OBJ_BUCH-0000000141-003.book Page 137 Friday, February 19, 2016 11:15 AM
個人防護具を着用してください。用途に応じてフェイス
シールド、保護ゴーグルおよび保護メガネを着用してく
ださい。各用途に適した防じんマスク、防音保護具、作
業手袋または特殊な作業エプロンなどを着用し、研削時
に発生する粉じんから身体を守ってください。 作業中に
飛散する様々な異物から目を守ってください。作業中に
発生する粉じんを防ぐことができる防じんマスクまたは
呼吸用装置を使用してください。騒音の激しい場所で作
業を長時間続けると、聴力損失の原因となることがあり
ます。
埋設された電線、ガス・水道管にご注意ください。 作業
開始前に、メタル探知器等を使用しながら作業領域を確
認してください。
作業終了時、センタリングドリルによってコアドリルが
自動的に元の位置に戻ります。 その時、コアドリルは摩
擦熱によって高温になっており、火傷の恐れがあります
ので、絶対に触らないでください。
材料をしっかりと固定してください。 材料をクランプ等
で固定すると、手で保持する場合よりも安全です。
電動工具をしっかりと保持してください。 急に高い反動
トルクが発生する場合があります。
アスベストを含有する材料を使用して作業しないでくだ
さい。 アスベストはガンを誘発するとされています。
電動工具をご自分、他の人物または動物に向けないでく
ださい。 先のとがった、または熱くなった先端工具で怪
我をする恐れがあります。
電動工具上に銘板やマークを固定する際には、ネジやリ
ベッ卜を使用しないでください。 電気的な絶縁を破壊
し、感電を防げなくなる恐れがあります。貼付方式の銘
板を使用してください。
電動工具メーカーが認証していないアクセサリーは使用
しないでください。 アクセサリーが電動工具に取り付け
られるだけでは、安全な作業がおこなえるとは限りませ
ん。
非金属製工具で電動工具の通気孔を定期的に掃除してく
ださい。 モーターファンは粉じんを装置内へ吸引しま
す。 金属粉じんが多く蓄積されると、感電を発生する恐
れがあります。
ご使用になる前に電源線およびプラグが破損していない
かを確認してください。
推奨: この電動工具には検出電流が 30 mA またはそれ以
下の漏電遮断器 (RCD) を常に使用ください。
手に伝わる振動
本説明書上に記載された振動レベルは EN 60745 の規格
に準拠した測定方法で測定されているため、この情報は
他の電動工具との比較時にご使用いただけます。 また、
振動負荷の事前調査にもご使用いただけます。
記載中の振動レベルは電動工具を主な用途にご使用にな
った場合の代表値を示しています。用途やご使用になる
先端工具、保守状況によっては、記載中の振動レベルと
異なることがあります。 このような場合、作業中の振動
負荷が大幅に高くなることがあります。
振動負荷を正確に推測する場合には、電動工具のスイッ
チを切っている時間やスイッチは入っていても実際に使
用していない時間も考慮に入れる必要があります。これ
により、作業中の振動負荷は大幅に低下することがあり
ます。
電動工具や先端工具の保守、手の保温、作業フローの計
画などの追加的措置を定めることで、作業員を振動負荷
から保護してください。
危険粉じんの取り扱い
本工具を使用して工作物を加工すると、危険な粉じんが
発生することがあります。
岩石含有物質、塗料溶剤、木材保護剤、船舶用防汚材の
アスベスト、アスベスト含有物質、鉛含有塗料、金属、
一部の木材、鉱物、ケイ素粒子等の粉じんと接触した
り、これらを吸引するとアレルギー反応、気管支炎、
癌、不妊の原因となる場合があります。 粉じんの吸引に
よるリスクは暴露状態に依存します。 発生する粉じんに
適した吸じん方法、防護具を使用し、作業場の換気を充
分に行ってください。 アスベスト含有材の加工は専門家
にご依頼ください。環境によっては、木粉じんや軽金属
粉じん、研磨粉じんおよび化学材の高温混合気が引火ま
たは爆発の原因となることがあります。 粉じん容器の方
向への火花飛散、電動工具や研磨物の過剰加熱を回避し
てください。粉じん容器内の粉じんは適時に除去してく
ださい。物質メーカーの加工指示および加工材に定めら
れた各国の規定に従ってください。
取り扱いにあたっての注意
ギア段や回転方向の変更は、モーターが停止した状態で
のみ行ってください。
モーター作動時に電源が遮断されたり、またスイッチが
入った状態の電動工具が電源に接続されていなければ、
モーターは再起動しません。
センタリングドリルがバネの力で戻されるようになるま
で、これを回しながらツールホルダー内へ差し込んでく
ださい。
コアドリルを使用した穴あけ作業はできるだけ中断せず
に行ってください。いったん開始した、または中断した
穴あけ作業を完了するため、センタリングドリル作業を
繰り返し行ってください。
ドリルスタンド内に固定して使用する場合には、電動ツ
ールが運転温度に温まった状態かつスイッチを切った状
態でドリルスタンドから電動ツールを取り出し、180°回
転させてください。これにより、均等な潤滑が行われま
す。
センタリングドリルが磨耗している場合には、再研磨せ
ず、必ず交換してください。
穴あけ作業ごとに切粉およびコア芯を除去してくださ
い。
切粉は鋭角かつ高熱です。
ドリルビットの交換時に刃を破損しないように注意して
ください。
ja
137