「リフト」 、 「 ガンマ」 、 「 ゲイン」 、 「 オフセット」 のカラーホイールで、 クリッ プのカラー
およびトーンのバランスを完全にコントロールできます。 各トーン領域のすべてのカラー
に同じ調整を加えたい場合は、 各カラーホイールの下のダイヤルを左右にドラッグします。
カラーグレーディングのもう一つの方法に、 内蔵スコープを使用してショットのバランスを取る方法があり
ます。 ビデオスコープは 「スコープ」 ボタンをクリックして開きます。 「 スコープ」 ボタンは、 パレットツールバ
ーの右から
番目のボタンです。 スコープの表示は、 波形、 パレード、 ベクトルスコープ、 ヒストグラムから選
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択できます。 これらのスコープは、 トーンのバランスのモニタリング、 黒つぶれや白飛びを防ぐためのビデオ
レベルの確認、 クリップ内の色かぶりチェックなど、 様々な目的に使用できます。
「カラーホイール」 には、 一般的に最初の調整に使用する 「リフト」 、 「 ガンマ」 、 「 ゲイン」 のコントロールが
あります。 カラーコレクションの経験がある場合、 これらは他のアプリケーションでカラーやコントラストの
調整を行う上で使用したコントロールに似ていることに気付くでしょう。 マウスを使って各カラーをより正
確にコントロールするには、 カラーホイールを 「プライマリーバー」 に変更します。 プライマリーバーは、 リフ
ト、 ガンマ、 ゲインを別々にコントロールして各カラーおよび輝度チャンネルを調整できます。 カラーホイー
ルの右上にあるドロップダウンメニューから 「プライマリーバー」 を選択します。
「リフト」 の調整
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カラーページのタイムラインでクリップを選択し、
ヤルをクリックします。 ダイヤルを左右にスライドし、 イメージへの影響を確認します。 イメージ内の
暗い領域で明るさが増減するのが分かります。
暗い領域の明るさを最適なレベルに設定します。 リフトを下げ過ぎるとブラックのディテールが失
われます。 これを避けるには、 パレードスコープが役立ちます。 波形で確認する場合のブラックの最
適な位置は、 パレードスコープの底辺のすぐ上です。
「ゲイン」 の調整
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「ゲイン」 ダイヤルをクリックして、 左右にスライドします。 クリップの最も明るい部分であるハイライ
トを調整できます。 ハイライトは、 パレードスコープの波形の一番上の部分に表示されます。 照明が
明るいショットの場合、 ハイライトの最適な位置は、 波形スコープの一番上のラインのすぐ下です。
ハイライトが波形スコープの一番上のラインを超えている場合、 ハイライトはクリップされ、 イメー
ジ内の最も明るい領域のディテールが失われます。
「ガンマ」 の調整
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カラーホイールの下の 「ガンマ」 ダイヤルをクリックして、 左右にスライドします。 ガンマの値を上げ
るとイメージが明るくなるのが分かります。 ガンマを調整すると、 波形の中間の部分も動きます。 こ
の部分は、 クリップのミッドトーンを示しています。 ミッドトーンの最適な位置は、 通常、 波形スコー
プの
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%の間ですが、 作成するルックやクリップの照明条件、 目的や好みにより異なります。
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つ目のカラーホイールの下にある 「リフト」 ダイ
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DaVinci Resolveでクリッ プを扱う
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