る危険を理解・承諾していることになります。
以下の説明書および注意事項を読んで理解するにあたっては、この取扱説明書に記載されている
図、マーキング、各部の名称を参照するようにしてください。この取扱説明書では、クライミング関連
の活動で使用されているビレイや懸垂下降の通常の技術に関連する、通常の説明や注意事項は記
載されていません。使用者には教育と経験が不可欠になります。
適 合 性
ロープ
マティクには、EN 892 に適 合 する、直径8.6~10.2 mmのカーンマントル構造(芯+外皮)のシングル・ダ
イナミックロープのみを使用する必要があります(図 1)。注意: 販売されているロープの公称値と実際
値には、最大で 0.2 mm の差を持つ可能性があります。
警告 上記にあるロープのタイプと異なるロープを使用しないでください。死亡の危険があります。
ブレーキの効きやロープの繰り出しやすさは、使用するロープの直径、構造、磨耗の程度、外皮表
面の処理や、凍結したロープ、泥まみれになったロープ、ぬれたロープ、汚れたロープなどの要素に
影響されます。
警告 新しいロープや、細いロープ、柔らかいロープを使用するとブレーキの効きが大きく低下する可
能性があります。ビレイおよび懸垂下降のすべてのステップにおいて、制動側のロープ [10] から決し
て手を放さないでください。
この装具で使用できる直径の範囲は次のようになっています。
8.6≤Ø≤9.6 mm: V V V
製品が最適 に機能し、ロープの繰り出しが非常に簡単になる範囲です。注意: この範囲の最も細い
ロープは、その状態や特徴に応じて、流れやすくなりますので、使用にあたってよく注意する必要が
あります。
9.6<Ø≤10.2 mm: V V
大きな直径であるために摩擦が生じ、ロープの磨耗が増えることにより、ロープの繰り出しやすさが
減少する可能性がある範囲です。
ハーネス
マティクには、最新の規 格 (たとえば、EN 12277/C)に適 合 する、シット・ハーネスのみを連結しなけれ
ばなりません。
カラビナ
ハーネスに接続するにあたっては、最新の規 格 (たとえば、EN 12275)に適 合 する、ロッキングスリー
ブが付いたカラビナのみを使用するようにしてください。
用途
機能の原理
クライマー側のロープ [11] に加重があると 、マティクがアタッチメントホール [3] で回転し、可動カム [6]
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