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1 接続およびコン トロールの概要
TubeMeister 36 には3つのチャンネルがあり、 そ
れぞれに専用のGAINとMASTERコントロールが
用意されています。 このGAINとMASTERは、 3つの
どのチャンネルのサウンド創りにおいても 「陰」 と
「陽」 の関係を持っています。 これらのチャンネ
ルからサウンド創りの多くの可能性を引き出すた
めには、 いろいろと実験してみるのが最良の方法
です。 手始めにPOWER SOAKを5Wモードに設定
し、 全てのノブを12時の位置に設定してみてくだ
さい。 その後、 GAINとMASTERの設定の組み合わ
せをいろいろと変えてみて、 プリアンプやパワー
アンプのチューブが生み出す様々なディストーシ
ョンのニュアンスをつかんでください。 MASTERノ
ブを絞ると乾いたサウンドになり、 上げるとパワ
ー ・ チューブが艶やかなディストーションを生み
出します。 TubeMeister 36のどのチャンネルも、 入
力信号に対して非常に敏感に反応します。 ギター
側でピックアップの選択やボリュームの設定を変
えるだけでも、 驚くほど幅広いサウンドの変化が
得られます。
注意: 突然大きな音を出して周囲を驚かせないた
めにも、 TubeMeisterの電源をオンにする時には、
接続したギターのボリュームを絞りきっておく習
慣を身に付けるようにしてください。
1.1 フロン ト ・ パネル
POWER/ON
このスイッチをONの側に倒すと、 電源が入りま
す。 アンプの照明が点灯し、 チューブが暖まり始
めます。
PLAY/STANDBYスイッチ
チューブが暖まるまで30秒待ってから、 この
STANDBYスイッチをPLAY側に切り替えます。 これ
でアンプは音が出せる状態になります。 演奏を短
時間中断する時には、 チューブが動作温度を保つ
ように、 このSTANDBYスイッチだけをオフにして
ください。 そうすることにより、 チューブはより長
持ちします。
INPUT
6.3mm (1/4 ) 標準プラグの付いたシールド ・ ケー
ブルで、 ギターをこの端子に接続します。
CLEANボタン
このボタンを押すと青いLEDが点灯し、 クリーン ・
チャンネルが選択されます。
GAIN [CLEAN]
クリーン ・ チャンネルの入力感度を調節します。