ARIA
K2
™
取扱説明書
最適化
より優れた音をお楽しみいただくには以下の方法をお試しください。
Aをウーファーの中心から最も近い床または壁までの距離、Bを中間距離、Cを最大距離(A < B < C)とすると、B2 = ACが最適な位置配
置となります。
• 例:
ウーファーの中心が後壁から50cm(A)、床から60cm(B)の場合、理想的な側壁との間隔は72cmです (C = B
付属品
Aria K2は、金属製のベースとスパイクを一体化しています(Aria K2 926、936)。スパイクの高さは、付属のカギで調整できます。使用
後、このカギはスピーカーの保護グリルの後ろに収納できます(図G、H)。
スパイクには保護用のキャップを付けることができます(図I、J)。
Aria
K2には、スピーカーを保護するためのカバーが付属されています。磁気グリップシステムで簡単に取り付け、取り外しが可能で
す。音楽を聴くときは、スピーカーのパフォーマンスを最大限に引き出すために取り外すことをお勧めします。
使用方法
Aria
K2の動作は、部屋の音響、スピーカーの適切な配置場所、およびリスナーの位置により変わります。何度も改善していくことで、
お客様が求める効果を得ることが可能です。
音場、定位が不正確な場合:一つのスピーカーをもう一方のスピーカーに近づけるか、リスニングポイントの方にスピーカーを向けてく
ださい。
サウンドが硬くて強すぎる場合:部屋の音響があまりにも反響的である可能性があります。反響を吸収または拡散させるための吸音材(
カーペット、ソファ、壁掛け、カーテンなど)と反射材(家具)の使用を検討してください。
サウンドが抑揚なく詰まる感じがする場合: 室内に吸音材が多すぎると、音が詰まり、抑揚がなくなります。
部屋の吸音材と反射材の最適なバランスを見つけてください。
一般的には、サウンドが正しく広がるためにスピーカーの後ろに壁があることが好ましいです。一方、リスニングエリアの後壁は、理想
的には、反射がステレオイメージを悪化させないように吸音材を使用することをお勧めします。中音域(周波数「フラッターエコー」の
除去)の特定の周波数領域を励起しないように、音波を拡散させるために、家具は、側壁に配置してください。
スピーカーの選択
Aria K2は、ステレオだけでなく、ホームシネマでの使用も想定して開発されました。すでにフロントにAria K2スピーカーがあり、ホー
ムシネマとして使用されたい場合は、センタースピーカーとAria
サウンドを完璧にマッチさせ、部屋の中での立体感をリアルにかつ安定して実現するための唯一の方法です。
センタースピーカーの設置場所
臨場感ある音響を実現するには、センタースピーカーをできるだけスクリーンの近くに配置してください。テレビを置く家具の下に配
置する場所がある場合はテレビの下に配置することも可能です(図K)。標準サイズのスクリーンをご使用の場合、最良の効果を得るため
に、センタースピーカーをスクリーンの下へ配置してください。サウンドスクリーンご使用の場合、スクリーンの後ろ下部に配置してく
ださい(図L)。
サテライトの設置場所
-リスニングルームを決めてください
-スクリーンに向かって図M、Nのように配置してください
-5.1chおよび7.1chスピーカーの最適な設置場所の案内があります
ブックシェルフ型スピーカー(Aria K2 906)のスタンドへの取り付け
まずスピーカーを上下逆にして(パッキンブロックの上に置いて)、本体やガラスプレート、ドライバーを傷つけないように注意しま
す。スピーカー底面の4本のネジを外し(図O)、スピーカーをスタンドに置きます。付属のネジでスピーカーをスタンドに固定します
(Focal S900スタンドの取扱説明書参照)。
使用上の注意
TNFツイーターは、比較的柔らかいアルミニウム/マグネシウム合金を使用しており、「形状記憶」効果により、家庭内で発生しうる小
さな衝撃への耐久性をもちます。ただし、ドームを保護するために、保護用の布製グリルはそのままにしておくことをお勧めします。ド
ームの表面に傷がついている場合は、ツイーターが破損している可能性があります。
清掃方法
Aria
K2のメンテナンスは、乾いた布で埃を取るからぶきに限ります。スピーカーが汚れている場合は、湿った布で汚れをふき取ってく
ださい。上の方のガラスプレートは、柔らかい布と標準的なガラスクリーナーを使って清掃することができます。
スピーカーの表面を清掃する時に、溶剤、洗剤、アルコール類、腐食剤、スクレーパー、研磨器具を使用しないでください。熱をもつも
のに近づけないでください。
K2スピーカー両方使うことでサラウンド効果を得ることができます。
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/A = 72cm) (図F)。