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合、 その設定は全てのチャンネルに影響します。
しかし、 MIDIで切り替える場合 (第3章参照) は状
況が全く違います。 POWER SOAKのモードは、 好
みのチャンネルの設定や別のMIDIプリセッ トと
のセッ トで保存できます。 つまり、 フッ トボードの
スイッチを踏むだけで、 アンプの出力レベルを
切り替えられるのです。 この場合はPOWER SOAK
も、 ステージでクリエイティブなサウンド創りを
するためのツールのひとつとして使えることにな
ります。
SPEAKER
ギター ・ アンプ用のスピーカー ・ キャビネ
ッ トをこの端子に接続します。 インピーダンスの
合計が8∼16Ωの範囲内であれば、 1本のスピー
カー ・ コードで好きなキャビネッ トを好きなよう
に組み合わせて接続できます。 以下の方程式は、
インピーダンスの異なる2台のキャビネッ ト (R1お
よびR2) の合計インピーダンス (R) の計算法を示
しています。
シリーズ (直列) 接続: R = R1 + R2
例: 8Ωのキャビネッ トが2台なら、 インピーダンス
の合計は16 Ωになります。 ただし、 現在では直列
接続されるキャビネッ トはほとんど出回っていま
せん。 並列接続の方がはるかに一般的です。
パラレル (並列) 配線: R = (R1 x R2 ) / (R1 + R2)
16Ω のボックスが2台なら、 合計インピーダンス
の計算は以下のようになります :
R = ( 16 x 16 ) / ( 16 + 16 )
R = 256 / 32
R = 8
注意:コンボ ・ タイプのアンプでは、 この端子には
すでに内蔵スピーカーが接続されています。 他の
ギター ・ アンプ用キャビネッ トを使用する場合は、
内蔵スピーカーのプラグを抜いてください。
電源入力
付属の電源ケーブルをこのソケッ トに接続しま
す。 ソケッ トのすぐ隣には、 電源ヒューズのホルダ
ーがあります。 ヒューズが切れた場合は、 必ず同
じ規格のヒューズを使用し、 交換作業は資格のあ
る技術者が行うようにしてください。
2 標準設定および配線
Stage or Recording Mixer
RED BOX
DI OUT
3 MIDI
TubeMeister 36には、 7ピンのMIDIポートが付い
ています。 このうち2本のピンはファンタム電源
の供給用で、 20Vの直流が出ています。 Hughes &
Kettner社製FSM 432などのMIDI機器を接続すれ
ば、 機器の電源を壁のコンセントなどから別途調
達する必要はありません。 標準的な5ピン ・ コネク
ターは、 ファンタム電源に接続されないので、 通
常のMIDIボードを接続するのに使用できます。
Tubemeister 36はMIDIでコントロールできるの
で、 サウンドの切り替えやデータの保存のための
便利な機能が利用できます。 MIDI互換のコント
ローラーやフッ トボード、 マルチエフェクターで
多くのMIDIプリセッ トを駆使すれば (下記参照)
、 TubeMeister 36のディープなサウンドの世界を
探り、 以下の設定をあらゆる形で組み合わせ、 フッ
トスイッチ1個で呼び出せます。
FX-Unit
Return
Send
MIDI
FX/Reverb
Channels