7 校正(続き)
7.2 2点式校正
この⽅法では、測定する試料の未塗装の⾒本が2つ必要です。これ
らの⾒本は、それぞれ厚さが異なり、その正確な値がわかっていな
ければなりません(他の⽅法で測定済み)。または、校正⽤試験⽚
(jp-30ページのセクション16.3「校正⽤試験⽚」を参照)を2枚使
うこともできます。
探触⼦を厚さ計に接続します。
1
探触⼦の接触⾯がきれいで、塵や埃が付いていないことを確認してくだ
さい。
厚さ計の電源ボタンを押して、電源を⼊れます。
2
メニュー→校正→計算⽅法を押し、[2点]を選択します。
3
[2点]を既に選択している場合は、対応するアイコンが画⾯の右端に表
⽰されています。この場合は、メニュー→校正→校正を押してください。
画⾯の指⽰に従って、1つ⽬の未塗装の⾒本、または試験⽚に
4
カプラントを塗ります。
探触⼦を未塗装の⾒本、または試験⽚の表⾯に垂直に接触させ
5
ます。
画⾯に厚さの値が表⽰されます。この値は、絶えず変化しているはずで
す。読み取り値の右横に、安定性インジケーターがあります。読み取り
値が有効になるには、このインジケーターが5以上にならなければなりま
せん。
探触⼦を離します。最後の読み取り値が表⽰されたままになります。
6
値が適切でない場合は、⼿順4と5を繰り返します。
カプラントを塗り過ぎると、探触⼦を離したときに読み取り値が変動し
ます。
[調整]を押し、
7
の厚さの値に合わせます。調整し終わったら、[設定]を押し
ます。
8
2つ⽬の未塗装の⾒本、または試験⽚で、⼿順4~7を繰り返します。
[Escape]を押すと、操作をいつでもキャンセルできます。厚さ計は校
正されません。
算出された⾳速の値が、画⾯の右端にある校正⽅法アイコンの下に表⽰
されます。
注:2点式校正を⾏うときは、必ず、塗装されていない、または塗料を剥がした
⾒本を使ってください。塗料が付いている⾒本を使うと、測定値が不正確
になります。
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ソフトキーを使って、読み取り値を既知
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