このデバイスの使用の手引きは、 総合説明と個別手順で構成され、 使用の前に
は両方を熟読するこ とが必要です。 警告 ! このシートには個別手順のみを記載
しています。
QUICK'ARBOR H 個別手順。
この特記事項には、 以下の製品を石製に使用するために必要な情報が含まれ
ています : ツリークライミング用アセンディ ングダブルハンドル。
1) 適用例。
本製品は、 高所からの落下に対する個人保護具であり、 規則 (EU) 2016/425に
準拠しています。 EN 12841 : 2006-B -ロープ ・ アクセス ・ システム/ロープ調
整装置Bタイプ/アセンダー。 2本のスタティ ック、 またはセミスタティ ックなEN
1891-A Ø 10÷13mmのロープ (コア+被覆) と一緒に使う必要があります。 警
告! 認証時には、 Teufelberger Patron PLUS Ø 10 mm / Beal Bonsaï Ø 13 mm
のロープを使用しました。 警告 ! 本製品に関しては、 EN365規定に基づく指示
が順守されなければなりません (総合説明/パラグラフ2.5) 。 警告 ! 本製品に対
しては、 定期的な精密点検が義務付けられています (総合説明/パラグラフ8) 。
2) 通知先機関。
総合説明の凡例を参照してく ださい (パラグラフ9/表D) : M1; N1。
3) 部位名称。 (図2.2) 。 A)安全カバー。 B)二重アッパースロッ ト。 C)ロックカ
ム。 D)開始/安全/解放レバー。 E)グリ ップ。 F/G) サービススロッ ト。 H)コネクシ
ョンスロッ ト (結合穴) 。 注意 ! 製品のいくつかの図は、 取扱説明書 をよりよく理
解していただく ために簡素化 しており、 実際とは異なります。
4) マーク表示。
キャプションなしの英数字 : 総合説明(パラグラフ5)の凡例を参照してく ださい。
4.1 一般 (図 2.1-2.2)。 指示 : 1; 4; 6; 7; 8; 11; 12; 15; 19; 30) 使用可能なロー
プの直径と種類; 31) A字はアタッチメントホールの位置を表示します。
4.2 トレーサビリティ (図 2.1-2.2)。 指示 : T1; T3; T8。
5) 点検。
以下に記載された点検だけでなく 、 総合説明 (パラグラフ3)での指示を遵守し
てく ださい。
各使用の前には、 以下を確認します : カムの歯に欠損と摩耗がないこ と、 取り
付け孔に挿入したコネクターが外部に阻害されるこ となく 自由に回転するこ と。
使用中には常に以下を点検します : 落下を最小限に抑えるため、 ロープがピン
と張っている状態であるこ とを確認します。 アンカリングとユーザーの間でロー
プのたるみがないようにします。 ロープが張った状態で横向きに使用する場合、
ロープが抜け落ちないよう、 特に注意します。
6) 使用の手引き。
高所で作業をするときは、 墜落防止用の個人用保 護具 (PPE) を着用する必要
があります。 高所作業を行う前に、 環境リスク、 付随するリスク、 結果として生じる
リスクなど、 すべてのリスク要因を考慮してください。 使用者は必ずアンカーポ
イントの下にいなければなりません(図13)。 警告 ! メタル ・ ケーブルや使い古し
たロープは使用しないでく ださい。
6.1-ロープの装着。 安全カバーの横側を押して開いてください。 カムを開くため
にレバーを回してく ださい(図3.1)。 レバーを装置に取り付けてく ださい(図3.2)。
ロープを上/下方向に正しく取り付けて下さい(図3.3)。 カムを閉じるためにレ
バーをリ リースしてください。 安全カバーを回転させて閉じ、 それらをボデーに
引っ掛けてく ださい(図3.4)。
6.2 - 機能テスト。 ロープが正しい方向にあるこ とを確かめるためにロック試験
を行います(図4.1-4.2)。 装置を開く ために装置から負荷を取り除き、 ロープを外
してください。 簡単にカムを解放するにはロープ調節装置を上に押すと同時に
レバーを操作してく ださい。
6.3 - 上昇 (腰ロープ調節装置、 または他の適切な装置を使って) 。 中央の付属
穴 「H」 にロックゲートに付属しているコネクターを取り付けて、 それをハーネス
に接続してください。 装置は自由に上方へ走り、 所定の場所でロックします。 垂
直ロープを伝って上に上がるために、 ロープに平行に、 下に引いてください (図
4.2) 。 装置は、 両手でつかめるよう詳細に検討されています。 2つのアセンダー
間の角度100° は、 腕の疲労を縮小にするよう (より良いエルゴノミクスとより大
きな性能) に研究されています。 アンカーと(または)文画点に近づく場合には注
意してください (図7.1) 。 潜在的落下要因が1以上のとき、 ロープ調整器具は決
して使わないで下さい。 すなわち、 ユーザーはいかなる場合もデバイスと(また
は)アンカー ・ ポイントの下にいる必要があります(図7.2)。 注意 ! 落下要因1以
上ではロープが切れこ とがあります。 注意! 特に木の上に平行にロープを張っ
ている間は注意してく ださい。 2個のカムのうちの1つが動かなくなった時の落
下を避けるため、 いつも忘れずに基礎のアンカー ・ ポイントにロープの縁を固
定してく ださい(図10)。
6.4 - 木登り進行テクニック。 ダブルロープ ・ テクニックを使う こ とで、 木に作用す
るようQuick'Arbor Hを使う こ とができます。 装置に次の2つの安全性が付いて
います : a) カムとロープの間に偶然に異物 (たとえば葉または枝) (Fig. 9.2) が
入らないようにする : b) 別々のロープの場合に、 ロープが偶然に抜けるのを防
止する(Fig. 9.4)。 注意! 使用する前に、 木での特別のトレーニングを受けるこ と
は必修です。
6.5 - 注意! この装置は降下時に使う ようには設計されていませんが、 次のよう
な短いセクションには使えます: レバーを部分的に開けてデバイスから負荷を
外し、 安全ロックを動かさないようにデバイスを内側に操作してデバイスを下
に動かして(2)、 負荷を再装着してく ださい(図5)。
Climbing Technology by Aludesign S.p.A. via Torchio 22
24034 Cisano B.sco BG ITALY
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6.6 - 負荷が加わっている状態での取り外し (特許) 。 この装置には、 負荷を完全
に取り外すこ とができない場合にも、 装置を開く こ とができるメカニズムが付い
ています。 カムを回し、 ロープからそれを離すためにラチェッ トグリップを内側
へ移動させます。 そうするこ とでリ リースさせ、 開く こ とができます(図5.1÷5.3)。
操作力は、 装置にかかっている負荷の大きさに依存しまが、 偶然的な解放を防
ぐには十分な大きさです。 このシステムでは、 大きな負荷 (例えばオペレーター
の重量) が加わってもカムは開きません。 負荷が過大な状態でリ リースするとロ
ープをわずかに傷めるこ とがあります。
6.7 - EN 12841:2006。 これらの装置には作業ラインを昇っていく ために、 Bタイ
プのロープ調節デバイスが付いています。 Bタイプのロープ調節デバイスは、 ロ
ープ ・ アクセス ・ システムに組み込むこ とを目的とした個人用保護具(PPE)です。
ロープ調節装置は落下防止には使えません。 ユーザーの全重量が加わったア
ンカー ・ ラインは、 作業ラインと考えられなければならず、 落下を阻止するのが
目的ではありません。 安全ラインにはAタイプの落下防止バックアップ ・ デバイ
スを付けるのが義務となっています。 バックアップ ・ システムは作業ラインに負
荷をかけられないので注意してく ださい(図11)。 警告: EN795規格に適合 (最
低強度 12kN、 非金属アンカーについては18kN) した、 鋭利な箇所がないアン
カーのみを使用してく ださい ; アンカー ・ ラインを損傷する恐れがあるので過負
荷をかけたり装置の上に荷重をかけないで下さい ; ハーネスの最大の長さは
1m(引き綱+コネクター+装置)です ; 使用中、 アンカーポイントは常に操作者
の上に来るようにしてください。 アンカー ・ ラインの技術的性能は、 汚れ、 湿気、
氷、 同一引っ張りの反復使用により変わります。 最大作業負荷は140kg。
7) 記号。
総合説明書 (パラグラフ16)の凡例を参照してく ださい: F1; F9: F20) 使用者。
IST23-2D653CT_rev.1 05-21
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