安全情報
このFlexiguardアンカーシステムを使用する前に、この説明書の情報をよく読み、理解したうえで、順守してください。従わずに使用すると、重傷を負ったり死亡に至っ
たりするおそれがあります。
本書は本製品の使用者に必ず配布してください。また、本書は大切に保管してください。
使用目的:
このFlexiguardアンカーシステムは、墜落防止または救助システム全体の一部として使用するためのものです。
3Mが指定する以外の取扱説明書に記載されていない用途(例:資材運搬、レジャーやスポーツ関連の用途、その他の用途)に使用しないでください。重大な怪我や死に至
る恐れがあります。
本システムは特別教育等のトレーニングを受けた方だけが使用できます。
!
警告
!
このFlexiguardアンカーシステムは、個人用の墜落防止または救助システムの一部です。すべての使用者は、このシステム全体の安全な取り付けや操作について、十分なト
レーニングを受けることが求められます。誤って使用すると、重傷を負ったり死に至ったりする恐れがあります。適切な製品の選択、操作、取り付け方法、保守、修理につ
いては、取扱説明書および製造元のすべての推奨事項を参照し、作業員の監督者の指示を仰ぐか、3M安全衛生製品事業部までお問い合わせください。
Flexiguard アンカーシステムを運搬する作業は、重傷を負ったり死亡したりするリスクが伴います。リスクを軽減するために以下のことに注意してください。
•
- -
運搬前に、システムが適切に固定/構成されていることを確認してください。運搬要件の詳細については、取扱説明書を参照してください。
-
8 km/h(5 mph)未満かつ10°以下の傾斜で、あるいは取扱説明書に記載されているとおりの方法でのみ運搬してください。
- -
運搬中または使用中に、システムが頭上の物体または電気的危険物に接触しないようにしてください。
Flexiguard アンカーシステムを使用する作業は、重傷を負ったり死亡したりするリスクが伴います。リスクを軽減するために以下のことに注意してください。
•
- -
毎回使用する前に製品を点検し、定期点検として少なくとも年に1度、点検を行ってください。この取扱説明書に記載される点検方法に従って点検してください。
- -
点検により危険または欠陥のある状況が明らかになった場合は、製品の使用を中止し、取扱説明書に従って修理または交換してください。
- -
墜落制止力または衝撃力の影響を受けた製品は直ちに製品の使用を中止し、取扱説明書を参照するか、3Mに連絡してください。
- -
システムを取り付ける/配置する基礎または構造は、取扱説明書または設置説明書に指定された向きで、本製品に規定された静荷重に耐えられる強度が必要です。
- -
取扱説明書に記載された使用可能な人数を決して超えないでください。
- -
組み立て、配置、調整、設置が完了するまで、システムには絶対に接続しないでください。使用者が接続している間は、システムの調整をしないでください。
- -
取扱説明書で規定された安全作業区域の外では、決して作業を行わないでください。
- -
運搬または設置中は、システムに接続しないでください。
- -
システムのアンカーポイント間での移動中は、無胴綱状態を避けてください。
- -
可動部に手などが挟まれる可能性があるため、システムを設置、使用、運搬するときは十分に注意してください。
- -
適切なロックアウト/タグアウト手順があれば、それ従っていることを確認してください。
- -
墜落防止サブシステムは、システムの指定されたアンカー接続ポイントにのみ接続してください。
- -
システムの組み立て、または設置用の穴をドリルで開けるときは、送電線、ガス管線、その他の材料や装置にドリルが触れないようにしてください。
- -
製造元が異なる構成品を組み合わせた墜落防止システムまたはサブシステムを使用する際には、ANSI Z359や他の墜落防止規範、規格、要件など公の規格の要求
事項に合致し、適合性があることを確認してください。システムを使用する前に、必ず安全管理者または有資格者に相談してください。
高所での作業には、重傷を負ったり死亡したりするリスクが伴います。リスクを軽減するために以下のことに注意してください。
•
- -
高所作業に伴う重力や引力などの力に安全に対応できる健康状態と身体能力があることを確認してください。この製品を使用するに当たり、身体能力に不安があ
る場合には医師に相談してください。
- -
使用する墜落防止装置の使用可能人数を決して超えないでください。
- -
使用する墜落防止装置の最大自由落下距離を決して超えないでください。
- -
使用前点検や定期点検で点検項目に合格しない場合や、使用や用途の適合性に問題があると思われる場合は、墜落防止装置を使用しないでください。質問がある
場合には3Mにお問い合わせください。
- -
サブシステムや構成品の組み合わせによっては、本製品の動作不良の原因となる場合があります。適合性のある製品のみを接続してください。本書に記載されて
いない構成品やサブシステムと組み合わせて本製品を使用する際には、3M安全衛生製品事業部までお問い合わせください。
- -
稼働中の機械(例:石油掘削装置のトップドライブ)や電気的障害、極低温・高温、化学的危害、爆発性または有毒ガス、鋭利な角および縁、使用者や墜落防止
装置に落下するおそれのある頭上の物体に、特に注意してください。
- -
高温現場での作業には、アークフラッシュ防護装置または火気使用作業防護装置を使用してください。
- -
使用者や装置に危害が及ぶ可能性のある表面や物体を避けてください。
- -
高所作業の際は、万一の落下距離が十分あることを確認してください。
- -
使用する墜落防止装置を改造、改変しないでください。3Mあるいは3Mが承認した者のみ、本製品を修理できます。
- -
墜落防止装置を使用する前に、万一墜落が起きた場合に速やかに救助できるよう、必ず救助計画を策定してください。
- -
墜落が起きた場合は直ちに、墜落した作業者に医療機関を受診させてください。
- -
墜落制止用途として胴ベルトを使用しないでください。フルハーネス型製品のみを使用してください。
- -
振り子現象を伴って墜落する危険性を最小限に抑えるために、できるだけアンカーポイントの真下で作業をしてください。
- -
本装置を使ってトレーニングを行う際は、二次的な墜落防止システムを使用し、実習者が誤って墜落しないようにしてください。
- -
装置またはシステムを設置、使用、点検する際には、必ず適切な個人用保護具を着用してください。
書類番号:5908278 REV: A
41
JA