化粧板の内部表面に直接セメントを注入します。 全ての側面から
セメントが流れるよう、 化粧板を歯の上にそっと載せます。 化粧板が
外部表面に載るよう縁から離しつつ、 小口径誘導灯を用いて10秒間
スポッ ト照射硬化を行います。 余分なセメントを取り除いたら、 ひと
つの表面につき最短20秒で全ての表面を照射硬化させます。
B. 歯冠、 ブリ ッジ、 インレー、 アンレー、 金属による修復
注記 : 照射硬化接着を行う前に、 前処理済み部分に接着剤が貯留
しないようにしてください。 照射硬化接着を行う前に、 乾いた塗布
用ブラシで余分な接着剤を取り除いてください。
重硫化セメントを修復材と前処理済み部分に塗ります。 前処理済み
の部位に修復材をそっと置き、 すべての側面からセメントが流れる
ようにします。 余分なセメントを取り除いてください。 † ひとつの
表面につき最短20秒で全ての表面を照射硬化させます。
†余分なセメントの除去─余分なセメントはゲル状態にして、 スケ
ーラーまたはエキスプローラーで除くのが最適です。 余分なセメン
トを2秒間照射硬化するか、 または適用後 2~3 分間, セメントが自
己硬化するのを待つとゲル状態になります。
C. ポス トの接着と支台築造
注記 : 照射硬化接着を行う前に、 前処理済み部分に接着剤が貯留
しないようにしてください。 照射硬化接着を行う前に、 乾いた塗
布用ブラシもしくは吸い取り紙の先端で余分な接着剤を取り除い
てください。
1.
ポス ト領域を前処理します。 ポス トの大きさを決め、 適合を確認します。
2. ポストの上に接着剤を薄く均一に載せ、 必要に応じて軽く外気で乾
かしながら薄膜化させてください。 照射硬化接着材をお使いいた
だいても結構です。
3. 二重硫化セメントをポストの上とポスト形成部分に塗りつけて、 空
気が内部に残らないよう、 ポストを置いたら少しだけ揺さぶります。
4. ポスト(合釘)がしっかり接着したら、 余分なセメントをすべて取り除
いてください。 ひとつの表面につき最短20秒で全ての表面を照射
硬化させます。
5.
製造元の使用法に従い、 前処理ならびに支台築造を行ってく ださい。
注記 : NX3は、 支台築造素材としてご使用いただけます。
IV. 仕上げと研磨
1. 仕上げ用ダイアモンドバーで、 余分な混合物を取り除いてください。
2. 隣接面には仕上げ用のストリップを使用します。
3. ケール グロス プラスのディスク、 カップ、 ポイントを用いて縁を磨
きます。 最終的な高い照射沢を得るには、 Identoflex HiLuster Plus
Diaポリッシャーを使用します。
4. 咬合を確かめ、 必要に応じて調整を行ってください。
* 推奨硬化時間 : デミ、 5秒間 ; L.E.デメトロン II、 5秒間 ; L.E.デメトロン
I、 10秒間 ; オプチラックス501、 10秒間。 その他の照射線照射器につい
ては、 製造元の推奨条件をご覧下さい。
注意
1. リン酸配合のジェル エッチャントと接着剤は、 皮膚、 目、 軟組織に接
触しないよう注意して下さい。 皮膚や目に接触した場合は、 直ちに
水でよく洗い流してください。 目に接触した場合は眼科医の診断を
受けて下さい。 誤飲しないよう注意して下さい。
2. 未硬化のメタクリル樹脂は、 接触皮膚炎を引き起こしたり、 歯髄に
損傷を与える可能性があります。 皮膚、 目、 軟組織に接触しないよう
注意して下さい。 接触した場合は水でよく洗浄して下さい。
保管と貯蔵寿命
常温で保管してください。
パッケージに記載された有効期限を過ぎたMaxCemの使用は推奨で
きません。