位置、 他の全てのノブを12時の位置にそれぞれ
設定してからGAINとMASTERを調節すれば、 プリ
アンプのパワー ・ チューブの歪み具合によって様
々な色彩のサウンドが得られることがおわかりに
なるでしょ う。
突然の大音量にびっく り しないように、 アンプ
に電源を入れる際にはVOLUMEノブを絞り切って
おく習慣を付けましょ う。
1.1 フロントパネル
POWER/ON
このスイッチをONの側に切り替えると電源が入
ります。 アンプのライトが点灯し、 チューブが暖ま
り始めます。
PLAY/STANDBY
チューブが暖まるまで30秒ほど待ってからこのス
イッチをPLAY側に切り替えると、 音が出せる状態
になります。 演奏を短時間中断する場合には、 チ
ューブが動作状態の温度を保つように、 このスイ
ッチをSTANDBY側に切り替えて音を切るようにし
てください。 そうすればチューブも長持ちします。
INPUT
シールド ・ ケーブルでギターとこの入力端子を接
続します。
CHANNEL SELECT
CLEANとLEADチャンネルを切り替えるスイッチで
す。 LEADチャンネルが選択されると、 スイッチの
内蔵LEDが青く光ります。 フッ トスイッチを接続す
ると、 フロントパネルのこのスイッチは無効にな
り、 フッ トスイッチだけが使用可能になりますが、
どちらのチャンネルが選択されているかはLED表
示で確認できます。
CLEANチャンネル
CLEANチャンネルでは、 暖かみのあるチューブ ・
トーンが得られます。 ダイナミック ・ レンジは広大
で、 濁りのないクリーン ・ サウンドから野太いクラ
ンチ ・ サウンドまで、 多種多様なサウンドが楽しめ
ます。 様々なタイプのピックアップに対して驚くほ
ど反応が良く、 ギターのボリュームのわずかな設
定の変化にも敏感に反映します。
GAIN
CLEANチャンネルの入力感度を調節します。 ギタ
ーのピックアップの出力レベルにもよりますが、
このノブを12時ぐらいの位置まで回したあたりか
らアンプがオーバードライブし始めます。 このノ
ブは、 LEADチャンネルの動作には影響しません。
右段 :
MASTER
CLEANチャンネルの音量を調節します。 LEADチ
ャンネルには影響しません。
LEADチャンネル
LEADチャンネルでは、 倍音の豊かなチューブ ・
ディストーション ・ サウンドが得られます。 ゲイン
には余裕があり、 エッジの効いたオーバードライ
ブ ・ サウンドから舞い上がるようなリード ・ サウン
ドまで、 多種多様なサウンドが楽しめます。 また、
ギターのボリュームを絞れば、 クリーンなサウン
ドも得られます。 そのため、 ギターのピックアッ
プ ・ セレクターとボリューム ・ ノブをいじるだけで、
サウンドを幅広く変化させることができます。
GAIN
チューブ ・ ディストーションの深さを調節しま
す。 ピッキングのニュアンスによってサウンドがい
かに大きく変化するかを知っていただくために、
このノブを12時の位置に設定し、 ギターのボリュ
ームやピックアップ ・ セレクターの設定を変えた
り、 アンプのBOOSTスイッチをオンにしたりオフ
にしたり して、 実験してみることをお勧めします。
MASTER
LEADチャンネルの音量を調節します。 GAINノ
ブを12時の位置に設定して実験する際に、 クリ
ーミーなリード ・ トーンが欲しい時には、 パワー ・
アンプが滑らかなサチュレーションを起こすまで
MASTERの設定を上げてください。 ヘビーなリフ
などを弾くのにエッジの効いたメタル ・ サウンド
が必要な時には、 MASTERの設定を控え気味にし
てGAINを上げてください。 この手のメタル ・ サウ
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