6 試験の実施-モーター駆動型(続き)
付属している1kg(2.2ポンド)のおもりを付けると、荷重を
1.5-5kg(3.3-11ポンド)に設定できます。試験の条件に合わせて、荷重
アームの⽀柱に必要な数だけおもりを取り付けてください。例えば、
3.5kg(7.7ポンド)の荷重が必要な場合は、1kg(2.2ポンド)のおもりを
⽀柱に3個取り付け、荷重アームのおもりを0.5kg(1.1ポンド)の⽬盛まで
スライドさせます。
これで、試験を開始する準備が整いました。
6.2 試験⼿順
硬さ計が動いている間は、⼿を触れないでください。
始動ボタンを押します。切削針が動き始め、試験開始位置までくると
1
試料の表⾯に向かって下がり、終了位置にくると上がります。
試料についた傷を観察し、試験⽅法で決められている基準に従って判
2
定してください。必要に応じて、荷重を増やして試験を繰り返しま
す。
⾦属の表⾯の塗膜が完全に破壊されたときは、電圧計の針が10~12Vを指
し、始動ボタンが点滅します(電流を検出する装置が働くのは、試料の下
地が⾦属でその裏⾯が塗装されていない場合だけです)。
6.3 厚い試料を使⽤する場合
Elcometer 3000モーター駆動型クレーメン式硬さ計は、そのままで最⼤
3mm(0.12インチ)の厚さの試料を試験できるように作られています。し
かし、試験厚さ調整⽤キットを使⽤すると、厚さ20mm(0.8インチ)まで
の試料を試験できます。このキットは、アクセサリーとして別途ご注⽂く
ださい。
試験厚さ調整⽤キットには、次のものが含まれています。jp-8ページの図
1に、それぞれの部品を取り付ける位置を⽰します。
部品
説明
アームのスペーサー、55x39x5mm
A
クランプのスペーサー、35x30x12mm
B
ホイール⽤ハイトゲージ、5mmと15mm
C
ホイール⽤ハイトゲージ、10mmと20mm
jp-7
R
数量
www.elcometer.com
3
1
1
1