R
5 伝導率計の使⽤(続き)
⼿動校正⼿順(図6):
⼿動校正では、伝導率が分かっている溶液を使⽤することができま
す。
次の表に、校正に使⽤できる溶液の伝導率の範囲を、設定した測定範
囲別に⽰します。必ず、以下の範囲内の溶液を使⽤してください。
設定した測定範囲
PU
LO
HI
AUTO
必ず、未開封の新しい溶液を使ってください。校正を開始する前に、
精度検定済みの別の伝導率計で、溶液の伝導率を測定します。溶液を
2つのビーカーに分けます。1つはすすぎ⽤、もう1つは校正⽤です。
校正する前に、伝導率計の電極を蒸留⽔ですすぎます。
伝導率計の電源ボタンを押して、電源を⼊れます。伝導率計が測
1
定モードになっていることを確認します。
伝導率計の電極を1つ⽬のビーカーの溶液ですすいでから、2つ
2
⽬のビーカーの溶液に浸します。溶液が均⼀になるようにゆっく
り混ぜ、読み取り値が安定するまで待ちます。
[INC]ボタンか[DEC]ボタンを押して、伝導率の校正モード
3
に切り替えます。画⾯上端に[CAL]インジケーターが表⽰さ
れ、「CAL」と「1.Pnt」が画⾯に数秒間表⽰されます。
画⾯の上半分には前回の校正(⾏っている場合)に基づいて測定
4
された伝導率の値が、下半分にはデフォルト(未校正)の伝導率
の読み取り値が表⽰されます。
測定された伝導率の値が、選択した測定範囲外の場合や、デフォルト
(未校正)の読み取り値が、校正に使⽤できる溶液の伝導率の範囲外の
場合は、画⾯に「Er.1」と表⽰されます。
jp-13
All manuals and user guides at all-guides.com
校正に使⽤できる溶液の伝導率の範囲
2.0~200.0 µS/cm
200~2000 µS/cm
2.00~20.00 mS/cm
試料に近い伝導率を持つ溶液を選んでください。
www.elcometer.com