5.
操作
a.
初期設定
1.
ホルダーを電源の出力コネクタに接続します。
2.
使用するカートリッジをホルダーに差し込みます。
3.
完全に止まるまで、カートリッジを押し込んでください。
TATC カートリッジの場合、カートリッジシャフトの平らな面をハンドルの開
•
口部に合わせます。完全に止まるまで、カートリッジを押し込んでください
。カートリッジが完全に押し込まれると、ハンドルの挿入マークが点滅しま
す。点滅したら、それ以上カートリッジを押し込まないでください。2 つめ
のカートリッジでも同じ手順を繰り返します。
4.
ホルダーを付属のワークスタンドに置きます。
5.
スポンジを使用する場合、蒸留水でスポンジ (硫黄を含まないスポンジ) を濡らしま
す。
6.
電源コードをアース付きのコンセントに接続します。
7.
電源スイッチを押し、電源を入れます。注記 :正しく接地されていることを確認して
ください。。接地されていない場合、電源は入りません。本機は、絶縁変圧器が使用
されている電気回路網では機能しません。
8.
出力セレクタ/コマンドボタンを使用して、使用するホルダー(右か左)を選択します。
b.
すべてのチップカートリッジの交換
1.
システムの電源が切れていることを確認してください。
2.
カートリッジ取り外しパッド (MX-CP1) を使用して、カートリッジを抜き出します。
注記 :チップカートリッジは高温になっている可能性があります。カートリッジを取
り外す際に金属製工具(たとえばプライヤなど)を使ってはいけません。
3.
新しいカートリッジをホルダーに押し込みます。
4.
ホルダーを付属のワークスタンドに置きます。
5.
電源スイッチを押し "ON" にします。新しいカートリッジは、すぐに最高温度まで
熱くなります。
c.
MX-PTZ および TALON の操作
1.
チップを清掃し、一旦加熱して新しいはんだで覆って
ください。
2.
チップが部品のすべてのリードと接触していることを
確認します。チップの傾斜部または直線部のいずれか
を使用できます。リード全体にはんだを供給して、サ
ーマルブリッジを作ります。
3.
チップを強く押し付け、すべてのリードにリフローが
完了するまで待ちます。
4.
圧力をかけたまま、部品を持ち上げます。
d.
MX-PTZ チップの長さと角度の調整
6.
アプリケーションノート :
a.
チップの寿命を延ばすには
1.
毎日、カートリッジシャフトおよびホルダーを取り外し、付着した汚れを、変性アルコ
ールときれいな布で清掃してください。シャフト に附着している取りづらいフラックス
残渣は、真ちゅうブラシを使用すると取り除くことができます。
2.
作業終了後には、チップをきれいに清掃し、新しいはんだでチップ先端を覆ってくださ
い。はんだにより、チップの酸化が防止されるので、チップの寿命が延びます。
3.
できるだけ低い温度のカートリッジをご使用ください。高温カートリッジに比べチップ
の酸化速度が遅いため、チップの寿命が長くなります。また、部品や基板に熱によるダ
メージを与えるリスクも低減されます。
:長さと角度は以下のように調整できます。
61
サーマルブリッ
ジ