Petzl VOLT LT Manual De Instrucciones página 19

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本書では、 製品の正しい使用方法を説明しています。 技術や使用
方法については、 いくつかの例のみを掲載しています。
製品の使用に関連する危険については、 警告のマークが付いて
います。 ただし、 製品の使用に関連する危険の全てをここに網羅
することはできません。 最新の情報や、 その他の補足情報等は
Petzl.com で参照できますので、 定期的に確認してください。
警告および注意事項に留意し、 製品を正しく使用する事は、 ユ
ーザーの責任です。 本製品の誤使用は危険を増加させます。 疑
問点や不明な点は (株) アルテリア (TEL 04-2968-3733) にご相
談ください。
1.用途
本製品は墜落からの保護を目的として使用する個人保護用具
(PPE) です。
最大使用荷重: 140 kg (ユーザーの器具を含めて 150 kg)
フォールアレストおよびワークポジショニング兼用フルボディハ
ーネスです。
本製品の限界を超えるような使用をしないでください。 また、 本
来の用途以外での使用はしないでください。
責任
警告
この製品を使用する活動には危険が伴います。
ユーザー各自が自身の行為、 判断、 および安全の確保につい
てその責任を負うこ とと します。
使用する前に必ず:
- 取扱説明書をよく読み、 理解してください
- この製品を正しく使用するための適切な指導を受けてください
- この製品の機能とその限界について理解してください
- この製品を使用する活動に伴う危険について理解してください
これらの注意事項を無視または軽視すると、 重度の傷害や死
につながる場合があります。
この製品は使用方法を熟知していて責任能力のある人、 あるい
はそれらの人から目の届く範囲で直接指導を受けられる人のみ
使用してください。
ユーザー各自が自身の行為、 判断、 および安全の確保について
責任を負い、 またそれによって生じる結果についても責任を負う
こととします。 各自で責任がとれない場合や、 その立場にない場
合、 また取扱説明の内容を理解できない場合は、 この製品を使
用しないでください。
2.各部の名称
(1) A/2 胸部アタッチメントポイント、 (2) 胸部開閉用クリップ、 (3)
背部アタッチメントポイント、 (4) 後部アタッチメントポイント、 (5)
ショルダーストラップ、 (6) レッグループ用ファストバックル、 (7) ウ
ェストベルト用ファストバックル、 (7 bis) ウェストベルト用ダブル
バックバックル、 (8) 側部アタッチメントポイント、 (9) ストラップリ
テイナー、 (10) ギアループ、 (11) フォールインジケーター、 (12) フ
ォールアレスト用ランヤードのコネクターホルダー、 (12 bis) コネ
クターホルダー用クリップ、 (13) シート取付用スロッ ト
主な素材
ストラップ: ポリエステル
ファストバックル、 ダブルバックバックル: スチール
背部アタッチメントポイント: アルミニウム合金
3.点検のポイン ト
器具の状態は、 ユーザーの安全に大きく関係します。
ペツルは、 十分な知識を持つ適任者による詳細点検を、 少なく と
も 12 ヶ月ごとに行うことをお勧めします (国や地域における法
規や、 使用状態によっても変わります)。 Petzl.com で説明されて
いる方法に従って点検してください。 点検の結果を記録してくだ
さい。 点検記録に含める内容: 種類、 モデル、 製造者の連絡先、 個
別番号、 製造日、 購入日、 初回使用時の日付、 次回点検予定日、 問
題点、 コメント、 点検者の名前と署名。
毎回、 使用前に
ウェビングのアタッチメントポイント部分、 調節バックル部分、 お
よび縫製部分を点検してください。
使用による切れ目や磨耗、 熱や化学物質等による損傷がないこ
とを確認してください。 切れている縫製糸がないことを特に注意
して確認してください。
ファストバックルが正常に機能することを確認してください。 フォ
ールインジケーターを点検してください。 フォールアレスト用ア
タッチメントポイントに 400 daN を超える衝撃荷重がかかると、
赤いフォールインジケーターが現れます。 フォールインジケータ
ーが見えているハーネスは、 廃棄してください。
使用中の注意点
この製品および併用する器具 (連結している場合は連結部を含
む) に常に注意を払い、 状態を確認してください。 全ての構成器
具が正しくセッ トされていることを確認してください。
4.適合性
この製品がシステムの中のその他の器具と併用できることを確
認してください (併用できる = 相互の機能を妨げない)。
本製品と併用する器具は、 使用する国における最新の規格に適
合していなければなりません (例: ヨーロッパにおけるコネクタ
ーの規格 EN 362)。
TECHNICAL NOTICE VOLT LT / VOLT WIND LT
5.ハーネスの装着および調節方法
- 余分なストラップは必ず折って平らにした状態でリテイナーに
しまってください
- ファストバックルの機能を妨げる可能性があるため、 小石、 砂、
衣服等が挟まらないように注意してください。 調節バックルが正
しく締められていることを確認してください
調節の確認
墜落の際に怪我をする危険を低減するため、 ハーネスは体にぴ
ったりとフィ ッ トするよう調節してください。
ハーネスが正しく フィ ッ トし、 使用目的に見合う快適性が得られ
ることを必ず確認してください。 安全な環境でハーネスを装着し
た状態で動いたり、 各アタッチメントポイントから吊り下がったり
して、 適切に調節されているかテストをしてください。
6.フ ォールアレス ト用ハーネス (EN 361:2002 適
合)
フォールアレスト用のフルボディハーネスです。 EN 363 が定め
るフォールアレストシステムを構成する用具の1つです。 必ず
EN 795 に適合したアンカー、 EN 362 に適合したロッキングカ
ラビナ、 EN 355 に適合したエネルギーアブソーバーと併用して
ください。
6A.胸部アタッチメン トポイント
6B.背部アタッチメン トポイン ト
フォールアレストシステム (例: モバイルフォールアレスター、 エ
ネルギーアブソーバー、 その他 EN 363 で定められているシステ
ム) に連結する場合は必ずこれらのアタッチメントポイントを使
用してください。 区別しやすくするため、 これらのアタッチメント
ポイントには 「A」 の文字が刻印されています。
ク リアランス: ユーザーの下の障害物のない空間
墜落した際に途中で障害物に接触することを回避するため、 ユ
ーザーの下には必ず十分なクリアランスを確保してください。 必
要なクリアランスを算出する方法は、 フォールアレストシステム
を構成するその他の器具 (エネルギーアブソーバー、 モバイルフ
ォールアレスター等) の取扱説明書に記載されています。
7.EN 358:2018 レス トレインおよびワークポジシ ョ
ニング用ベルト
これらのアタッチメントポイントは、 吊り下がった状態で体を支えて作
業位置で安定した体勢をとる (ワークポジショニング)、 または墜落の
可能性がある場所にユーザーが侵入できないよう行動範囲を制限す
る (レストレイン) ために使用します。 これらのアタッチメントポイント
は、 レストレインまたはワークポジショニングにのみ使用できます (最
大許容落下距離: 0.5 m)。
ユーザーがベルトで宙吊りになる、 または、 動きの取れない状態にな
る危険性が予測される際には、 ワークポジショニング用ベルトを使用
しないでください。 ワークポジショニングの際は、 支点がユーザーの腰
の高さより上になるようにしてください。
これらのアタッチメントポイントは、 フォールアレストの目的で使用す
ることはできません。 状況に応じて、 ワークポジショニングやレストレ
インシステムに加えて、 共同の確保システム (手すり、 安全ネッ ト等) や
個人用のフォールアレストシステムを併用する必要があります。
7A.側部アタッチメン トポイント
ウェストベルトのサポート性を向上させるため、 必ず両側部のア
タッチメントポイントをワークポジショニング用ランヤードで連
結して使用して下さい (U字吊り)。
7B.VOLT 用 シートのアタッチメン トポイン ト
シートのサポート性を向上させるため、 必ずシート両側部のアタ
ッチメントポイントをワークポジショニング用ランヤードで連結
して使用して下さい (U字吊り)。
7C.後部レス トレイン用アタッチメントポイント
このアタッチメントポイントは、 レストレインシステムを連結する
目的でのみ使用できます。 作業中も常にシステムの有効性を確
認してください (長さ等の調節や連結箇所を確認してください)。
8.フ ォールアレス ト用ランヤードのコネク ターホル
ダー
ランヤード先端のコネクターをクリップする以外の用途で使用し
ないでください。
このコネクターホルダーにダブルランヤードの片方のコネクタ
ーをクリップした状態で墜落をしても、 エネルギーアブソーバー
の伸長を妨げません。
9.ギアループ
ギアループは用具を携行 / 整理する目的でのみ使用してくだ
さい。
警告、 危険: ギアループは、 ビレイ、 懸垂下降、 ロープの連結、 自己
確保には絶対に使用しないでください。
10.補足情報
本製品は個人保護用具に関する規則 (EU) 2016/425 に適合して
います。 EU 適合宣言書は Petzl.com で確認できます。
- ユーザーは、 この製品の使用中に問題が生じた際にすみやか
に対処できるよう、 レスキュープランとそれに必要となる装備を
あらかじめ用意しておく必要があります
- システム用のアンカーは、 ユーザーの体より上にとるようにして
ください。 アンカーは、 最低でも 12 kN の強度を持ち、 EN 795 の
要求事項を満たしていなければなりません
- フォールアレストシステムでは、 墜落した際に地面や障害物に
衝突することがないよう、 毎回使用前に十分なクリアランスがユ
ーザーの下に確保されていることを確認する必要があります
- 墜落距離を短く し、 危険を少なくするため、 アンカーが適切な
位置に設置されていることを確認してください
- フォールアレストシステムで身体のサポートに使用できるのは、
フォールアレスト用ハーネスのみです。
- 複数の器具を同時に使用する場合、 1 つの器具の安全性が、 別
の器具の使用によって損なわれることがあります
- 警告: 製品がざらざらした箇所や尖った箇所でこすれないよう
に注意してください
- ユーザーは、 高所での活動が行える良好な健康状態にあること
が必要です警告: ハーネスを着用して動きの取れない状態のま
ま吊り下げられると、 重度の傷害や死に至る危険があります
- 併用する全ての用具の取扱説明書をよく読み、 理解してくだ
さい
- 取扱説明書は、 製品と一緒にユーザーの手に届かなければな
りません。 また、 取扱説明書は製品が使用される国の言語に訳さ
れていなければなりません
- 製品に記されたマーキングが読めなくならないように注意し
てください
廃棄基準:
警告: 極めて異例な状況においては、 1回の使用で損傷が生じ、
その後使用不可能になる場合があります (劣悪な使用環境、 海
に近い環境での使用、 鋭利な角との接触、 極端な高 / 低温下で
の使用や保管、 化学薬品との接触等)。
以下のいずれかに該当する製品は以後使用しないでください:
- プラスチック製品または繊維製品で、 製造日から 10 年以上経
過した
- 大きな墜落を止めた、 あるいは非常に大きな荷重がかかった
- 点検において使用不可と判断された。 製品の状態に疑問が
ある
- 完全な使用履歴が分からない
- 該当する規格や法律の変更、 新しい技術の発達、 また新しい
製品との併用に適さない等の理由で、 使用には適さないと判
断された
このような製品は、 以後使用されることを避けるため廃棄して
ください。
アイコン:
A.耐用年数: 10 年 - B.マーキング - C.使用温度 - D.使用上の注
意 - E.ク リーニング / 消毒 - F.乾燥 - G.保管 / 持ち運び - H.メンテ
ナンス - I.改造 / 修理 (パーツの交換を除き、 ペツルの施設外で
の製品の改造および修理を禁じます) - J.問い合わせ
3 年保証
原材料および製造過程における全ての欠陥に対して適用されま
す。 以下の場合は保証の対象外とします: 通常の磨耗や傷、 酸化、
改造や改変、 不適切な保管方法、 メンテナンスの不足、 事故また
は過失による損傷、 不適切または誤った使用方法による故障。
警告のマーク
1.重傷または死につながる恐れがあります。 2.事故や怪我につな
がる危険性があります。 3.製品の機能や性能に関する重要な情
報です。 4. し てはいけない内容です。
トレーサビリティ とマーキング
a.個人保護用具の規格の要求事項に適合。 EU 型式検定を行っ
た公認認証機関 - b.この個人保護用具の製造を監査する公認機
関の ID 番号 - c. ト レーサビリティ: データマトリクスコード - d.サ
イズ - e.個別番号 - f.製造年 - g.製造月 - h.ロッ ト番号 - i.個体識
別番号 - j.規格 - k.取扱説明書をよく読んでください - l.モデル
名 - m.製造日 (月 / 年) - n.製造者住所
C0090000A (170119)
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