ADSL インターフェースに仮想回路を追加する
仮想回路を追加するには、ADSL インターフェースにサブインターフェースを作成します。
ADSL サブインターフェースは最大 10 個まで作成できます。たとえば、 「Corp1」という
ユーザー定義ゾーンにバインドされている adsl1.1 という名前の新しいサブインターフェー
スを作成するには、以下の手順に従って行います。
WebUI
Network > Interfaces > New ADSL Sub-IF: 次のように入力して、Apply を
クリックします。
Interface Name: adsl1.1
VPI/VCI: 0/35
Zone Name: Corp1 ( 選択 )
CLI
set interface adsl1.1 pvc 0 35 zone corp1
save
ADSL
サブインターフェースは、182 ページの「ADSL
あるように、VPI/VCI 値の設定を含むメインの ADSL インターフェースと同様に構成する
必要があります。ADSL サブインターフェースは、メインの ADSL インターフェースとは個
別に構成します。つまり、メインの ADSL インターフェースとは異なる複合方式、VPI/VCI
および PPP クライアントをサブインターフェースに構成することができるのです。また、
メインの ADSL インターフェースに静的 IP アドレスがなくても、サブインターフェースに
静的 IP アドレスを構成することができます。片方のインターフェースが PPPoA に、もう片
方が PPPoE に構成されており、どちらも LLC 複合方式を使用している場合は、サブイン
ターフェースとメインの ADSL インターフェースは同じ VPI/VCI 値を使用できます。
VPI/VCI および複合方式
サービスプロバイダーでは、各 VC 接続に対し、VPI/VCI のペアを割り当てています。たと
えば、VPI/VCI のペアとして 1/1 を受信したとすると、これは、VPI 値が 1、VCI 値が 1 で
あることを意味しています。この値は、サービスプロバイダーが DSLAM (Digital
Subscriber Line Access Multiplexer) の加入者側で構成する値と一致していなければなりま
せん。
adsl1 インターフェースで VPI/VCI ペアを 1/1 に構成するには、以下の手順に従って実行し
ます。
WebUI
Network > Interfaces > Edit (adsl1 インターフェース ): VPI/VCI フィールドに
1/1 を入力し、Apply をクリックします。
CLI
set interface adsl1 pvc 1 1
save
デフォルトでは、NetScreen-5GT ワイヤレス ADSL デバイスは、各 VC に対し LLC ベース
の複合方式を使用しています。adsl1 インターフェース上で VPI/VCI を 1/1 に構成し、VC
で LLC カプセル化を使用するには、以下の手順に従って実行します。
NetScreen-5GT ワイヤレス
ADSL の構成
インターフェースの構成」に説明の
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