Petzl AVAO BOD CROLL FAST Manual Del Usuario página 20

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JP
図に示された使用方法の中で、 ×印やドクロマークが付いていな
いものだけが認められています。
誤った方法や認められていない方法で使用すると、 重度の傷害
や死につながる場合があります。 取扱説明書の中では、 いくつか
の例のみを掲載しています。 最新の取扱説明書はウェブサイト
(Petzl.com)で参照できますので、 定期的に確認してください。
疑問点や不明な点は(株)アルテリア (TEL 04-2968-3733) にご相
談ください。
1.用途
本製品は個人保護用具 (PPE) です。
高所での作業に使用するフォールアレストハーネス、 ワークポジ
ショニング用ベルト、 シッ トハーネス。 ロープクランプ付ロープア
クセスハーネス。
本製品の限界を超えるような使用をしないでください。 また、 本来
の用途以外での使用はしないでください。
責任
警告
この製品を使用する活動には危険が伴います。
ユーザー各自が自身の行為、 判断、 及び安全の確保について
その責任を負う こ とと します。
使用する前に必ず :
- 取扱説明書をよく読み、 理解してください
- この製品を正しく使用するための適切な指導を受けてください
- この製品の機能とその限界について理解してください
- この製品を使用する活動に伴う危険について理解してください
これらの注意事項を無視または軽視すると、 重度の傷害や死
につながる場合があります。
この製品は使用方法を熟知していて責任能力のある人、 あるいは
それらの人から目の届く範囲で直接指導を受けられる人のみ使
用してください。
ユーザー各自が自身の行為、 判断、 及び安全の確保について責
任を負い、 またそれによって生じる結果についても責任を負うこ
ととします。 各自で責任がとれない場合や、 その立場にない場合、
また取扱説明の内容を理解できない場合は、 この製品を使用し
ないでください。
2.各部の名称
- チェス トハーネス :
(1) 背部アタッチメントポイント (1 bis) フォールインジケータ
(2) 背部アタッチメントポイント調節バックル (3) 胸部アタッチメ
ントポイント調節バックル (4) 胸部アタッチメントポイント (5) 伸
縮性ストラップリテイナー (6) マジックテープ式ランヤードリテイ
ナー (7) ツールホルダーループ (8) チェストアッセンダー CROLL
(9) 反転防止機能付マイロン (10) カム (11) トリガー
- シッ トハーネス :
(12) ウエストベルトストラップ (13) レッグループストラップ
(14) 腹部アタッチメントポイント (15) 側部アタッチメントポイン
ト (16) 後部レストレイン用アタッチメントポイント (17) レッグル
ープ用ファストバックル (18) ギアループ (19) プラスチック製スト
ラップリテイナー (20) レッグループリテイナー (21) レッグループ
とチェストハーネスをつなげるストラップ (22) ウエストベルト用
ダブルバックバックル (23) 作業用ブランコ取付用アタッチメント
ポイント (24) CARITOOL 取付用スロッ ト
主な素材 :
ストラップ : ポリエステル
調節バックル : スチール
アタッチメントポイント : アルミニウム合金
CROLL :
フレーム : アルミニウム合金
カム : ステンレススチール
3.点検のポイン ト
器具の状態は、 ユーザーの安全に大きく関係します。
ペツルは、 十分な知識を持つ人物による綿密な点検を、 少なく と
も12ヶ月ごとに行うことをお勧めします (国や地域における法規
や、 使用状態によっても変わります) 。 www.petzl.com/ppe で説
明されている方法に従って点検してください。 点検の結果を記録
してください。 点検記録に含める内容 : 種類、 モデル、 製造者の連
絡先、 個別番号、 製造日、 購入日、 初回使用時の日付、 次回点検予
定日、 問題点、 コメント、 点検者の名前と署名。
毎回、 使用前に
ハーネス
ウェビングのアタッチメントポイント部分、 調節バックル部分、 お
よび縫製部分を点検してください。
使用による切れ目や磨耗、 熱や化学製品との接触等による損傷が
ないことを確認してください。 切れている縫製糸がないことを特
に注意して確認してください。
ダブルバックバックル、 ファストバックルが正常に機能することを
確認してください。 フォールインジケータを点検してください。 背
部アタッチメントポイントに 400 daN を超える衝撃荷重がかかる
と、 赤いフォールインジケータが見えます。 フォールインジケータ
が見えているハーネスは、 廃棄してください。
マイロン
フレームにひび割れや変形、 腐食等がないことを確認してくださ
い。 スクリューゲートがしっかりと閉じており (ネジ山が見えない)
、 3 Nm のトルクで締められていることを確認してください。
CROLL
製品に亀裂や変形、 傷、 磨耗、 腐食等がないことを確認してくだ
さい。
フレーム、 コネクションホール、 カム、 トリガー、 カムの軸、 スプリン
グの状態を確認してください。
カムの動きとスプリングの状態に問題がないことを確認してく
ださい。
カムの歯に泥等が詰まっていないことを確認してください。
使用中の注意点
この製品及び併用する器具 (連結している場合は連結部を含む)
に常に注意を払い、 状態を確認してください。 システムの各構成
器具が正しくセッ トされていることを確認してください。
technical notice AVAO BOD CROLL FAST CE
4.適合性
この製品がシステムの中のその他の器具と併用できることを確認
してください (併用できる = 相互の機能を妨げない) 。
本製品と併用する器具は、 使用する国における最新の規格に適
合していなければなりません (例 : ヨーロッパにおけるコネクター
の規格 EN 362) 。
5.ハーネスの装着方法
- 余分なストラップは必ず折って平らにした状態でリテイナーに
しまってください。
ファストバックルの機能を妨げる可能性があるため、 小石、 小枝、
ウェビング等が挟まらないように注意してください。 調節バックル
が正しく締められていることを確認してください。
反転防止機能付マイロン
このコネクターにランヤードやエネルギーアブソーバーを取り付
けることはできません。
背部アタッチメントポイン ト位置の調節
初めて使用する際に調節してください。 そうすることにより、 以後
調節する必要がなくなります。 別の人に手伝ってもらうことにより、
調節が容易になります。
体型にあわせて、 背部アタッチメントポイントの位置を肩甲骨の
位置と同じ高さになるように調節してください。
調節の確認
墜落の際に怪我をする危険を低減するため、 ハーネスは体にぴっ
たりとフィ ッ トするよう調節してください。
ハーネスが正しく フィ ッ トし、 使用目的に見合う快適性が得られる
ことを必ず確認してください。 ハーネスを装着した状態で動いた
り、 装備を全て装着した状態で各アタッチメントポイントで吊り下
がり、 適切に調節されていることを確認してください。
6.フ ォールアレス トハーネス EN 361 : 2002
墜落を止めるためのフルボディハーネス。 EN 363 が定めるフォ
ールアレストシステムを構成する用具の1つです。 必ず EN 795
に適合したアンカー、 EN 362 に適合したロッキングカラビ
ナ、 EN 355 に適合したエネルギーアブソーバーと併用してくだ
さい。
6A.胸部アタッチメントポイント
6B.背部アタッチメン トポイント
フォールアレストシステム (例 : モバイルフォールアレスター、 エネ
ルギーアブソーバー、 その他 EN 363 で定められているシステム)
に連結する場合は必ずこれらのアタッチメントポイントを使用し
てください。 区別しやすくするため、 これらのアタッチメントポイン
トには 「A」 の文字が刻印されています。
ク リアランス : ユーザーの下の障害物のない空間
墜落した際に途中で障害物に接触することを回避するため、 ユー
ザーの下には必ず十分なクリアランスを確保してください。 必要
なクリアランスを算出する方法は、 フォールアレストシステムを構
成するその他の器具 (エネルギーアブソーバー、 モバイルフォー
ルアレスター等) の取扱説明書に記載されています。
7.ワークポジシ ョニング及びレス トレイン用ベルト
(EN 358 : 1999 適合)
これらのアタッチメントポイントは、 吊り下がった状態で体を支え
て作業位置で安定した体勢をとる (ワークポジショニング) 、 また
は墜落の可能性がある場所にユーザーが侵入できないよう行動
範囲を制限する (レストレイン) ために使用します。 レストレイン
または落下距離が 0.5 m を超えないワークポジショニングにの
み使用できます。
これらのアタッチメントポイントは、 フォールアレストの目的で使
用することはできません。 状況に応じて、 ワークポジショニングや
レストレインシステムに加えて、 共同の確保システム (手すり、 安
全ネッ ト等) や個人用のフォールアレストシステムを併用する必
要があります。
7A.腹部アタッチメントポイント
7B.側部アタッチメン トポイント
両側部のアタッチメントポイントは、 必ずワークポジショニングラ
ンヤードで連結して使用してください (U字吊り) 。
7C. 後部レス トレイン用アタッチメントポイン ト
このアタッチメントポイントは、 レストレインシステムを連結する
目的でのみ使用できます。
作業中も常にシステムの有効性を確認してください (長さ等の調
節や連結箇所を確認してください) 。
8.シッ トハーネス :
EN 813 : 2008
腹部アタッチメン トポイント
最大使用荷重 : 140 kg
ロープアクセス及びワークポジショニング用にデザインされて
います。
腹部アタッチメントポイントは、 下降器やワークポジショニングラ
ンヤード等の接続に使用します。
フォールアレストシステムとの連結には使用しないでください。
9.チェス トアッセンダー CROLL
CROLL はタイプ B のロープアジャストメントデバイスで、 作業ロ
ープの登高に使用します。
CROLL は、 必ずバックアップロープにセッ ト したタイプ A のバ
ッ クアップ器具 (例 : モバイルフォールアレスター ASAP) と併
用してく ださい。
CROLL は、 フォールアレストシステムでの使用には適していま
せん。
- EN 12841 : 2006 タイプ B の要求事項を満たすために
は、 EN 1891 タイプ A に適合した直径 10~11 mm のセミスタテ
ィ ックロープ (コア + シース) を使用する必要があります。 ( 認証テ
ストではベアール 『Antipodes 10 mm』 、 『 Antipodes 11.5 mm』 が
使用されました)
- ランヤード + コネクター + 器具の長さが1 mを超えないように
してください
- 器具に衝撃荷重がかかるのを避けるため、 ロープ (器具と吊り
元の間) はたるませず、 常にテンションがかかった状態を保つ必
要があります。
バックアップ用ロープを、 ワークポジショニングのために使用し
ないでください。
衝撃荷重によってロープはダメージを受けます。
最大使用荷重 : 140 kg
機能の原理と確認
この製品はロープ登高に使用します。 ロープ上を一方向には動き
ますが、 反対方向には動きません。
カムの歯がロープを噛むことにより、 フレームとの間でロープを
挟みます。 ロープに付いた泥等によるつまりを防ぐために、 カム
にはスロッ トがあります。
ロープの取り付けと取り外し
カムを開くには、 トリガーを親指と人差し指でつまみ、 カムから離
しながら引いて、 右側の本体部分にひっかけます。 これでカムが
開いた状態でロックされます。
ロープを挿入します。 上下の向きを示す目印に注意して正しい向
きにセッ トしてください。 トリガーを戻し、 カムがロープを押さえ
ていることを確認してください。 トリガーは不意にカムが解除され
るのを防ぎます。
ロープの取り外し :
器具を上にスライドさせながら、 トリガーをまず下側に、 それから
外側に引いてください。
ロープ登高
CROLL と、 フッ トループを取り付けた別のロープクランプ (BASIC
等) を使用します。 必ず別のロープクランプとハーネスをランヤー
ドで連結してください。
斜めにトラバースする場合
ロープが斜めになっている箇所で登り始める時は、 ロープをま
たいで、 ロープが 『クロール』 に対して平行に流れるようにしてく
ださい。
短い距離の下降
器具をゆっく りと上にスライドさせながらカムを下に押してくださ
い。 その際、 指を挟まないよう注意してください。 トリガーは操作し
ないでください。 不意にカムを解除してしまう危険があります。
警告 : 体重が 100 kg を超えるユーザーが使用する場合は、 ペ
ツルのウェブサイト (Petzl.com) で Solutions for workers over
100 kg を確認してください
10.ギアループ
ギアループは器具を取り付けるためにのみ使用してください。
警告、 危険 : ギアループは、 ビレイ、 懸垂下降、 ロープの連結、 自己
確保には絶対に使用しないでください。
11.補足情報
- ユーザーは、 この製品の使用中に問題が生じた際にすみやかに
対処できるよう、 レスキュープランとそれに必要となる装備をあら
かじめ用意しておく必要があります。
- システム用のアンカーは、 ユーザーの体より上にとるようにして
ください。 アンカーは、 最低でも 12 kN の強度を持ち、 EN 795 の
要求事項を満たしていなければなりません。
- フォールアレストシステムでは、 墜落した際に地面や障害物に衝
突することがないよう、 毎回使用前に十分なクリアランスがユー
ザーの下に確保されていることを確認する必要があります。
- 墜落距離を短く し、 危険を少なくするため、 アンカーが適切な位
置に設置されていることを確認してください。
- フォールアレストシステムで身体のサポートに使用できるのは、
フォールアレストハーネスのみです。
- 複数の器具を同時に使用する場合、 1つの器具の安全性が、 別
の器具の使用によって損なわれることがあります。
- 警告 : 製品がざらざらした箇所や尖った箇所でこすれないよう
に注意してください。
- ユーザーは、 高所での活動が行える良好な健康状態にあること
が必要です。 警告 : ハーネスを着用して動きの取れない状態のま
ま吊り下げられると、 重度の傷害や死に至る危険性があります。
- 併用するすべての用具の取扱説明書をよく読み、 理解してくだ
さい。
- 取扱説明書は、 製品と一緒にユーザーの手に届かなければなり
ません。 また、 取扱説明書は製品が使用される国の言語に訳され
ていなければなりません。
- 製品に記されたマーキングが読めなくならないように注意して
ください。
廃棄基準:
警告 : 極めて異例な状況においては、 1回の使用で損傷が生じ、
その後使用不可能になる場合があります (劣悪な使用環境、 海に
近い環境での使用、 鋭利な角との接触、 極端な高/低温下での使
用や保管、 化学薬品との接触等) 。
以下のいずれかに該当する製品は以後使用しないでください :
- プラスチック製品または繊維製品で、 製造日から10年以上経
過した。
- 大きな墜落を止めた、 あるいは非常に大きな荷重がかかった。
- 点検において使用不可と判断された。 製品の状態に疑問があ
る。
- 完全な使用履歴が分からない。
- 該当する規格や法律の変更、 新しい技術の発達、 また新しい製
品との併用に適さない等の理由で、 使用には適さないと判断さ
れた。
使用しなくなった製品は、 以後使用されることを避けるため廃棄
してください。
アイコン :  
A. 耐用年数 :  10年 - B. マーキング - C. 使用温度 - D. 使用上の注
意 - E. ク リーニング / 消毒 - F. 乾燥 - G. 保管 / 持ち運び - H. メンテ
ナンス - I. 改造 / 修理 (パーツの交換を除き、 ペツルの施設外で
の製品の改造および修理を禁じます)  - J. 問い合わせ
3年保証
原材料及び製造過程における全ての欠陥に対して適用されます。
以下の場合は保証の対象外とします : 通常の磨耗や傷、 酸化、 改
造や改変、 不適切な保管方法、 メンテナンスの不足、 事故または
過失による損傷、 不適切または誤った使用方法による故障。
トレーサビリティ とマーキング
a. この個人保護用具の製造を監査する公認機関 - b. CE適合評
価試験公認機関 - c. トレーサビリティ : データマトリクスコード =
製品番号 + 個別番号 - d. 直径 - e. 個別番号 - f. 製造年 - g. 製造
日 - h. 検査担当 - i. 識別番号 - j. 規格 - k. 取扱説明書をよく読ん
でください - l. モデル名
c715023D (280114)
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