ワイヤレス撮影
フラッシュをカメラから取り外して置く位置を工夫すると、陰影をつけた立体感のある写真や自然な陰影
をつけた写真にすることができます。このような撮影をしたいときには、カメラとフラッシュをコードで
接続しなければならないことが多いのですが、EF-530 DG SUPER では、カメラとフラッシュの信号の伝
達をフラッシュの光を利用して行うため、コードがなくても撮影することができます。ワイヤレス撮影を
行うには 2 台以上の EF-530(500) DG SUPER が必要です。
◆B タイプカメラでは、 ワイヤレスマニュアル発光撮影とワイヤレスマルチ発光撮影のみ使用できます。 EOS750
と EOS850 ではワイヤレス撮影はできません。
◆ここではカメラに取り付けるフラッシュを「マスター」 、カメラから離して置くフラッシュを「スレーブ」と
表記します。
◆カメラから離して使用するときは、付属のミニスタンド(三脚ねじ穴付)を取り付けると便利です。
◆画面内にフラッシュが入らないよう注意してください。
◆被写体よりフラッシュは約 0.5m〜5m、カメラは約 1m〜5m の範囲内にセットしてください。
チャンネル設定
他の人がワイヤレス撮影をしていると、その信号光によりお使いのフラッシュが発光してしまうことがありま
す。このような場合には、他の人とは違うチャンネルを設定します。
マスターのチャンネル設定
①
MODE ボタンで
②
SEL ボタンを数回押してチャンネル表示を点滅させます。
③
+ 或いは − ボタンを押してチャンネル番号を設定します。 (C1〜C4
のいずれかにセットします。 )
④
SEL ボタンを数回押して表示を点灯させます。
スレーブのチャンネル設定
① MODE ボタンで ETTL/
② SEL ボタンを数回押してチャンネル表示を点滅させます。
③ + 或いは − ボタンを押してチャンネル番号を設定します。 (C1〜C4
のいずれかにセットします。 )
④
SEL ボタンを数回押して表示を点灯させます。
◆ マスターとスレーブのチャンネル番号が異なると、スレーブは発光しません。同じ番号を設定してください。
スレーブ ID の設定
複数のスレーブを配置し、光量比を設定したワイヤレス発光撮影を行う場合には、メインとサブの識別をするた
めの ID を設定します。
① MODE ボタンで ETTL/
② SEL ボタンを数回押してスレーブ ID 表示を点滅させます。
③ + 或いは − ボタンを押して ID 番号を設定します。 (1、2、3 のいずれかにセットします。 )
④
SEL ボタンを押して表示を点灯させます。
◆ 複数のスレーブの光量比設定を行わず、同一光量で発光させる場合は、スレーブ ID の設定は不要です。
マスター発光の設定
マスター自体を発光させるか、発光させないかを設定できます。
マスター発光 ON に設定
① MODE ボタンで
② + 或いは − ボタンを押して液晶パネルに
◆マスター発光 ON の場合、スレーブ ID は自動的に 1 に設定されます。
マスター発光 OFF に設定
「マスター発光 ON に設定」 と同じ手順で + 或いは − ボタンを数回押して、 液晶パネルに
9
ワイヤレス撮影の準備
を選択します。
/
を選択します。
/
を選択します。
を選択します。
を表示させます。
を表示させます。