使用時の原則
• マイクロホンは意図する音源 (話者、 シンガー、 楽器など) に向け、 不要な音源から遠ざ
けるよう にしてくださ い。
• マイクロホンを音源のできるだけ近く に配置してくださ い。
• 低音域をさ らに効かす場合は、 マイ クロホンを音源に近づけて使用してください。
1 つの音源に 1 本のマイ クロホンを使用して下さ い。
• 使用するマイ クロホンの数は必要最低限にしてくださ い。
• 複数のマイ クロホンを使う場合、 他のマイ クロホンとの距離が目的とする音源との距
離よ り も 3 倍以上になるよう にしてくださ い。
• マイクロホンは音の反射壁となるものから、 離して設置してくださ い。
• マイクロホンを屋外で使用する際はウ ィ ン ドスク リ ーンを装着してくださ い。
• 機械的なノイズや振動の収音を最小限に抑えるため、 極端に動かしながらの使用は
控えてくださ い。
• マイクロホンの性能に悪影響を及ぼすので、 マイ クロホングリ ルは、 たとえ部分的であ
っても手で覆わないよう にしてくださ い。
一般的な使用用途と設置方法については下記の表をご参照くださ い。 ただし、 マイクロホンの設置方法は何通り もあり、
人それぞれの好みや感じ方によって異なるため、 いわゆる 「正解」 という ものはあり ません。
用途
タムタム
スネア ドラム
ギターおよびベースアンプ
ボーカル
近接効果
単一指向性マイ クロホン (例えばSM57 ) は、 音源に約6 mmまで近づく と、 100 Hz以下で6~10 dBほど低音域が次第に上昇します。 近接効果といわ
れるこの現象は、 よ りパワフルで心地よい音を生み出すために使用できます。 クローズアップでの使用中に低周波の破裂音を防止するため、 SM57
低周波レスポンスは段階的にロールオフします。 これによ り、 近接効果を上手く コ ン トロールして活用することができます。
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カ ーディオイ ド ・ マイ クロホン用ラウ ドスピーカ ーの推奨配置
不要な音源を拾わないよう にするために
モニターやラウ ドスピーカ ーなどの不要な音源がマイ クロホンの真後ろにく るよう にしてマ
イクロホンを設置してください。 フィ ー ドバッ クを抑えて不要な音源を最大限に抑制するた
め、 パフォーマンスの前にマイクロホン配置テス トを必ず実行してくださ い。
マイ クロホンの推奨配置
各タムまたは一組のタムの間にマイ ク1個を、 ドラムヘッ ドか
ら2,5~7,5 cm上に配置します。 ドラムの ト ップヘッ ドに各マ
イ クロホンを向けます。 ダブルヘッ ドタムには、 ボ トムヘッ ド
を取り除いて、 ト ップヘッ ドに向けてタムの中にマイクを入
れても配置できます。
ドラムの ト ップヘッ ドの リ ムから2,5~7,5 cm上に配置しま
す。 マイ クを ドラムヘッ ドに向けます。 必要であれば、 2本目
のマイ クをボ トムヘッ ドの リ ムのすぐ下に配置します。
スピーカ ーから2,5 cm離し、 スピーカ ーコーンの中心軸上に
配置します。
スピーカ ーから2,5 cm離し、 スピーカ ーコーンの端に配置し
ます。
スピーカ ーから15~30 cm離し、 スピーカ ーコーンの中心軸
上に配置します。
スピーカ ー背面から60~90 cm離し、 スピーカ ーコーンの中
心軸上に配置します。
唇をマイ クロホンの中心軸上、 15 cm以内に近づけるか、 ウ
イ ン ドスク リ ーンに触れます。
モニター
音質
ミディ アムなアタ ッ ク音。 豊かでバランスのとれた音質。
大半はドラムスティ ッ クで「スナップ」します。 「スネア」の
効いた音質
シャ ープなアタ ッ ク音。 強調された低音域。
シャ ープなアタ ッ ク音。 よ り高帯域の音質。
ミディ アムなアタ ッ ク音。 豊かでバランスのとれた音質。
ソフ トなアタ ッ ク音。 抑えた低音。
低音域が強調された力強い音質で、 その他の音源を最大
限に分離します。