以下の条件を守ってください。
ユーザーは、作業現場で生じ得る危険物質のリスク評価を行う必要があり
ます。
使用場所には EN 12021 に準拠した呼吸用空気のみ接続できます。酸素が
富化した呼吸用空気を使用しないでください。ユーザーは、EN 12021 に
準拠した呼吸用空気とは別のガス(窒素など)を供給するシステムとの危
険な接続について正しく認識し、回避する必要があります。
呼吸用空気の水分含量は、機器が凍結しないように規格で指定された限界
値内にある必要があります。
外部空気供給システムの容量は、接続されている全ユーザーにとって十分
な量でなければなりません。
エアラインを介した空気供給が失敗した場合、安全な避難が可能でなけれ
ばなりません。
エアラインユニットの連結管入口の入口圧力およびフローは、テクニカル
データの仕様と一致していなければなりません。
4.1.1 圧縮空気の供給
外部空気供給システムの継手は、エアラインユニットの入口継手に適合してい
る必要があります。
Dräger が認証した中圧ホースを使用する場合は、最長 100 m のホースを使用
することができます。ラインは、最大 4 本の個別ホース(最大 5 つのホース接
続部)で構成することができます。Dräger 圧縮空気供給ホースの最大作動圧力
は 30 bar です。
4.1.2 圧縮空気供給ホース内の圧力低下
注意
延長ホースを使用すると、呼吸用空気供給システムと連結管との間で圧力低下
が生じます。
►
発生した圧力降下を補正するには、呼吸用空気供給システム (環状ライ
ンやコンプレッサなど)の圧力を相応に上げてください。
以下の表は目安として役立ち、連結管入口部で十分な給気を利用できるように
するために必要な、呼吸用空気供給システム用の圧力を例示しています。
ホース長さ (m)
圧力 (bar)
10
3.9
25
4.5
ホース長さ (m)
圧力 (bar)
60
6.3
75
6.8
ホース長さ (m)
圧力 (bar)
30
4.7
50
6.1
この表は、認証済みの Dräger 供給ホースの使用時のみ適用されます。
それでも警告ホイッスルが鳴った場合は、個々の呼吸用空気供給システムの一
般条件によってライン内で圧力が損失している可能性があります。その場合
は、警告ホイッスルが鳴り止むよう圧力を上げる必要があります。
警告ホイッスルが鳴らない場合は、ユーザーに十分な呼吸用空気が供給されて
いることを示しています。
4.2
使用前の準備
換気ベストは以下の指示に正確に従って装着してください。
4.2.1 エアラインユニットを準備する
エアラインユニットの連結管は、外部空気供給システムに接続できるよう、身
体左側に装着する必要があります。必要に応じて連結管をケース内で反転させ
ます。このために、腰ベルトを外し、バックプレート (取り付けられている場
合)を取り外し、連結管を反転させてください (4 ページの図 B を参照) 。
再度組み立てる際は、警告ホイッスルカバーの段付部が連結管ケース内にある
ことを確認してください (4 ページの図 E を参照) 。
腰ベルトはベストとは別に装着するか、またはスナップボタンが付いているベ
ルトでベストに固定することができます (4 ページの図 C を参照) 。腰ベルト
がベストに固定されている場合、腰ベルトは着用者の腰のより高い位置にあり
ます。
4.2.2 換気ベストを装着する
冷却効果を確保するために、厚手の衣服や断熱服を換気ベストの下に着用しな
いでください。Dräger は長袖のシャツを着ることをお勧めします。
1.
化学防護服と換気ベストを目視点検します (6.3 章を 64 ページで参照) 。
2.
腰ベルトをエアラインユニットと共に着用します。
3.
45° の角度になっている接続用ホース継手をベストに接続します (5 ペー
ジの図 F を参照) 。
4.
ベストを着用します。接続用ホースの直角継手が空いていることを確認し
てください。
使用方法
ja
ホース長さ (m)
圧力 (bar)
100
7.2
61