圧」×「直列数」<データシートに記載の「最⼤システム電圧」となるよう
に直列数を決めてください。
4.3 並列接続
モジュールを並列に配線し、必要な出⼒電流を得ることもできます。モジ
ュールを並列に接続する電路には、その電路に短絡を⽣じた場合に電
路を保護する過電流遮断機(逆流防⽌ダイオードを含む)を施設し
てください。バイパスダイオードは、出荷時にモジュールに取付けてあります。
並列での最⼤モジュール数に関する過電流遮断機追加条件や制限に
ついては、関係規約をご覧ください。
5.0
モジュールの設置
マキシオンモジュールの制限付き保証は、本章にある必要条件に従って
設置したモジュールに対して適⽤されます。
5.1 現場の条件
マキシオンモジュールの設置は、下記の条件を満たした場所に⾏ってくだ
さい:
作動温度 マキシオンモジュールの設置には、下の表にある最⼤および
最⼩温度内で作動できる環境が必要です:
最⼤作動温度 (外気温)
最⼩作動温度 (外気温)
モジュールの背⾯側に適切な換気を取り付けてください。とりわけ⾼温
環境では不可⽋です。
影:モジュールは恒久的にセルに影がかからないようにし、部分的に影
がかかる場合においても⽇または年間でのかかる回数が最⼩となるよう
に設置して下さい。恒久的な影とは、1 ⽇の発電時間を通してパネルの
同じ位置(⼀定の⾯積)にかかる影を指します。
影は⼤きな出⼒の減少の要因となる場合があります。特に昼間に出⼒
が最⼤となるタイミングにおいては、たとえ⼩さな影であっても最⼤限避
けるようにして下さい。
設計強度 マキシオンモジュールは、5.2 に明記された構成で設置した場
合は、IEC 61215 で定められる正圧および負圧荷重に耐えうるように設
計されています。
積雪地域や⾵の強い地域においては、各地域で要求される基準を満
たしながら、必要⼗分な強度設計を⾏って、パネルの設置を⾏ってくだ
さい。
P シリーズ架台取り付けパネル向き(JET 認証範囲外)
P シリーズのモジュールは、横向き設置向けに設計されています。横向き
設置にすることにより、アレイ間影によるロスおよびパネル表⾯の端に残
る汚れを最⼩限に抑えることができます。
他の認められた設置環境(JET 認証範囲外)
+85 °C
−40 °C
© December 2021 Maxeon Solar Technologies, Ltd. All rights reserved. この説明書の内容は通知なしで変更されることがあります。
安全・設置取扱説明書
マキシオンモジュールは以下のテストを通過しており、その範囲内であれば
使⽤可能です。
・塩⽔噴霧試験: IEC 62716 Severity 6
・耐アンモニア腐⾷試験: 濃度 6.667ppm
設置不可の環境
マキシオンモジュールは、海⽔に直接触れる場所および他の過酷な環境
下には設置しないでください。
太陽光モジュールに海⽔が直接かかる可能性がある場合には、マキシオ
ンの制限付き保証の対象外となります。
また、可燃性の液体やガス、有害物質のある場所、動く乗り物等には
設置しないでください。
5.2 取付構成
モジュールは、平らな⾯に設置し、ねじれやストレス(温度の寒暖差によ
るストレスも含む)を避けなければなりません。
モジュールは⽔平から垂直までどの⾓度でも設置できます。⽇光に最も
良くあたる⽅向に設定してください。
モジュールの洗浄回数を減らすため、また、⽔滴が表⾯に溜まるのを避
ける為、パネルは⽔平⾯に対して 5 度以上に設置することをお勧めしま
す。
産業⽤モジュールには、図 2 で⽰す⻑辺フレームの D の 388‐408mm の
20 ㎜の範囲にスタックピンが付いているものがあり、その上からモジュール
をおさえることは出来ません。
モジュールの⼨法、取付⽳・接地⽳の位置は図 2 及び表 2 をご覧くださ
い。
端⼦箱に⽔が⼊り安全性の問題が⽣じる恐れがあるので、モジュールの
取付けでは前⾯/上部のガラスは下向きにしないでください(例:スリー
プモードで端⼦箱が上向きになるトラッキング構造)。
マキシオンのモジュールは⽔密⽣を⼗分に確保していないため(上⾯か
ら下⾯に⽔が⼀部通過します)、使⽤する⽤途に応じてシステム側で
設計を⾏う必要があります。その際にはモジュールに問題が発⽣しないよ
うな排⽔の設計が必要です。
モジュールフレームと構造体あるいは地⾯との間には、配線損傷を防ぎ、
モジュール裏側の通気を確保するように隙間を設ける必要があります。
設置するモジュール間の距離はどのような架台においても最低 5mm 以
上離してください。
屋根に設置する場合、モジュールは現地の建築および耐⽕性に関する
法令、規則に従って設置してください。屋根材⼀体型(BIPV)として
設置する場合は、防⽔および防⽕下張りの上に設置下さい。また、屋
根にモジュール・架台等の重量が加わっても、建物の構造上問題がない
かについて、専⾨家と事前に確認を⾏う必要があります。
‐資料 001‐15497 改定 W