1 0. 後針受けの調整
注意
ミシンの不意の起動による人身の損傷を防ぐため、電源を切り、モータの回転が止まったことを確
認してから行なってください。
1
A
B
2
2
1 1. 揺動天びんのタイミングと針糸ループの関係
注意
ミシンの不意の起動による人身の損傷を防ぐため、電源を切り、モータの回転が止まったことを確
認してから行なってください。
「標準的な糸の通し方」で説明してある伸びやすい糸や伸びにくい糸を使用する場合に、針糸ループが、大き
すぎたり小さすぎたりなどで、目飛び、糸切れが発生する場合は、揺動天びんの針糸繰り出しのタイミングを
変更し針糸ループの大きさを調整してください。
4
2
1. ねじ 1 をゆるめた時、揺動天びんが自重で回転しますのでご注意ください。もし回転した場合は「揺
動天びん調整」の項を参照ください。
2. 縫い不良が発生する原因となりますので、上記以外はタイミングを変えないでください。
3
4
3
4 mm
1
– –
針が最下点時、後針受け 1 の左右位置は B の範囲で
針を受けるよう調節します。
1) ルーパ先端 3 が最右点より右針中心まできた時
に後針受け 1 の稜線 A と右針先端を 1.5mm 〜
2mm になるように止めねじ 2 で高さを調整しま
す。
2) ルーパ先端 3 が最右点より右針中心まできた時、
右針とルーパ先端 3 のすき間は 0 〜 0.05mm
になるよう、後針受け 1 を軽く接触させます。
また、中針中心までルーパ先端 3 がきた時、中
針とルーパ先端 3 のすき間が 0 〜 0.05mm を
保つよう後針受け 1 を軽く接触させます。
調節は止めねじ 2 、 4 により行います。
1) ねじ 1 をゆるめます。
2) 2 を手前、もしくは奥に動かしてください。動かす
方向と針糸ループの大きさの関係は表の通りです。
3) 調整後ねじ 1 を完全に締めます。
※
工場出荷時の調整値はクランク 2 とスラストカ
ラー 3 のすき間は 4mm です。 (揺動天びん軸 4
の刻線とクランク 2 の端面が一致。 )
¡ 針糸ループの大きさ
クランク 2 の位置
手前に動かす
標準的な縫い目の
小さくなる
通し方の場合
軟らかい縫い目の
大きくなる
通し方の場合
注) 糸の通し方により、調整する方向が逆になります
ので注意してください。
奥に動かす
大きくなる
小さくなる