SOLO6 - TWIN6 - SUB12
プロ用アナログモニタリングシステム - 取扱説明書
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HFシェルビング
これは± 3 dBで、4.5 kHz以上の高周波レベルを調整するのに使用します。
LMFエコライザー
低中域周波数エコライザーは、Qファクター(超低音の電磁制動)1に対して、中心周波数160 Hzでの音量調節を作動させる、あるいは
解除するのに使用します。スピーカーがコンソールの卓や縁、あるいは反射し得るあらゆる台に設置されている場合、スイッチを–1
、-2、-3 dBに調節するよう推奨いたします(図H)。
LFシェルビング
これは± 3 dBで、150 Hz以下の低周波レベルを調整するのに使用します。コンソール上、壁際、コーナーなどのスピーカー位置に対し
て、この調整は非常に便利。こうした周波数を多少和らげる傾向が見られます。
ランプ
「オン/オフ」のLEDランプはスピーカー前面の、フォーカスモードランプの上、Focalのロゴ脇に位置します。
フォーカスモード
フォーカスモードは2ウェイ(Twin6は2.5ウェイ)から1ウェイへ移行するのに使用します。
Solo6およびTwin6は(フォーカスモードで)110 Hzから10 kHzの周波数特性であるため、テレビ、PC、車内、ドッキングステーショ
ン、iPod®、その他のあらゆるマルチメディアシステムのように、低域で周波数特性に限界のあるシステムへミックス転送する際のクオ
リティー確認が可能です。
このフォーカスモードはまた、オーディオ信号内に含まれるその他の情報に対して周波数特性を変更し、音量バランスを整えるのに
非常に重要な中域や低中域を確認することもできます。2ウェイ(Twin6は2.5ウェイ)のサウンドシグネチャーに近いリスニングを提
供。このフルレンジスピーカーユニットは、同じスイートスポットを維持しつつ、ステレオイメージへまったく別のアプローチを展開
します。
インプット
フットスイッチタイプのコントロールペダルを接続する、あるいはSolo6、Twin6、Sub12のフォーカスモード出力端子(アウトプッ
ト)から送信される信号を受信する入力端子。
アウトプット
Solo6またはTwin6を、別のSolo6、Twin6、またはSub12のスピーカーと接続するための出力端子。
Solo6またはTwin6にコントロールペダルを接続し、スピーカー2台の交流を確実にするために、6.35mmモノラル(あるいはペダルに
応じてステレオ)ジャック2本が備わった楽器タイプのケーブルを使用してください。
Sub12に特有のレベル調整(図F)
Sub12のレベル調整は、モニターの音量に応じてサブウーファーの音量を決定します。それに加えてこの調整では、Sub12の位置に固
有の音響効果を考慮してサブウーファーの設置箇所を選択することが可能(コーナーでは+ 6 dB、すなわちシステム全体の周波数特性
が完璧な懸垂線を描くよう、レベルを和らげる必要があります)。
ハイパス
2.1システムを使用する際、Sub12に接続されたスピーカーのハイパスフィルターを調整するのがこのゾーンです。45 Hz/60 Hz/90 Hzの
セレクターは、サブウーファーSub12とのシーリングを最良の状態で進められるよう、カットオフ周波数を選択することが可能です。
ローパス
この回転式ポテンショメーターは、サブウーファーのローパスフィルターを介してカットオフ周波数を調整し、本製品が再生すべき最
大周波数を決定することが可能です。この設定は本製品のカットオフ周波数を最大限向上させるのが目的。システム全体(サブウーフ
ァー+スピーカー)の周波数特性を最もフラットな状態にするものです。LFE(低周波効果)では、ローパスフィルターはオフになりま
す。