適切な設定は、再生空間やスピーカー設置方法およびそれぞれのお好みに応じて異なります。
吸音効果の高い室内(重いソファーやカーテンなどがある場合)に設置する場合にはツイーターを
+2dBに設定し、吸音効果の低い室内の壁近くに設置する場合にはミッドレンジを-2dBに設定するこ
とをお勧めします。
バイワイヤリングとは、高音域および低音域の周波数を独立したケーブルを介して送ることを指しま
す。バイアンプ法ではケーブルがもう1本必要となるだけでなく、パワーアンプももう1台追加する必
要があります。
トリワイヤリングでは、さらにもう1本のケーブルとさらにもう1台のパワーアンプが必要となりま
す。
ケーブルブリッジは4個付属されています。
通常の使用方法時には、Yケーブルブリッジ(ケーブルシュー1個とバナナプラグ2個)を使用してス
ピーカー端子を接続してください(図3a ~ d参照)。
バイワイヤリングおよびバイアンプ接続を行なう場合には、他のケーブルブリッジ(ケーブルシュー1
個とバナナプラグ1個)を使用してください(図3e ~ l 参照)。
ト リ ワ イ ヤ リ ン グ お よ び ト リ ア ン プ 接 続 時 に は ブ リ ッ ジ を 使 用 し な い で く だ さ
い。アンプへの接続方法は図3m ~ tを参照してください。
HECO LA DIVA スピーカーの接続に関する一般的なご注意
警告: LA DIVAスピーカーの端子部にはHifiアンプのスピーカー出力のみを接続してください。
スピーカーを接続するためには、専門店でお買い求めになれる特別なスピーカーコードが必要です。
音質が落ちないように、長さが3メートルまでのコードは、断面が最低 2.5 mm²、それ以上の場合は
直径が最低 4 mm² のコードを用いることをお勧めします。
アンプやレシーバーは、すべての接続作業が終了するまで、スイッチを切っておいてください。正確
なコードの長さを測ることができるように、スピーカーは予定された位置に配置しておきます。両方
のチャンネルに使用するコードは、どちらも同じ長さにしてください。
コードを接続する時は、必ず位相に応じた接続をするよう、気をつけてください。つまり、スピーカ
ーの黒い端子(-)は、アンプの(-)端子と、それからスピーカーの赤い端子(+)は、アンプの
(+)端子と接続していなければなりません。市販のスピーカー・コードですと、位相に応じた接続
が間違いなく行えるよう、コードの内部が波型の起伏になっているか、色違いのストライプで印がつ
いています。
LA DIVA の端子部は3本ケーブル構成用に設定されています:
バナナプラグを使用した接続(図 4a)
スペードラグを使用した接続(図 4b)
工場出荷設定なし(図 4c)
工場出荷設定のおこなわれていないケーブルは先端を約10~15 mm 絶縁してください。先端は、錫メ
ッキするよりはねじって端子に入れたほうがよく、それをネジで固定します。
コードがしっかり繋がれているか、また突き出た導線などでショートしていないかどうか、よく確か
めてください。この二つの事項は、アンプに重大な損傷を与える原因となることがありますので、ご
注意ください。
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