安全・設置取扱説明書
(日本語 – IEC 版)
はじめに
1.0
本書は、IEC 認証を受け、製品ラベルに TUV マークもしくは
JETPVm マーク(図1)を付けた SunPower 太陽光発電(PV)
モジュールに関する安全・設置マニュアルです。
注意 実際の ID 番号と異なることがあります。
図1
重要
本製品をご使用の際は、必ず事前にこの説明書をよくお
!
読みください。この取扱説明書の内容が守られなかった場合、
モジュールに関する
PV
SunPower
ります。
免責事項
1.1
本製品に対する設置技術、取扱、使用は弊社の管理範囲ではあ
りません。したがって、SunPower は不適切な設置、取扱、使
用による紛失、損傷、費用についての責任は負いません。
国際電気標準会議
認証に関する情報
1.2
(IEC)
本製品は、太陽光発電モジュールに関するIEC 61730 の基準
(クラス A)を満たすと共に、IEC 61215 第2 版の基準を十分
に満たしております。IEC 基準は、建造物へあるいは自立型へ
の設置を意図した平板型太陽光発電モジュールに関する規定が
記されています。本製品は、集光した太陽光の使用は想定して
おりません。
制限付き保証
1.3
限定保証書はwww.sunpowercorp.com.でご覧いただ
SunPowerの
この保証は下記の場合には適用されません。
けます。
PV モジュールの誤使用、不正使用、不注意、事故、改造、
不適切な設置、不適切な利用、不適切な取外し(有資格
者以外による設置、応用、取外し。SunPower の設置説明
書もしくは整備手順の不順守。許可された技術者以外に
よる修理、改造。雷、火事、洪水、等のSunPower の管理
外の突発的破損。等を含むがこれに限定されるものでは
ない)
安全注意事項
2.0
設置に際して、このマニュアルの安全説明をすべてお読みくだ
さい。
光の照射下において電気的負荷がかかるとモジュール間の接続に
危険
!
は直流(DC)が流れまた電圧源となります。
を引起すことがあり、また不適切な接合や接合部の開放もしくは破損
したモジュールに接することより怪我や死亡に至る可能性がありま
す。
モジュールもしくは外部から電流があるときはモジュールの接続、
取外しは行わないでください
の制限付き保証が無効にな
直流はギャップにアーク
SUNPOWER CORPORATION
安全・設置取扱説明書
電気接続または遮断の前には、不透明な布や生地で
PV アレイのモジュールをすべて覆ってください。
インバーターがグリッドに電力を供給している時はど
のモジュールもコネクタの取外しを行わないでくださ
い。モジュールの取外し等のためにコネクタを取外す
前にインバータのスイッチを切ってください。
モジュールが設置された後に訓練されていない個人が
モジュール間ケーブルの取外しを防止するため、供給
されたロック式のコネクターおよび安全クリップを必
ず用いてください。
設置は地方・現地の規則を必ず遵守してください。
モジュール内部にはユーザが取り扱える部品はありま
せん。モジュールの部品は修理しないでください。
設置は許可された人だけが行なえます。
実際の回路に接触する恐れがあるので、本製品を取り
付ける前には貴金属は取り外してください。
感電しないように絶縁した道具をご使用ください。
モジュールの上に立ったり、モジュールを落とす、あ
るいは傷つけたり、またはモジュールに物を落とさな
いでください。
破損したモジュール(フロントガラスの割れ、背面の
シートの破れ、端子箱の破損、コネクターの破損など)
は感電、けがの原因となります。販売者、施工者はこ
れらのモジュールをアレーから取外し、廃棄の手続き
をとる必要があります。
モジュールに湿気がある場合、また、強風の際はモジ
ュールの取付けや取扱いは行なわないでください。
メンテナンスが必要な場合は、モジュールの供給業者
に連絡してください。
この取扱説明書を保管しておいてください!
3.0
電気特性
モジュールの電気定格は、AM 1.5G スペクトルおよびセル温度
25℃、入射日照量 1 kW/m² の標準試験条件(STC)で測定します。
SunPower モジュールの電気的特性はデータシートに記載され
ています。
モジュールにはバイパスダイオードが設置されています。ダイ
オードの定格は以下の通りです。
72 セルおよび 96 セルモジュール:8A, 45 PIV (Peak
1.
Inberse Voltage)
128 セルモジュール: 12A, 200PIV
2.
太陽電池モジュールは、STC の値より高い電流および/または
電圧を起こすことがあります。晴天で涼しい天候、あるいは、
雪や水による照り返しは、電流や出力を増やす原因となります。
従い、コンポーネントの定格電圧、導体電流容量、ヒューズサ
イズ、PV 出力端子に接続した制御機器のサイズを決定する際
は、モジュールに、記載されている Isc と Voc に係数 1.25 を
掛ける必要があります。また、ヒューズと導体のサイズを決定
する際、規格によってはさらに係数 1.25 を掛ける必要がある
場合もあります。最大システム電圧を設定する際は、データシ
ートにある開放電圧の温度係数を用いることを推奨します。
-資料 001-15497 修正 I