第 2 章 デバイスの構成
ADSL インターフェースには、あらかじめ「adsl1」という名前が定義されており、これは
お使いのネットワークからインターネットへの主要接続となります。NetScreen デバイス
( およびネットワーク上のデバイス ) のインターネット接続を許可するには、ISP (Internet
Service Provider, インターネットサービスプロバイダ ) から得られる情報に従って adsl1
インターフェースを構成する必要があります。182 ページの「ADSL インターフェースの
構成」
を参照してください。
NetScreen デバイスは Trust ゾーンのデバイスから発信されたインターネットへのあらゆる
タイプのトラフィックを許可しますが、インターネットから発信されたトラフィックがネッ
トワークへ到達することは許可しません。この他の制限も構成することもできますが、詳細
187
については
ADSL インターフェースの構成
お使いのネットワークでは、NetScreen デバイス上で ADSL インターフェース「adsl1」を
使用して、ATM ( 非同期転送モード ) 仮想回路経由でサービスプロバイダーのネットワーク
に接続しています。さらに仮想回路を構成するには、ADSL サブインターフェースを作成し
ます (
詳細については、183 ページの「ADSL
参照してください )。
WebUI から、Network >Interfaces ページにアクセスし、NetScreen デバイスの現在のイン
ターフェース一覧を参照してください。Telnet またはコンソールセッションを使用している
場合は、CLI コマンド get interface と入力します。adsl1 インターフェースが Untrust
ゾーンにバインドされていることが分かります。ICW を使用してデバイスを設定した場合
は、IP アドレスとネットマスクがすでに adsl1 インターフェースに割り当てられている可能
性があります。
注記: ADSL インターフェースを使用しない場合は、 set interface adsl1 zone null コマ
ンドを使用して Null ゾーンにバインドします。 ICW を使用してデバイスを設定している場
合は、 Untrust ゾーンへのデフォルトのインターフェースとして、 ADSL インターフェース
以外のインターフェースを選択できます。
NetScreen デバイスをサービスプロバイダーのネットワークに接続できるようにするには、
adsl1 インターフェースを構成する必要があります。そのためには、サービスプロバイダー
から以下の情報を入手してください。
•
VPI/VCI ( 仮想パス識別子および仮想チャネル識別子 ) の値
•
以下のいずれかの AAL5 (ATM Adaptation Layer 5) 複合方式
–
–
•
PPPoE (Point-to-Point Protocol over Ethernet) または PPPoA (Point-to-Point
Protocol over ATM) を利用したサービスプロバイダーのネットワークへの接続用
にサービスプロバイダーから割り当てられたユーザー名およびパスワード
•
認証方法 (PPPoE または PPPoA 接続のいずれかがある場合 )
•
オプションで、ご使用のネットワークの静的 IP アドレスおよびネットマスク値
182
ページの「他のポリシーの構成」を参照してください。
仮想回路 (VC) ベースの複合方式 ( 各プロトコルは個別の ATM VC に引き継
がれる )
論理リンク制御 (LLC) カプセル化。複数のプロトコルを同一 ATM VC に引
き継ぐことができる ( デフォルトの複合方式 )
インターフェースに仮想回路を追加する」を
ユーザーズガイド