7 校正 - MTG4(続き)
7.2 材質選択
厚さ計には、⾳速がわかっている材質のリストが保存されていま
す。このリストから、試料に該当する材質を選ぶことによって、厚
さ計を校正します。この⽅法は、測定する試料の未塗装の⾒本が⼿
に⼊らない場合に便利です。
厚さ計の電源ボタンを押して、電源を⼊れます。
1
メニュー→校正→計算⽅法を押しを押し、[材料]を選択します。
2
[材料]を既に選択している場合は、対応するアイコンが画⾯の右端に
表⽰されています。この場合は、メニュー→校正→校正を押してください。
ソフトキーを使って、⽬的の材質を強調表⽰してから[選
3
択]を押します。
[Escape]を押すと、操作をいつでもキャンセルできます。厚さ計は
校正されません。
選択した材質の⾳速が、画⾯の右端にある校正⽅法アイコンの下に表
⽰されます。
7.3 ⼯場出荷時の設定
メニュー→校正→⼯場校正を押して、⼯場出荷時に設定されていた校正
値に戻します。これは、鋼鉄の⾳の伝播速度の5920m/秒(約
0.233インチ/マイクロ秒)です。
8 測定
8.1 測定を始める前に
厚さ計の電源ボタンを押して、電源を⼊れます。
1
探触⼦を厚さ計に接続します。
2
MTGモデルに装着できる⼆振動⼦トランスデューサ(jp-11ページのセク
ション12.1「探触⼦(トランスデューサ)」を参照)はすべて「⾃動認識」
型です。厚さ計に装着するだけで認識されます。Elcometer製の⾃動認識
されない⼆振動⼦探触⼦や他社製の探触⼦を使⽤する場合は、アダプタ
ーが必要です(jp-15ページのセクション12.4「探触⼦のアダプター」を
参照)。
測定モードを選択します- MTG4(jp-5ページのセクション
3
4.5を参照)。
探触⼦のゼロ点を設定します(jp-6ページのセクション5を参照)。
4
厚さ計を校正します - MTG4(jp-8ページのセクション7を参照)。
5
試料の測定⾯の準備をします(jp-17ページの「付録1」を参照)。
6
jp-9
R
www.elcometer.com