変形を防ぐため、フォームパーツは完全に乾燥させてからカバーに収納してください。
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指定した以上の高温でカバーを洗浄しないでください。高温で洗浄すると、カバーが縮むお
►
それがあります。これによりシートクッションの除圧機能が損なわれたり、生地を傷めるお
それがあります。
お手入れの際には絶対に漂白剤や柔軟剤を使用しないでください。
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備考
摩耗が進んだ場合には、スペアパーツを注文して、有資格担当者が交換してください。
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カバーを消毒するには、一般的な除菌効果のある洗剤を使用してください。
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失禁がひどい場合は、さらに防水カバーを使用してください。防水カバーは、取扱説明書に
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従ってお手入れをしてください。
製品のお手入れは毎月行ってください。
7.3.1 カバーのお手入れ
1) 別々に洗濯するため、ジッパーを開けてカバーを外します(223 ページ参照)。
2) カバーのジッパーを閉じてから洗濯します。
3) カバーは、環境に優しい中性洗剤を使用して+60 °C(+140 °F)のお湯で洗います。
推奨:カバーを傷めないよう+40 °C(+104 °F)でデリケートコースで洗います。
4) 自然乾燥させます。
7.3.2 エアセルとフォーム部分のお手入れ
1) お手入れの際は、カバーからエアセルとフォーム部分を外します(223 ページ参照)。
2) ぬるま湯でお手入れを行ってください。必要に応じて、アルコールフリーの消毒剤や中性洗
剤を加えても構いません。
3) 湿らせた布かスポンジでエアセルとフォーム部分の表面を拭きます。
備考: 消毒剤か洗剤を使用する際は、続いてきれいな水でエアセルとフォーム部分を拭いてく
ださい。
4) タオルでエアセルとフォーム部分の水気を取って乾燥させるか、室温で空気乾燥させてくだ
さい。
5) 直接熱を当てないでください(直射日光や、ラジエーターやストーブの熱など)。
8 メンテナンスと修理
8.1 メンテナンス
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必ずご使用になる前に、製品の機能を確認してください。
•
製品に摩耗や損傷がないか毎月確認してください。装着者の使用頻度が高い場合は点検の間
隔を短くしてください。
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カバーに裂け目や破れ穴、その他の損傷がないことを確認します。
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ジッパーが正しく動くことを確認します。
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カバーの面ファスナーからは、埃や汚れを取り除いてください。
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フォーム部分とエアセルに損傷がないか確認してください。
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破損または摩耗したパーツは、ただちに義肢製作施設にて交換してもらってください。
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エアセル(224 ページ参照)以外のメンテナンスと修理は、有資格担当者または製造元のみ
が実施することができます。Ottobock社製のスペアパーツのみを使用してください。
8.2 修理
備考
エアセルに損傷があり空気が漏れている場合は、シートクッションの使用を中止してくださ
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い。
ご自身でエアセルを修理できない場合は、有資格担当者までご連絡ください。
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224