義肢ソケットの矢状面アライメント
アライメント基準線中央の近位領域
ソケットの屈曲:それぞれの断端の屈曲位 + 5
内外転の角度を確認します。
5.4.2 下腿義肢のベンチアライメント
•
オットーボック社では、L.A.S.A.R. Posture(ラザーポスチャー)を使用
して義肢のアライメントの確認と適合をすることをお勧めいたします。
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下腿義肢:荷重線が、Nietert の近似的な膝回転軸の約 15 mm 前方を通
るようにします。
•
大腿義肢:荷重線が、膝継手の軸の約
す。
5.4.3 試歩行
•
角度の変更やスライド調節などの、前額面および矢状面での義肢のアラ
イメントを最適化することで、最適な踏み返しが得られます。
•
下腿義足への装着:脚に負荷がかかる際に、膝が生理学的に動作するこ
とを確認してください 。
•
義肢足部のアライメントを行います(239 ページ参照)。義肢足部を下
向きにした場合に真っ直ぐになっている場合は、アライメントを最適化
してください。
5.5 義肢足部のアラインメント
動作
義肢足部は、コネクターアダプター内で移動させることができます。移動先
の半径に応じて踵接地の角度や義肢足部の運動性が変化します。この移動に
よってAP面の動作は影響を受けないため、ベンチアライメントはそのまま
で大丈夫です。
義肢足部を前方に移動
義肢足部を後方に移動
>
必要な道具:241 636K13 ロックタイト、710D4 トルクレンチ
1) アダプター下側にある 2 本の六角ボルトを緩めます。
→ こうするとアダプターを移動させることができます。
2) アダプターを必要な位置に移動させます。
3) ロックタイトを使用して
値:12 Nm)。
ベンチアライメントの手順
2
本の六角ボルトを固定します(トルク
40 mm
前方を通るようにしま
踵接地を固くすると、より活動
的になります。
踵接地を柔らかくすると、より
柔軟になります。
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