SMA Solar Technology AG
5.2.9 使用時間の設定
使用時間の機能を使うことで、一日を通して各種
電気料金を効率良く使用でき、エネルギーコスト
を抑えられます。この設定は LCS ツールで行うこ
とができ、バッテリーを費用対効果の良いように
充電を行う時間と、エネルギーコストが高いとき
にバッテリーから放電(給電)する時間を指定で
きます。
バッテリーは最大 60 kW 充電可能です。
通常の設定では、バッテリーから 60 kW で放電で
きます。システムに Storage Extension Kit TV-10 が搭
載されている場合、バッテリーは 75 kW で放電で
きます。
充電中のバッテリーの挙動
• バッテリーは所定の電力で充電されます。夜
間は、系統から直接給電されます。
日中にバッテリー充電に使用できる未使用の
太陽光発電エネルギーがある場合、電力の不
足分が系統から給電されます。
• 充電中はバッテリーの放電と制御を行うこと
ができません。
放電中のバッテリー挙動:
• 系統連系点から給電される場合、バッテリー
内蔵型パワーコンディショナはバッテリーを
放電することでこの埋め合わせを行おうとし
ます。
• 余分な太陽光発電エネルギーが系統連系点で
給電されている場合、バッテリー内蔵型パ
ワーコンディショナはバッテリーを充電する
ことでこの埋め合わせを行おうとします。
• 放電時間中にバッテリーシステムの充電エネ
ルギーが許容量を超えている場合、電力は系
統に売電されます。
• バッテリーシステムの放電可能容量が尽きて
いる場合、電力が系統から給電されます。こ
の電力は、バッテリーの充電には使用されま
せん。
1 年の間に充電の挙動を異なる条件に適合させて
最適化を図るため、設定を 2 つの時期に分けて行
うことが可能です(Season 1 と Season 2) 。この期
間には、週の一日ごとに別の充電プロファイルを
定義できます。30 分間隔の設定か、1 日間の設定
を行うことができます。
設置説明書
5 LCS ツール
IMVIOBOX-IA-xx-17
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