フロントパネル
1. Input
ベースをこの端子に接続します。接続には、高品質の楽器用ケーブル(シール
ド)をご使用ください。
2. Clipインジケーター
信号が過大入力でクリップを起こすと、LEDが点灯します。その場合、Padス
イッチ(3)、Gain(4)、ベースのボリュームでクリップしないレベルに調
節してください。入力段でクリップを起こしていても(Clipインジケーター点
灯時でも)、アンプが破損することはありませんので、欲しいトーンがクリッ
プを起こした状態のものであれば、そのまま使用することもできます。
3. Padスイッチ
ベースのピックアップの出力レベルに応じて、ゲインのレンジをこのスイッチ
で切り替えます。手始めとして、パッシブ・ピックアップのベースでは0dB
に、アクティブ・ピックアップの場合は-10dBでお試しください。
4. Gain
プリアンプへの入力信号のゲインを調節します。クリーントーンにしたい場合
は、ベースを強く弾きながらClipインジケーター(2)のLEDが点灯するまで
Gainを上げてから、LEDが点灯しなくなるレベルになるまでGainを少しずつ下
げます。Drive(6)を使用している場合は、Gainでディストーションのレベル
が変化します。入力段で信号がクリップしても、アンプが破損することはあり
ませんし、場合によってはクリップした状態が欲しいトーンということもあり
ます。
5. Voiceセレクト
プリアンプのボイシングを次の3タイプから1つを選択できます:
CLASSIC:真空管アンプらしいグロウル感のあるトーン。ビンテージスタ
イルのEQ。
MODERN:ヘッドルームに余裕のある豊かなダイナミクスのあるトーン。
モダンスタイルのEQ。
FLAT:フラットな特性でクリーンなトーン。スタジオスタイルのEQ。
6. Drive
Driveセレクト(7)で設定したキャラクターの歪みの深さを調節しま
す。Driveが最小(左いっぱいに回した状態)でドライブ回路がバイパスにな
ります。その状態からDriveを上げていくとゲインが上がって歪みがブレンド
されていき、最大では完全に歪んだトーンになります。
選択しているDriveのオン/オフ切り替えを、付属のFS-13 2ウェイ・フット
スイッチまたはオプションのFS-12 5ウェイ・フットコントローラーで行えま
す。詳しくは17ページのフットコントローラーのセクションをご覧ください。
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7. Driveセレクト
Driveのタイプを次の3種類から1つを選択できます:
OVERDRIVE:スムーズでオープンな特性の、倍音が豊かなオーバードラ
イブ。
DIST:バランスの取れたコンパクト・エフェクターのようなトーンのディ
ストーション。
FUZZ:音ヌケが良く、歪みの深いファズ。
選択したDriveのオン/オフ切り替えに加え、オプションのFS-12 5ウェイ・フ
ットコントローラーでは、Driveのタイプを切り替えることができます。詳しく
はフットコントローラーのセクションをご覧ください。
8-11. EQ(イコライザー)
Unity EliteはVoiceセレクト(5)の設定に応じて特性が変わるセミパラメトリ
ック・イコライザーを搭載しています。Response(13)コントロールを併用
することで思い描いたサウンドを自在に作り出すことができます。
VOICE
LOW (8)
MID LEVEL (9)
CLASSIC
±12dB @ 40Hz
+10dB / -20dB
MODERN
±15dB @ 40Hz
+15dB / -20dB,
モ ー フ ィ ン グ ・ ノ ッ
チ最小)
FLAT
±16dB @ 40Hz
±12dB
12. Effectセレクト
シ ン プ ル な が ら パ ワ フ ル な エ フ ェ ク ト を 選 択 で き ま す 。 タ イ プ は
OFF、CHORUS、OCTAVEです。コーラスとオクターブのエフェクト・レベ
ルはリアパネルにあるノブで調節できます。
付属のFS-13 2ウェイ・フットスイッチで選択しているエフェクトのオン/オフ
切り替えができます。また、オプションのFS-12フットコントローラーを使用
すれば、コーラスとオクターブ・エフェクトを同時に使用できます。詳しくは
15ページのフットコントローラーのセクションをご覧ください。
13. Response
ResponseコントロールはBlackstar独自の機能で、パワーアンプのフィール
とダイナミクスを設定できるものです。パワーアンプのサグやコンプレッショ
ン、トーン・キャラクターを変更でき、プリアンプのVoiceセレクトとの併用
で多彩なサウンドが得られます。
MID
HIGH (11)
FREQUENCY (10)
220Hz - 3KHz
+15dB / -20dB @ 4KHz
50Hz – 3KHz
±15dB @ 6KHz
180Hz - 1KHz
±16dB @ 5KHz
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