスバックル(ロールアッ
プバックル)が装備されています。
使い方:ウエストベルト右側(向かって左側)のメスバッ
クルをベルト端までスライドさせます[図27]。左側のポ
ケットからB C Jを小さく丸めます。丸めたポケット部分
に、右側のポケット部分をかぶせます。ロールアップバッ
クルで固定し、コンパクトにまとめてください。[図28]
※長時間まとめた状態のままにすると、ソフトパッド部分
などが変形する可能性がありますので、運搬時以外は通
常の状態で保管してください。
着脱式D リングと回転フック(BC0201),
着脱式D リング(BC0102, BC0403)
BC0201には取り外し可能なDリングと回転フックが装備さ
れています(B C0102にはDリングのみが装備されていま
す)。クリップを押し開いて取り外し、別の位置に取り付
けて使用出来ます。[図29]
BCJの着け方
BCJを背負います。インフレーターホースをショルダー部
分に巻き込みショルダーストラップがねじれないよう注意
してください。次に、ウエストベルトを締めて、面
ファスナーで固定します。ウエストベルトはフック
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面(オス側)とループ面(メス側)の面ファスナーがぴっ
たり重なり合うようにしてください。(※ぴったり重なら
ない場合は、ウエストベルトの長さを調整する必要があり
ます。)その後ウエストバックルをはめ込み、ウエストス
トラップの先端を両側に均等に引っ張って締め付けてくだ
さい。チェストバックルをはめ込み、チェストストラップ
の先端を片側に引っ張って締め付けてください。最後に、
ショルダーベルトのDリングを引いてゆるみをなくします。
タンクを跳ね上げるようにしながら、2〜3回、Dリングを
引き直し、きつくならない程度に締めてください。
ケア&メンテナンス
適切なケアとメンテナンスを行うことで、長年トラブルな
くT U S A B C Jをお使いいただけます。ダイビング終了後
は、できるだけ早く真水にて水洗いを行ってください。水
洗いが不十分な場合、塩や砂の粒子が蓄積して重大な事故
につながる恐れがあります。
BCJ外側を十分に洗った後、クイックインフレーターの排
気ボタンを押しながら、排気口から真水を流し込みます。
何回もBCJを揺すって内部の塩分をよく洗い落としたら、
クイックインフレーターを下向きにして、排気ボタンを押
しながら入れた水を排水します。
この作業を何度か繰り返し、BCJ本体内外に付着した塩分
を完全に洗い落としてください。上記の作業は、O.P.E.Vの
下の、スクリューキャップを反時計回りに回して、ホース
ごとクイックインフレーターを外すことによって、より簡
単に行うこともできます。[図30]スクリューキャップを戻
す際は、時計回りの方向に回して、しっかりと締めてくだ
さい。その際、砂やゴミなどの異物が付着していないこと
と、スクリューキャップの本体側台座の中のリング状のシ
リコンパッキンが入っていることを必ずご確認ください。
また、しっかりとスクリューキャップの溝が噛み合って締
まっているかも十分ご確認ください。水漏れや、重大な事
故の原因となる可能性があります。
チルト式インフレーター[図9]は、バルブの作動不良を防
ぐため、BCJ内部とインフレーターホース内部をよく水洗
いした後は、[図31]のように給気ボタンを押すことによっ
て、インフレーター内部に残った水滴をできるだけ排出す
るようにしてください。
帰宅後は、風呂場などで、もう一度BCJ内外をよく水洗い
してください。水洗い後は、BCJ内部に入った水をできる
限り排水し、オーラルインフレーション[図8]によってBCJ
を適度に膨らませます。膨らませた状態で、ウエストベル
ト等を締めて形を整え、直射日光を避けて陰干しをしてく
ださい。十分乾燥させた後は、ハンガーに掛けて保管して
ください。
頑固な汚れは、水で薄めた中性洗剤をしみ込ませた布で拭
き取った後、流水で洗剤成分を完全に洗い落としてくださ
い。強い洗剤をそのまま用いたり、水洗いが不十分だった
り、ガソリン、シンナー、アルコール等の有機系溶剤を使
用すると変形や変色の原因となりますので、十分にご注意
ください。ダイビング器材は、使用しなくても経時劣化が
起こります。ダイビング数でタンク100 本、または使用状
況にかかわらず、購入後もしくはオーバーホール後1年間
を経過した時点を目安に、必ずお買上げの販売店に器材の
点検を依頼し、必要に応じてオーバーホール(有料)を受
けるようにしてください。定期的なオーバーホールを怠っ
た場合は、器材が正常に作動せず、重大な事故につながる
可能性があります。