RSe シリーズ取扱説明書
1. 本文書について
これらの文書には、安全および適切な
組立および初期稼働のために重要な情報が含まれています。
f これらの指示をすべて熟読し、本製品で作業を始める前に特にセクション2の
ついての注記、をお読みください。
追加文書:
•
SISTEMA ライブラリ
•
DGUV (旧 BG: 同業者災害保険組合) 認証:ドイツ法定労災保険組合
•
技術文書
詳細情報については、最終ページのお問合せ先情報または www.rosscontrols.com をご訪
問ください。
f さらに、事故防止および環境保護についてすべての該当する地域および国内規定を遵
守してください。
1.1. これらの取扱説明書における警告表示
これらの取扱説明書において、警告表示は、人員のケガまたは物損のリスクを招く操作要
求事項を含む各章の先に置かれます。
警告は以下のような構成です:
危険源のタイプ
結果
f 危険防止策
•
警告標識:死亡につながる、または重傷を負うリスクを示します。
•
シグナルワード:危険の重大性を示します。
•
危険源のタイプ:危険または危険源のタイプを述べています。
•
結果:警告を無視した場合に生じうる結果を記します。
•
危険防止策:危険を防ぐ方法を示します。危険防止策をとに従うことが不可欠です
回避しないと重傷または死亡につながる差し迫った重大な危
危険
険を示します。
回避しないと重傷または死亡につながるおそれがある差し迫
警告
った重大な危険の可能性を示します。
回避しないと軽傷または中程度の負傷につながる場合がある
注意
危険を示します。
回避しないと製品やその周辺により生じうる物損の可能性を
注記
示します。
2. 安全についての注釈Z
本製品は、現在の技術で一般に受け入れられた規則に沿って製造されています。本説明書
内に記載された以下の安全説明または警告が遵守されないと、ケガまたは損傷のおそれが
あります。
www.rosscontrols.com
シグナルワード
2.1. 用途
ダブルバルブ RSe シリーズは、機械指令 2006/42/EC に従い設計、製造された安全コンポ
ーネントであり、CEマークを貼付しています。ダブルバルブの RSe シリーズ取扱説明書
安全に
シリーズラインは、空気圧制御の機械向けの 3/2 または 5/2 バルブ 安全な給排気 (3/2 バル
ブ)および安全なシリンダリターン (5/2 バルブ) 応用に対する必要事項と要求事項を満たす
よう設計されています。通常、これらのバルブは、機械(またはシステム)の安全回路に
ついてカテゴリー 4 とパフォーマンスレベル e のいずれかあるいは両方の要求事項を満た
すよう製作され、また機械/システムと関わる従業員について要求される危険およびタスク
のリスクアセスメントにより決定されます。
f セクション 10「技術データ」で、製品に準拠し付随する標準値およびテスト値を参照
してください。製品に関連する EC指令に対する適合宣言書を参照してください。
3/2 RSe シリーズバルブは、機械から遮断信号が出され、残った下流空気圧エネルギーを
排出するまで、区域または機械/システム全体に給気するよう設計されています。
め、従業員のアクセスと細かい作業のいずれかまたは両方の間に残余エネルギーが存在に
ともなう危険を減らします。 3/2 RSe シリーズバルブの安全機能は空気圧エネルギーの
供給を遮断し。バルブ下流からのいかなる空気圧エネルギーをも排出することです。
記:RSe シリーズバルブは、チャッキバルブやクローズドセンタバルブなどの故障の下流
からの空気圧エネルギーを排出することはできません。
5/2 RSe シリーズバルブは、複動シリンダや他の空気圧アクチュエータに向けて、あるい
はそれらからの気流の向きを制御するよう設計されており、シリンダーを前あるいは戻る
よう駆動し、機械操作の要求事項を満たします。 しかしRSe シリーズは、機械/システム
の安全回路に期待される制御と同レベルでこれを行います。RSe シリーズバルブの安全機
能は、いつバルブ内で故障が起きてもシリンダ/アクチュエータを「安全な」ホームポジシ
ョンへ戻します。
そうしたモニタリングシステムは、バルブ操作を妨げる能力を持たね
ばなりません。
RSe シリーズバルブは、安全かつ冗長性のバルブ操作に対する外部モニタリング向けに設
計されています。 RSe シリーズバルブは冗長性の 3/2 または 5/2 スプールタイプバルブ
から構成され、単一電磁パイロット操作の、スプリングリターンバルブの包括的機能を持
。
っています。 RSe シリーズの各シングルバルブには PNP 近接センサーが装備されていま
す。 RSe シリーズバルブの各作動および作動停止に関してこれらのセンサーの両方をモ
ニタリングすることで、最大 99% の診断範囲を達成します。 これらのセンサーのモニタ
リングは、外部モニタリングシステムにより行われます。
2.1.1. ISO 13849 および EN 692 準拠の安全機能
RSe シリーズバルブは、ISO 13849-1 および -2 で挙げられた要求事項に沿って設計され
ています。
それらの「フェールセーフ」安全機能は、バルブ内の故障が起きたとしても
保証されます(例えば消耗、汚染、類似の状況など)。
3/2 RSe シリーズバルブの安全機能は、バルブの2つの要素が同時に作動した場合に、圧
縮空気(空気圧エネルギー)を機械/システムに供給するだけで、両方のバルブが遮断、ま
たは2つのバルブの内1つのみが作動する場合、給気を遮断し、下流の圧縮空気を排気しま
す。
スイッチオン時にバルブ1つのみが作動、またはスイッチオフ時に1つのみが作動停
止する際のシステム内の故障は、下流からの給気を妨げ、同時にすでに下流にあるあらゆ
る空気を排気していまします。 2つの近接センサーをユーザーの外部セーフティモニタリ
JP / 日本語
そのた
注
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