DSP 操作ガイド
LCD 画面のメニューをナビゲートするには、LCD 画面の右にあるプッシュボタンのナ
ビゲーションエンコーダを使用します。
IPR™ DSP モデルを設定する上で最も簡単で早い方法は、セットアップウィザード
を使うことです。本体の電源を入れると、IPR DSP にセットアップウィザードのエント
リ画面が 6 秒間表示されます (図 1)。エンコーダを"はい" にセットして押し、セットア
ップウィザードを始めます。6秒後に入力がない場合、画面はメインメニューに進みま
す。
SETUPWIZARD(図2)
DSP にマニュアル設定が保存されている場合、LCD 画面の表示は "マニュアル
EQ 設定をクリアしますか?" です。これは DSP にマニュアルモードで変更があったこ
とを示します。セットアップウィザードを続けると前に保存された設定は消去されます。
ウィザードを続けるには "はい" を選択します。"いいえ" を選択すると、セットアップウィ
ザードは終了し、メインメニューに進みます。
スピーカーの選択
セットアップウィザードの最初の画面で、アンプの各チャンネルに関連するスピーカーを
選択できます。ナビゲーションエンコーダを回して押し、各チャンネルのスピーカーを選
択します。各チャンネルに関連するスピーカーを選択することにより、IPR DSP は一
定の推測を行い、ユーザからのインプットは最小限になるように、ほとんどの条件で
最適な設定を作成します。IPR DSP には、Peavey スピーカーのライブラリがあり、
Peavey 以外のスピーカー用の汎用アイテムもあります。(図 3)
各チャンネルのスピーカーを選択した後、サブウーファーが選択されていない場合、"
システムにサブウーファーはありますか?" と聞かれます。"はい" を選択すると、アンプ
はそれを、一方のアンプがサブウーファーを担う2ウェイシステムの一部とみなします。
IPR DSP は次に、100 Hz クロスオーバーを各チャンネルに割り当て、100 Hz を超
える周波数だけは、アンプに付いているスピーカーキャビネットに通るようにします。セッ
トアップ中にサブウーファーが選択されていた場合、アンプは、対応するクロスオーバー
を各チャンネルに自動的に割り当てます。
注:セットアップウィザードでは、クロスオーバーが自動的に 100 Hz にセットされます。
クロスオーバー周波数を調整するにはマニュアルモードにします。(図 4)
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図1
図2
図3
図4