JA
警告
この機器の使用を伴う活動は、本質的に危
険です。ご自身の行動や判断は、ご自身の
責任でお願いします。この機器を使用する
前に、必ず
• 取扱説明書、ラベル、警告を読み、理解
してください。
• 本機器の機能と限界をよく理解して
ください。
• 本機器の正しい使用方法について、特別
なトレーニングを受けてください。
• 関連するリスクを理解し、受け入れて
ください。
これらの警告に従わない場合、重傷または死
亡に至る可能性があります。
他のライフセーフティロープを使用した場合
のデバイスの性能については、CMCにお問い合
わせいただくか、cmcpro.comのCAPTO技術セク
ションを参照してください。
1. トレーサビリティとマ
ーキング
(A) 製品名 (B) ロープ経路図 (C) ダブルア
クションオープニング (D) 正しくないロー
プ経路 (E) ロープ直径およびアンカー/ロー
ドサイド (F) 特別な通知または注意 (G) プ
ーリーの負荷/回転方向 (H) USA製 (I) NFPA
認証機関のマークおよび情報 (J) 標準マー
ク (K) メーカーおよび問い合わせ先 (L) モ
デル識別名:336011 (M) 個体番号 (N) プ
ーリーの強度 (O) 取扱説明書を注意深く読
んでください:
2. 適用分野
はじめに
CAPTOは、ロープの運搬、上昇、および関連
する作業に必要な時間と設備を削減するため
の直感的な装置です。ロープグラブ、プーリ
ー、ベケットを一体化したCAPTOは、プルージ
ックの使用や複数の部品の取り付けを必要と
せず、メカニカルアドバンテージシステムを
迅速に装備することができます。
CAPTOの革新的なV-groove カムは、ロープ
を傷めることなく2人分の荷重を保持するこ
とを目的としています。V-grooveカムは、
歯付きとは異なり、過負荷時にロープ上で
滑ることでエネルギーを発散させるユニー
クな設計になっています。CMCのウェブサイ
トでは、CAPTOのスリップ性能について、様
々なロープの運搬形態でのデータをご覧い
ただけます。
V-grooveカムは、テンションのかかったライ
ンやテンションのかかっていないラインに素
早く簡単に取り付けることができます。スリ
ップした後でもスムーズにリリースされ、最
36
小限の摩擦でロープを駆け上がり、簡単に再
係合することができます。CAPTOの中空カム軸
にアクセサリーループを取り付けることで、
メカニカルアドバンテージシステムの遠隔リ
セットや、ハーネスやギアラックへの人間工
学的な収納が可能になります。
CAPTOのシャーシには、ベケットを内蔵した
高効率のニードルローラーベアリングプーリ
ーが組み込まれています。サイドプレートを
開くと、カムとプーリーにすぐにアクセスで
きるため、3:1ホールのリギングをワンタッ
チで行うことができます。ロープの取り付
け 取り外しは、ベケットから取り外すこと
なく行うことができます。独立したアタッチ
メントポイントであるベケットは、メカニカ
ルアドバンテージコンポーネントや、ランヤ
ード、リテンションシステム、エトリエ、フ
ットループなどの個人用登攀具を接続するの
に理想的です。
用途
CAPTO は、その制限の範囲外、または意図さ
れた目的以外には使用しないものとします。
本装置は、アセンダーおよび滑車として使用
する場合、NFPA 2500 の要件を満たしていま
す。作業中および救助中の落下防止用に設計
されています。
アセンダーとして使用する場合、CAPTOは作業
の位置決めや移動の制限(拘束)に使用でき
ます。CAPTOは、適切な直径のロープに取り付
けると、一方向に荷重がかかったときにつか
み、反対方向には自由に動きます。
滑車として使用する場合は、ロープや付属コ
ードをコネクタに連結し、ロープや付属コー
ドが負荷を受けて移動している間の摩擦を減
らすために使用することができます。
規格 認証
1
プーリーの取り付け部としてCAPTOベケット
を使用し、プーリー強度試験を実施。
責任について
この説明書は、お使いの機器の正しい使い方
を説明しています。警告マークは、機器の使
用に関連する潜在的な危険性を知らせるもの
ですが、そのすべてを説明することは不可能
です。お客様の責任において、それぞれの警
告をよくお読みになり、正しくお使いくださ
い。本製品を誤って使用すると、さらなる危
険が生じます。本製品は、その安全な使用に
ついて訓練を受け、能力を有する者のみが使
用するものとします。
この説明を理解するのが難しい場合、または
質問がある場合は、CMCに連絡してください。
最新情報や追加情報については、cmcpro.com
をご確認ください。
ユーザー情報は、製品の使用者に提供され
るものとする。NFPA2500の2022年版に組み込
まれたNFPA1983は、ユーザー情報を機器から
切り離し、永久的な記録として保持すること
を推奨しています。また、同規格では、ユー
ザー情報のコピーを作成して機器と一緒に
保管し、使用前と使用後にその情報を参照
することを推奨しています。生命安全装置に
関する追加情報は、NFPA 1500、およびNFPA
|
CMCPRO.COM
2500の2022年版に組み込まれたNFPA 1858お
よびNFPA 1983に記載されています。この文
書は、販売店がそれぞれの国の言語でユーザ
ーに提供し、使用中は機器と一緒に保管す
る必要があります。関連する国の規制を遵守
してください。
この機器を使用する前に、起こりうる緊急事
態に対処するための救助計画を立て、医学的
に健康で、自分の安全や緊急事態をコントロ
ールできる能力を備えている必要がありま
す。使用前、使用後に機器を確認すること。
製造者の書面による同意がない限り、機器
の改造や追加を行ってはならない。 使用者
は、PPEシステムに落下した場合、救助が直ち
に、効果的に、かつ安全に行われることを保
証しなければならない。ハーネスで動かずに
吊り下げられると、重傷または死亡の原因と
なることがある。
CAPTO は過負荷時にスリップするように設計
されていますが、予期せぬシナリオやテスト
されていないシナリオ、環境条件、その他の
要因によってスリップしない場合がありま
す。このような場合、CAPTO、ロープ、その
他のシステムコンポーネントの損傷を防ぐた
め、かかる荷重の合計が 11kN を超えないよ
うにしてください。CMC は、これらの制限を
よりよく理解するために、トレーニングシナ
リオでエンフォーサーまたはその他の荷重感
知装置を使用することを推奨します。
3. 各部名称
(A) 可動式サイドプレート (B) サイドプレー
トリリースボタン (C) サイドプレートラッチ
(D) カム (E) カムグリップ (F) リアロープ
ガイド (G) フロントロープガイド (H) プー
リー (I) ベケット (J) アクセサリーループ
アタッチメント (K) アンカー/ロードエンド
4. 点検、確認事項
点検
ユーザーの安全性は、機器の完全性によって
決まります。機器は、使用開始前、使用前、
使用後に徹底的に検査する必要があります。
また、少なくとも12ヶ月に一度は、専門家に
よる詳細な定期点検が必要です(現行の規制
や使用条件によって異なります)。cmcpro.
comで公開されている検査手順に従ってくださ
い。点検の結果は、点検チェックリストに記
録し、保存してください。検査に不合格の場
合は、使用を中止し、それに応じたマークを
付けるか、またはそれ以上の使用を防ぐため
に破棄する必要があります。
使用前と使用後
使用する前に、以下のチェックを行い、機器
が修理可能な状態にあり、正常に動作するこ
とを確認します:
• デバイスが正常に動作していることを
確認する。
• 製品マーキングの有無と読みやすさを
確認する。