線に取り付けられた導体のうち、最も外側にある導体の正射影の
両側に適用されます。距離は以下のとおりです。
公称電圧が1000 V以下の場合は2m
公称電圧が1000 V以上の場合は15 m
鳥害防止や家庭用ペットの囲い込み、もしくは牛など家畜の訓練
に電気柵を使用する場合には、安全面を考慮し電牧器を低電圧
で使用して下さい。
鳥が建物に巣を作るのを防ぐ目的で電気柵を設置する場合は、
アース棒に電牧線を接続しないで下さい。電牧器や電気柵に人
が容易に近づける箇所にはすべて危険表示板を掲示して下さい
。
電気柵が一般道と交わる場合はその箇所に通電しない出入口用
ゲート、あるいは踏み越し段(人間は渡れるが家畜は渡れない)
を設けて下さい。そのような箇所では傍の電気柵に危険表示板を
必ず掲示して下さい。
一般道路もしくは歩道沿いに設置された電気柵には一定の間隔
を置いて危険表示板を杭や電牧線にしっかり固定して下さい。
危険表示板のサイズは10 cm X 20 cm以上にする。
危険表示板は両面とも背景色は黄色とする。表示内容の色
は黒とし、下記のサインかもしくは
「感電注意:電気柵」のような内容を掲示する。
表示板は両面とも消したり彫ったりできないものを使用し、文
字のサイズ2.5cm以上とする。
交流電源のみを使用する電気柵の回路に接続している付属機器
がある場合、交流電源と電気柵の間で、電牧器と同等の絶縁性
を保っていることを確認して下さい。
製造業者により屋外使用が認められていない場合は、気象状況
の変化に対応できるよう機器を保護して下さい。少なくとも保護等
級IPX4の規定を満たす必要があります。
電源アダプタの安全な使用について
感電注意!屋内の乾いた場所での使用に限られてい
ます。
よくある質問
トラブルシューティング
家畜を管理するのに必要な電圧はどれくらいですか?
家畜管理に適切として広く使われている電圧は4 kVです。ただし、
家畜が電牧線を押して通り抜けることがないように柵そのものを
しっかり設置する必要があります。
4 kVを下回っています。どうやって電圧を上げればよいですか?
電牧器をチェックして下さい。
るか、出力最大で動作しているかを確かめます。電牧線端子から
電牧線をはずし、障害位置検出機(Fault Finder)やデジタル電圧計
、もしくはリモコンを使って、端子の間の電圧を測定して下さい。電
圧が6 kV以下の場合、電牧器の修理が必要になるかもしれませ
ん。
電牧器のアースをチェックして下さい。
ニターの電圧値が 0.8 kV未満になっているか確かめます。「
ス監視モニター
(p.49)」を参照。
柵そのものに障害がないかチェックして下さい。
いのは、柵そのものに障害がある場合です。
柵、アース、電牧器のいずれにも異常がない場合で4 kVを下回っ
ている場合には、販売業者に連絡して下さい。柵の延長、柵のレ
イアウト上の不備、土壌のコンディションなどに原因がある可能性
もあります。
障害の場所をどのように特定したらよいですか?
障害の場所を特定するのに役立つツールは障害位置検出機とリ
モコンです。電圧と電流のメーターが、漏電箇所を素早く検知しま
す。敷地内のそれぞれの場所で電源をおとし、デジタル電圧計を
使って電圧の状態を調べてみる方法もあります。敷地内で電源を
おとして、柵の電圧が上がるようであれば、敷地内で他の原因を
調べてみましょう。
電牧器の表示ライトが点滅しません。どうしたらよいですか?
電源が入っているか確認して下さい。柵そのものに障害がないか
チェックして下さい。(上記参照)電牧器をチェックして下さい。(上
記参照)それでも電牧器が動作しない場合には修理が必要にな
るかもしれません。
リモコンを操作しても電牧器が反応しない
リモコンの取扱説明書のよくある質問・トラブルシューティングを参
照下さい。
電牧器のリモコン機能を無効にしたい
リモコンについてはリモコンの取扱説明書を参照下さい。リモコン
を持っていない場合は、最寄の正規取扱店に依頼して下さい。
電牧器のスイッチがオンになってい
液晶画面でアース監視モ
原因として一番多
アー
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