日本語
(Japanese)
荷重の調整
荷重の調整を行う前に、 完全に引き込んだケーブ
ルに作業荷重を取り付けます。
すべてのゼロ重力バランサは、 工場出荷時に 「最大
荷重」 に予め設定されています。
「マイナス」 ( -) 方向に調整すると、 荷重 (バネ張力)
が減少します。
「プラス」 ( +) 方向に調整すると、 荷重 (バネ張力)
が増加します。
懸架された荷重を容易に所望位置に引っ張ること
ができ、 自由に設定してもこの位置に留まるのであ
れば、 正しい設定が行われています。
再調整を行う際に許容 「最大荷重」 と 「最小荷重」 の
両制限が常に守られるように、 書面で設定値を記録
しておく ことをお勧めします。 これらの制限値につ
いては、 3 ページに記載されているタイプ別予荷重
情報に注意することが重要です。 この要件を遵守し
ないと、 ハウジング内のスプリングが破損する可能
性があります !
シャフト (8) を内側に押すと、 調整中のツールにス
プリングの予荷重がかかることがわかりますので、
ツールをしっかりと保持してください !
荷重を調整するには、 6 mm の六角レンチが必要
です。
六角レンチをシャフト (8) 内に押し込んでから、 レン
チを回転させ、 承認された調整範囲内になるよう荷
重を適切に設定します。
X = 工場出荷時に予め設定されが 「最大荷重」 設
定から 「マイナス」 方向で許容される最大回転数。
(=> 3 ページ)
操作モード
懸架されたツールを使用するために下に引っ張る
と、 選択された位置で懸架されたままになります。
開始位置に戻すには、 上に押して戻します。
メンテナンス手順
● ● 製品サポートとメンテナンスソリューションを
記載した 「ツールのケア」 プログラムをご参照
ください。
メンテナンスは、 必ず 認定された担当者が行って
く ださい。
損傷や腐食が検出された場合は、 ゼロ重力
バランサを一旦撤去し、 その旨を表示し、 上
司または責任者に通知してく ださい。
すべての可動部品および摩擦ポイントを非
腐食性グリースを使って整備すると、 製品
の寿命が大幅に延びます。
05/2017
以下について、 腐食や損傷がないか毎日の目視検
査が必要です。
● - ワイヤケーブル
● - 安全サスペンション (2)
● - 衝突防止安全デバイス (3)
● - 荷重フック (9)
安全サスペンション (2) がクレーンフックである場
合は、 安全キャッチが開いた後に正しく閉じること
を確認してください。
● ● 可燃性または揮発性の液体でバランサを潤滑し
ないでください。
● ● ラベルを取り外さないでください。
● ● 損傷したラベルは交換してください。
コンポーネント、 潤滑剤などを処分する際
には、 関連の安全手順を必ず実行してく
ださい。
メーカーが同梱しているものではない予備
部品を使用すると、 パフォーマンスが低下
する恐れがあります、 またメンテナンスの
向上が図れなかったり、 振動レベルの不必
要な増加を招いたり、 メーカーの責任が免
除されることになりかねません。
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