AC プラグの3番目のワイヤ (グランドプラグ) は決して取り外さないでください。安全上の問題を引き起こす原因になります。
音が歪む、不鮮明
最初にミキサー (信号ソース) がクリッピングやオーバードライブになっていないことを確認します。PVXp 15 でレベルコントロール
(6) の設定が低すぎないことを確認します。PVXp 15 リアパネルの入力ジャックに入力プラグがきちんと収まっているか確認しま
す。PVXp 15 の入力ジャックにパワーアンプの出力がつながっていないことを確認します。延長コードを使用して AC 電源を本
体ユニットに供給している場合、電流容量は十分かどうか、また、他のデバイスにも電源を供給するために使用していないこ
とを確認します。
PVXp 15 は コンツア EQ を内蔵し、システムのスピーカーの自然なレスポンスを拡張しスムーズにしています。コンツアボタンが
オンのとき、バスブーストと HF EQ がかかり、システムがバックグラウンドミュージックに対して公称平衡応答であるため、EQ を
追加する必要はほとんどありません。過剰なバスブーストや HF ブーストが外部から PVXp 15 に加わる場合、これは高い SPL
のとき早すぎる過負荷の原因になります。外部 (ミキサー、ラック) EQ の量を減らして、歪みがなくなるかどうかチェックしてくだ
さい。
ラインレベル信号が XLR ジャックから入力されていないことを確認します。これはゲインが 1 / 4" TRS ジャックより 13 dB 多くな
り、ミキサー出力レベルが高いときは過負荷の原因になります。
PVXp 15 はパワフルな高出力ユニットですが、限度もあり、十分なサウンド出力やカバレッジのためにパワードユニット (サブウ
ーファー) を必要とすることがあります。その場合、ミキサーレベルを少し下げてこれで問題が解決されるかチェックしてみます。
安全のため必要と思われることを含め、ここに示したことをすべてチェックした後もシステムの問題が解決されない場合は、条
件をすべてメモした上で、Peavey ディーラーにお問い合わせください。
お手入れとメンテナンス
PVXp 15 は耐性に優れた頑丈な製品で、手入れを怠らなければ何年も信頼性を損なわずに使用できます。安全上の注
意事項や警告を守り、危険な動作状態を避けてください。
本体ユニットを扱う前には必ず AC 電源を切ってください。保守作業はすべて資格のあるサービス担当者に依頼してください。
直射日光/熱
直射日光の当たる場所で長時間の使用は避けてください。本体ユニットが過熱し、サーマルシャットオフを起こす原因になり
ます。非常に高温の動作条件も同じようにサーマルシャットダウンの原因になります。きわめて高温もしくは低温の条件下、あ
るいは湿度のきわめて高い場所に保管しないでください。必ず本体ユニットを室温に戻してから使用してください。
クリーニング
PVXp 15 は、接続しているときあるいは電源が入っているときにクリーニングしないでください。AC 電源から完全に切断した状
態で、乾いた布を使って汚れを拭き取ってください。PVXp 15 には強い溶剤を使用しないでください。キャビネットを損なうこと
があります。PVXp 15 の内部に液体がかからないようにしてください。
手直し
外観を良くし、コーティングで保護するため、手袋を使い、プラスチックのキャビネットの表面にのみ、Armor-All
プロテクタント
®
などのプラスチックプロテクタを塗布します。このような手入れの後、キャビネットは滑りやすくなります。乾いた布で強めにこすり
滑りが小さくなるようにしてください。
ハードウェアの安全性を確認
使用を始めて数か月後およびその後は定期的に、リアパネルのネジ、バッフルとリアキャビネットを固定するネジを含め、PVXp
15 システムハードウェアの緻密さ、タイトさを確認します。本体ユニットは大きな振動の影響を受け、これは使用中に緩む原
因になります。
構造・設計仕様
パワースピーカーシステムの周波数応答は 60 Hz から 20 kHz です。聞こえない歪みを伴うピーク SPL は、音楽ソースで最
大出力までドライブし、1M の距離から測定した場合、127 dB です。システムは、Peavey
Pro 15 15" ヘビーデューティーウ
®