バッテリーの選定と維持
ここでは12 V充電式電池のみについて説明します。
バッテリーはソーラーを組み合わせるかどうかに応じて選定して
下さい。ソーラー式でもバッテリー式でも、最も頻繁に使う切替ス
イッチの位置が重要となります。「
イッチに関する説明を参照して下さい。
バッテリーのみを電源とする場合
以下に示す容量単位アンペアの12 V 充電式電池を目安として選
定して下さい。以下の目安は、次の充電まで7日間動作する場合
を想定しています。7日を超えた使用はバッテリー損傷の原因とな
り、バッテリーの交換を早めます。バッテリーが確実に動き、かつ
長く持つようにする一番の方法は、12Vの充電式電池を使用し、
充電量が半分になったら充電することです。バッテリーの出力電
圧の確認については、バッテリー・テストの項目を参照下さい。
切替スイッチ
警告!
必ず12 V充電式電池を使用して下さい。
ソーラーを組み合わせる場合
必ず電牧器の電力消費に適したバッテリーとソーラーパネルを選
んで下さい。選定にあたっては、切替スイッチの位置だけでなく、
直射日光の量や取り付け場所もよく考慮して下さい。
以下に示す容量単位アンペア以上の12 V 充電式電池を目安とし
て選定して下さい。この表では、動作中に最大7日間にわたって十
分な太陽光が得られなかった場合を想定しています。また、特定
のタイプに限らず、何種類ものソーラーパネルとレギュレータが使
用されることも考慮されています。詳しくはウェブサイト
www.tru-testgroup.com を参照下さい。
切替ス
電流(およその目安)
イッチ
~ 950 mA
~ 950 mA(昼間)
~ 1300 mA (夜間)
~ 1125 mA (24時間平均)
~ 1300 mA (昼間)
~ 950 mA (夜間)
~ 1125 mA (24時間平均)
~ 660 mA
~ 1300 mA
警告!
必ず12 V充電式電池を使用して下さい。
操作方法
(p.48)」にある切替ス
推奨バッテリー
300 Ah
400 Ah
400 Ah
250 Ah
450 Ah
最低限のバッテリー容量
300 Ah
400 Ah
400 Ah
250 Ah
450 Ah
バッテリーの維持
警告!
バッテリーには有害な化学物質が含まれているので、
取扱いを誤ると怪我をすることがあります。バッテリーの取扱
い、維持管理や安全な使用については本書及びバッテリーに
付属の説明書にあるガイドラインを守って下さい。
バッテリーの充電
警告!
- 充電式ではないバッテリーの充電はしないで下さい。
- ガスが排出しても篭らないように換気の良いところで充電し
て下さい。
バッテリーは定期的な充電が必要です。バッテリー製造業者の推
奨する安全な定格の充電器を使用して下さい。
1
バッテリー充電用プラスのリード線を、バッテリーの+プラス
端子に接続し、バッテリーの充電用マイナスのリード線を、バ
ッテリーの–マイナス端子に接続する。
2
バッテリー充電用の電源プラグをコンセントに差込み、電源
を入れて下さい。
注意!
充電し過ぎはバッテリーの寿命を短くします。バッテリ
ー製造業者の推奨する充電時間を越えないように注意して下
さい。
バッテリーの取扱いと維持管理
屋外など天候の影響を受ける可能性のある場合にはバッテ
リーを保護する適切なケースに入れて下さい。
使用しない場合でも、バッテリーは満充電で保管し、8週ごと
に充電して下さい。
放電しきったバッテリーは放置せず、すぐに充電して下さい。
電解液が適性量であるか定期的にチェックし、最低液面線を
下回らないようにして下さい。
必要に応じてバッテリー補充液(精製水)を補充して下さい。
補充の際はいっぱいにし過ぎないようご注意下さい。バッテ
リー製造業者の指示に従って下さい。
バッテリーを安全に使用するために
ガスが排出しても篭らないように換気の良いところで充電し
て下さい。
50°C以上の環境下で使用しないで下さい。
火の近くや火花が発生する近くで使用しないで下さい。
リモコンの使用
電牧器はTru-Test製のリモコンで操作することができます。特別な
設定は必要ありません。電牧器とリモコンは相互通信ができるよ
う事前にプログラムされています。
電牧器のリモコン対応機能を有効にする
電源をオンにしてから10分間は電牧器のリモコン機能を有効にす
ることが可能です。液晶画面右端の大きな三角形はリモコン機能
を有効にできる状態になっていることを示します。電牧器のその
他の機能は通常どおりです。
リモコン機能を有効にするには、まず、リモコン操作で電牧器の電
源をオフにします(リモコンの取扱説明書を参照)。電牧器のパル
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