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ングシステムによりモニタリングすることにより、これらの故障状況を検知し、それ以上
のソレノイドの通電を遮断、防止することが可能になります。
5/2
RSe
シリーズバルブの安全機能は、2つのバルブ要素が同時に作動すると複
動シリンダまたは他の空気圧アクチュエータを前へ駆動し、
ブ 要 素 が 遮 断 ま た は 2 つ の バ ル ブ の 1 つ の み が 作 動 す る と シ リ ン ダ ま た は 他 の ア
クチュエータを「安全な」ホームポジションへ駆動します。
バ ル ブ 1 つ の み が 作 動 、 ま た は ス イ ッ チ オ フ 時 に 1 つ の み が 作 動 停 止 す る 際 の シ
ステム内の故障により、RSe
時に排気するポート4を開いてしまいます
リ ン ダ ま た は 他 の ア ク チ ュ エ ー タ は 「 安 全 な 」 ホ ー ム ポ ジ シ ョ ン に 戻 り ま す 。
2つの近接センサーをユーザーの外部セーフティモニタリングシステムによりモニタリン
グすることにより、これらの故障状況を検知し、それ以上のソレノイドの通電を遮断、防
止することが可能になります。
安全システムの制御出力は、安全システムのカテゴリーとパフォーマンスレベルのいずれ
かまたは両方を満たすよう設計、製作されなばならず、また機械のリスクアセスメントに
より決定されます。
通常はソレノイドへの出力は、セーフティリレーまたはセーフティ
PLCからのデュアルチャネル出力です。
2.1.2. 共通原因故障 - CCF
本製品は、ISO 13849-1 および -2 の基本的かつ実績ある安全原理に沿ってエンジニアリン
グおよび製造されています。
危険な故障モードおよび原因:
• 不完全な戻り - ソレノイドバルブ B の不完全な戻りが原因。
• ポート (4) で生まれた圧力が放出されていない - ソレノイドバルブ A の不完全な戻りが
原因。
• 安全機能の故障 - 両ソレノイドバルブ(AとB) の同時の不完全な戻りが原因。
共通原因故障 (CCF) は異なるコンポーネントの故障であり、単事象の結果です。
は、カスケード障害やコモンモード障害と取り違えてはいけません。
因となるのは、特に単事象によりチャネル両方が故障する場合のデュアルチャネル回路で
の安全機能の喪失です。
•
圧縮空気の品質を保ちます、たとえばろ過、圧力制御、潤滑など。
•
圧縮機油を避ける。これはバルブシールの膨張、軟化やその他質の劣化につながるお
それがあります。
•
規定の温度限界内で運転します。
•
バルブを、バルブ要素が機械振動と機械的衝撃の主方向に対し、通常ストローク移動
が垂直になるよう設置します。
•
テストパルスは技術仕様の許可より長く使用しないでください。
•
外部磁場を避けます。
•
バルブ排気ポートを塞がないでください。
•
大流量で無閉塞のサイレンサーのみを使用してください。ROSS
似または上回る仕様のもの。
2.1.3. 診断範囲
99% の診断範囲は、RSe シリーズバルブを安全制御システムに適切に組み込むと達成可
能です。 モニタリングシステムは、バルブソレノイド (Sol 1と Sol 2) への安全制御シス
テムの出力のあらゆるステータス変化と共に各バルブセンサー (S1とS2) が適切にステー
タス変化しているかチェックしなくてはいけません。
により、バルブソレノイド (Sol 1と Sol 2) への安全制御コントローラ出力の遮断が誘発さ
れねばなりません。 セクション 8 を参照してください。
注記: 5/2 バージョンでは、A側のバルブ要素が作動停止し、B側のバルブ要素が非常に小さ
く特定の移動範囲で固着する場合の故障発生時は、圧力がポート2に存在しない条件である可
能性があります。 この故障は、1つの位置センサーの出力が高く(オン)、もう1つのセンサ
ー出力が低くなる(オフ)ことにより検知できます。
警告:5/2 バージョンでは、故障中のポート2での圧力損失の事象において、バルブが制御す
るシリンダの予期しない動きが発生するおそれがあります。
2.1.4. 故障モード
通常運転には Sol 1とSol 2 が同時に通電され RSe シリーズバルブを同時にオンにし、 Sol
1とSol 2 の両方が同時に遮断され RSe シリーズバルブがオフになることが必要です。 通
常運転中に生じ得る故障:
Sol 1とSol 2 が同時に通電
S1 がオン、S2 がオフ
S1 がオフ、S2 がオン
S1 がオフ、S2 がオフ
Sol 1とSol 2 が同時に遮断される
S1 がオン、S2 がオフ
S1 がオフ、S2 がオン
S1 がオン、S2 がオン
2.1.5. 予測できる誤用
ケガの危険あり!
誤用によりケガまたは損害につながるおそれがあります。
f 本製品は本来の目的に限り使用してください。
32
しかし両方のバル
スイッチオン時に
シリーズバルブがバルブのポート2に給気し、同
(ポート5)。
同様に、これによりシ
共通原因故障の原
サイレンサーと類
®
安全制御システムによる故障検知
警告
予測できる誤用には以下が含まれます:
•
屋外での使用
•
安全機能または診断のバイパス
•
各サイクルのバルブ運転を検証するオンボードセンサーの使用を怠る - 通電および遮断
•
バルブ 1 つまたは両方の(位置センサーからの)バルブのシフト信号が確認されない
場合にバルブの連続動作を許可する。
•
逆動作での使用(給排気の逆転)
•
IEC 61508 による低頻度作動要求モードでの動作
•
最低動作圧力を下回る、または最高動作圧力を上回る圧力での動作。
2.3. システム保有者の責任
•
取扱説明書またはデータシートに記載の組立および動作条件についての情報に従って
ください。
•
本製品をより上のカテゴリー(2から4)で使用を望む場合、ISO 13849 の要求事項(例:
CCF、DC、PLr、ソフトウェア)に 準拠してください。
•
耐用年数 T
内の開閉サイクル (B
M
ンポーネントの開閉サイクルの予測数が使用期間中に B
換間隔を特定してください。
•
少なくとも毎月一回はバルブを開閉し、正しい動作を保証します。
•
コンポーネントの作成と動作に関する ISO 13849 に沿った基本的かつ実績ある安全原
理に準拠していることを確認してください。
•
空気圧装置のフィードバックの無い動作に対する許容スイッチオン/スイッチオフパル
スに従っていることを確認してください。
•
RSe シリーズバルブを電動両手操作を用いて作動させる場合、EN 574 規格に準拠さ
せてください。 この両手操作の選択および設置は、メーカーの仕様に従い行ってくだ
さい。
CCF
2.4. 安全指示
•
サージ抑制措置をとる場合、これにより機械の停止時間が延びるバルブ遮断の反応時
間が延長しないかをチェックしてください。
•
機械振動が高いレベルにある場合、バルブ設置時に適切な振動低減要素を使用してく
ださい。
•
過電圧はソレノイドの焼損を招くおそれがあるため、適切な電圧を供給してくださ
い。
•
サイレンサーの流量は、システムの性能に影響する可能性があるため、制限のないこ
とを確認してください。
•
必要に応じ、サイレンサーを ROSS
交換してください。
3. 製品識別
製造年月日および製造場所は永久に刻印されています:
製造場所
ROSS CONTROLS USA
ROSS EUROPA
ROSS UK
ROSS ASIA
ROSS SOUTH AMERICA
ROSS CONTROLS CHINA
ROSS CONTROLS INDIA
ROSS の各住所は裏ページを参照してください。
製品ラベル識別およびプロダクトキー識別は、30ページを参照してください。
4. 本製品使用のための必要条件
f これらの取扱説明書は、本製品が使用される機械/システムのエンジニアおよび組立技
術者が利用可能にしてください。
f この取扱説明書は、製品の耐用期間全体を通して保持してください。
有資格者
4.1.
組立、設置、初期稼働、メンテナンス、稼働停止については、電気および空気圧制御技術の必要知識およ
び経験を持つ有資格者のみが行うこととします。
5. 梱包の内容
含まれる品目:
•
RSe バルブ
•
取扱説明書
6. サービス、修理およびメンテナンス
f 技術的問題や修理の必要が生じた場合は、地域のROSS
さい。適切に使用した場合、RSe バルブにはメンテナンスは必要ありません。
要求がない限り、ROSS
(8.1 試験手順を参照)。
RSe シリーズ取扱説明書
) の最大数が超過しないよう確認してください。コ
10D
値を超えた場合、適切な交
10D
サイレンサーと同様またはそれ以上のモデルと
®
バルブの印刷
場所の略号
(例: 2016年5月)
(L)
(5 16 L)
(G)
(5 16 G)
(RB)
(5 16 RB)
(J)
(5 16 J)
(B)
(5 16 B)
(C)
(5 16 C)
(RCI)
(5 16 RCI)
代理店にお問い合わせくだ
®
は少なくとも毎年一度は機能試験の実行を推奨しています
www.rosscontrols.com
特に