ポスト プロダクションワークフロー
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VIDEO DATA
RAW FILM DATA
RAWワイドダイナミックレンジ - 広いダイナミックレンジで映像を
捉え、 すべてのディテールを保存します。
グレーディング済みの最終ショット - ディテールおよびハイライト
が修正され、 シネマライ クなショットが得られます !
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クリッ プの編集
お気に入りの編集ソフトウェアでクリップを編集するには、 クリップを内蔵/外付けドライブまたはRAIDにコピー
して、 ソフトウェアにインポートします。 あるいは、 CFast 2.0リーダー/ライターやCFastドライブを使用して、 CFast
カードからクリップを直接インポートします。
DaVinci ResolveでRAWファイ ルを使用
CinemaDNG RAWクリップは一見、 色褪せあるいは露出オーバーのように見えますが、 これはクリップにハイレ
ベルな情報が含まれているためです。 RAWファイルクリップを編集するには、 まずクリップを一般的なビデオの
ようなルックに変換する必要があります。 あるいは、 先に完全なグレーディングを行い、 グレーディング済みの
クリップを編集します。 ベーシックな色変換をしたい場合は、 RAWクリップをDaVinci Resolveにインポートし
て、 ルックアップテーブル (LUT) を適用します。 LUTは基本的なカラーグレードを適用して、 一般的なビデオの
ルックにします。
グレーディングしたクリップは、 一般的にProRes設定でエクスポートされ、 編集後に行う最終のカラーグレー
ディングまでプロキシとして使用されます。
RAWクリップをDaVinci Resolveで変換:
ステップ1.
新しいプロジェクトを開き、 ビデオ解像度およびフレームレートを、 使用するRAWビデオクリップ
かデリバリーに合わせて設定します。 ここでは解像度を2160p、 フレームレートを25に設定します。
ステップ2. CinemaDNG RAWクリップをメディアプールにインポートします。
ステップ3. 「プロジェクト設定」 へ行き、 「イメージスケーリング」 を 「画面全体をフレームにフィット」 に設定
します。
ステップ4.
「プロジェクト設定」 の 「Camera Raw」 タブへ行き、 ドロップダウンメニューから 「CinemaDNG」
を選択します。 「デコーダ」 を 「プロジェクト」 に設定します。
ステップ5. 使用する素材に最も適したホワイトバランス設定を選択します。
ステップ6.
カラースペースを 「BMD Film」 に、 ガンマを 「BMD Film」 あるいは 「BMD Film 4K」 に設定します。
LUTを適用するには、 「プロジェクト設定」 の 「LUT」 へ行き、 「出力3D LUT」 を 「 Blackmagic Production Camera
4K Film to Rec709」 に設定します。
これで、 タイムライン上のすべてのショットにLUTが適用されます。 「カラー」 タブをクリックして結果を確認して
ください。 映像のカラーおよびコントラストが向上します。