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ンドを求める場合、 パワー ・ アンプのサチュレーシ
ョンはあまり好ましくないからです。
注意 : LEADチャンネルのMASTERノブを (反時計
方向に) 絞り切っても、 TubeMeister 18の音を完
全にミュートすることはできません。 ごく小さな音
量でアンプを鳴らしたい場合には、 MASTERを絞
るよりもむしろ、 5Wあるいは1Wモードを選択す
る方をお勧めします (詳しくは、 POWER SOAKの
項を参照してください) 。
LEAD BOOST
オンにすると、 スイッチ内蔵のLEDが赤く光り、
パンチと非常に長いサスティーンが特徴のモダ
ンなハイ ・ ゲイン ・ サウンドが得られます。 フッ トス
イッチを接続すると、 このスイッチは無効になり
ますが、 動作状態は確認できます。
BASS、 MIDおよびTREBLE
これらのトーン ・ コントロールは2つのチャンネ
ルが共有していますが、 内部のフィルター回路は
別になっており、 それぞれのチャンネルで理想的
なサウンドが得られるようにチューニングされて
います。
1.2 リアパネル
FX LOOP
シリーズ接続のこのループを使って、 外部エ
フェクターが利用できます。 SEND端子とエフェク
ト ・ プロセッサーの入力端子、 RETURN端子とプロ
セッサーの出力端子をそれぞれ接続してくださ
い。 FX LOOPは、 6.3mm (1/4インチ) 標準プラグを
RETURN端子に挿すとオンになります。
参考 : SEND端子は、 プリアンプの出力を別のパ
ワー ・ アンプやチューナーなどに送る時にも利用
できます。 また、 RETURN端子は外部音源の出力
をTubeMeisterのパワー ・ アンプに入力する時に
も利用できます。 POWER SOAKとRED BOXのレコ
ーディング出力を組み合わせれば、 考え得るほと
んど全ての音源のリアンプやサウンド創りのた
めの機材としても、 非常に興味深い利用法が考え
られます。
REVERB (コンボのみ)
内蔵のデジタル ・ スプリング ・ リバーブの深さを
調節します。 リバーブ回路は、 LEADチャンネルよ
りもCLEANチャンネルで効果を発揮するように設
計されています。
FOOTSWITCH
Hughes & Kettner社製FS-2をはじめとする2
連のフッ トスイッチを接続する、 ステレオ標準端
子です (チップ : CHANNEL SELECT、 リング : LEAD
BOOST) 。 ボタン1ではCLEANとLEADのチャンネ
ル切り替え、 ボタン2ではLEAD BOOSTのオン/
オフがそれぞれ行えます。 Hughes & Kettner社製
FS-1をはじめとする単独のフッ トスイッチを接続
すれば、 チャンネルの切り替えのみが行えます。
参考 : この端子を利用して、 より洗練されたリモー
トコントロールも行えます。 MIDIスイッチャーもし
くはルーパーをここに接続すれば、 TubeMeister
18をMIDIでコントロールできるようになります。
RED BOX
Hughes & Kettner社が開発したRED BOXは、
長年にわたってスピーカー ・ イミュレーション
機能を持ったアナログ方式のギター用DIボック
スの業界標準とされてきました。 そのRED BOX
が、 TubeMeister 18のスピーカー出力の信号を、
ミキシング ・ コンソールにそのまま送れるように
周波数特性を補正したバランス出力に変換しま
す。 RED BOXは、 POWER SOAKに入る前のパワー ・
アンプ出力を取り出します。 この出力の信号をPA
スピーカーやスタジオのモニターで鳴らすと、 ギ
ター ・ アンプそのもののサウンドに聞こえます。
この出力をミキシング ・ コンソールに送る時に
は、 マイク用のケーブルを使用してください。 コン
ソールのXLR入力がライン ・ レベルに設定されて
いることを確認してください。 コンソールにXLR
入力端子やライン ・ レベルの設定が無い場合に
は、 XLR=標準プラグの変換ケーブルが必要です。
このケーブルは一般の楽器店で購入できます。 な
お、 CHANNELのMASTERノブの設定はこの出力
の信号レベルに直接影響しますが、 POWER SOAK
モードを選択した場合には影響しません。