EM データ「Y データ」
設定「Y データ」では、 水平方向の電導性の導体が優先
的に表示されます。
- 注意事項 -
スキャンされない領域は、平面図において白く重ねられたバーにより識別できます。
スキャンされない領域のプロットは、 表示するデータの選択によります。EM センサーは本体の左外側フレームに位
置しているので、スキャンされない領域の長さは、レーダーデータと EM センサーデータとで異なります。このため
EM センサーのスキャンされない領域の長さは、記録中のスキャナーの位置によっても異なります。
レーダーデータの表示におけるスキャンされない領域
4. 一般的な注意
• EM センサーは、通電のある電線 (50/60 Hz) のスキャン対象分類用に設計されたものです。電流を通さないもの
は検知できません。
• EM センサーデータの表示を最適なものとするために、コントラストを調整することが有効です
(「コントラスト」 -> 「EM センサー」)。
• 信号が著しく減衰するので、金属製パイプ内の導電性の導体のスキャン対象分類は制限されたものになります。
• EM センサーデータの表示は、可能な場合には常にレーダーデータとともに使用してください。EM センサーはスキャ
ン対象分類を想定したもので、探査のためのものではありません。
• EM センサー データの表示の色合いは固定的に事前設定されていて、「色合い」での設定とは無関係です。
• 良好な測定結果を得るためには、 通電電線全体に対してそれを横切る方向で EM センサーをガイドすることが重要
です。このため測定の開始領域または終了領域においては、 状況によってはスキャナーを 180° 回転させることが
有効です。
• ざらざらした構造物表面をスキャンする際には、どのようにスキャンしかたによりスキャン対象が正しく表示され
ない可能性があります。薄いプレート(プレキシガラスプレート、板紙など)をスキャン面の上に置くとそのよう
なエラーを防止できます。
EM センサーデーターの表示におけるスキャン
されない領域 (一番下の 2 つの水平測定軌道で
スキャナーを 180° 回転、下側のディスプレイ)
ja
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