5 LCS ツール
5.2.8 ピークカット機能の設定
図 24LCS-Tool - ピークカット機能の設定
ピークカット機能と Janitza electronics GmbH 製
Power Analyser UMG 604-PRO により、系統連系点で
の電力取引における Sunny Tripower Storage 60 の挙
動を最適化できます(図 22 参照) 。 「ピークカッ
ト」機能により、Sunny Tripower Storage 60 が使用
できる電力およびバッテリー容量に応じて調節す
る系統交換電力出力を設定できます。系統連系点
での有効電力取得はシステムにより最大値に制限
されます(放電目標値 / 消費制限) 。最大値は
LCS-Tool で系統参照電力の上限値として指定され
ます。制御によりこの最大値を超えるバッテリ-
の蓄電は放電されます。そのため、バッテリー容
量が許す限り最大値はそのまま保たれます。バッ
テリーは LCS-Tool に設定した最小値を下回ると充
電されます(充電目標値 / 充電制限) 。
太陽光発電システムと併せて、この値が自家消費
量増加の基準を指定します。
ピークカット機能は使用時間の機能と並行して使
用できません。Which function is active,
手順:
1. LCS ツールを起動します。
2. [ Installer]してログインします。
3. [ Setup]メニューを開きます。
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IMVIOBOX-IA-xx-17
4. [Power Management] メニューで、[Peak Load
Shaving] の機能を有効にします。この操作を
行わない場合、使用時間の機能を使用可能で
す。
5. [Peak Load Shaving] で、[Discharge Setpoint/
Consumption Limit] と [Charge Setpoint/Feed-in Limit]
にそれぞれ数値(単位:kW)を入力します。
6. [ Save]を選択して、変更を保存します。
ピークカットの入力値
Inverter Manager は [Discharge Setpoint/
Consumption Limit] の入力値を正の値として、
[Charge Setpoint/Feed-in Limit] の入力値を負の
値として理解します。Inverter Manager が例え
ば系統参照電力を +50 kW に制限し、系統参
照電力 +10 kW 以下でバッテリーを充電しな
ければならない場合、50 の値を [Discharge
Setpoint/Consumption Limit] に、-10 の値を
[Charge Setpoint/Feed-in Limit] に入力します。
[Discharge Setpoint/Consumption Limit] と [Charge
Setpoint/Feed-in Limit] の値が 0 に設定されてい
る場合、これは従来のピーク負荷カットが
ない電力の自家消費量増加に対応します。
SMA Solar Technology AG
設置説明書