C. M1およびL2システムの設置 :
単柱へのM1およびM2システムの一般的な設置方法については、 図4を参照して ください。 トップブラケッ トは、 使用者がシステムに接続または
離脱する際に、 安全に手が届く位置に取り付ける必要があります。 トップブラケッ トは、 3M DBI-SALA製のスタンドオフ型支持材か、 お客様側
でご用意いただく スタンドオフ型支持材で構造物に取り付けます。 スタンドオフ型支持材は、 セクション2.2に記載の荷重を支え、 LAD-SAF
垂直親綱シリーズに適合するものとして ください。
山形鋼製脚および丸脚用スタンドオフ型支持材の取り付け :
山形鋼製脚用 (A) および丸脚用 (B) スタンドオフ型支持材の取り付けについては、 図5を参照して ください。 付属の取付具を使用して、 スタンド
オフ型支持材を取り付けます。 他のファスナーで代用しないでください。 9.5 mm (3/8インチ) ファスナーを27~34 Nm (20~25 ft-lb.)
のトルクで締めます。 付属の12.7 mm (1/2インチ) ファスナーを使用して、 スタンドオフ型支持材にトップブラケッ トを取り付けます。 12.7 mm
(1/2インチ) ファスナーを54~61 Nm (40~45 ft-lb.) のトルクで締めます。
溶接によるスタンドオフ型支持材の取り付け :
図5に示すように、 スタンドオフ型支持材 (C) を取り付けます。 溶接時の推奨事項については、 セクション3.2を参照して ください。 スタンドオフ型
支持材は、 柱の取付面に対して垂直に、 また、 キャリアケーブルと平行になるように取り付ける必要があります。
; 山形鋼製脚用か丸脚用スタンドオフ型支持材のブラケッ トを使用して設置する場合は、 一度にシステムを使用可能な人数は1人に制限
;
されます。
M1およびM2システムの設置 :
図4を参照して ください。 取付手順 :
トップブラケット : 図4に示すように、 トッププレート (A) 、 取付具 (B) 、 シングルポイン トアンカー組立部品 (C) を取り付けます。 取り付け
1.
る前に、 Dリング (D) を組立部品 (C) の上にスライドさせます。 指定のとおりファスナーにトルクをかけて締めます。
ボトムブラケット : 図のようにボルト、 スペーサー、 ファスナーを取り付けます。 指定のとおりファスナーにトルクをかけて締めます。
2.
D. W1システムの設置 :
木製支柱へのW1システムの一般的な設置方法については、 図7を参照して ください。 トップブラケッ トは、 使用者がシステムに接続または離脱
する際に、 安全に手が届く位置に取り付ける必要があります。 9.5 mm (1/2インチ) ファスナー (別売) を使用して、 トップブラケッ トを支柱に取
り付けます。 可能な場合は、 ファスナーが支柱を貫通するようにして ください。 ロックワッシャー、 ダブルナッ ト、 その他の方法を使用して、 ファス
ナーが緩まないようにして ください。
E. CE1システムの設置 :
CE1システムの一般的な設置方法については、 図8を参照して ください。 トップブラケッ トは、 使用者がシステムに接続または離脱する際に、 安
全に手が届く位置に取り付ける必要があります。
取付手順 :
トップブラケット : 踏ざんクランプ (B) をパイプの上にスライドさせ、 図のようにファスナーを取り付けます。 指定のとおりファスナーにト
1.
ルクをかけて締めます。
ボトムブラケット : 図のようにファスナー (固定用Uボルト) で取り付けます。 指定のとおりファスナーにトルクをかけて締めます。
2.
F. T1システムの設置 :
T1システムの一般的な設置方法については、 図9を参照して ください。 トップブラケッ トは、 使用者がシステムに接続または離脱する際に、 安全
に手が届く位置に取り付ける必要があります。 一般的な用途としては、 マンホールや落とし戸用の昇降はしごが挙げられます。 他のファスナー
で代用しないでください。
取付手順 :
トップブラケット : 図のように、 クランププレートとファスナーを取り付けます。 指定のとおりファスナーにトルクをかけて締めます。
1.
ボトムブラケット : 図のようにファスナー (固定用Uボルト) で取り付けます。 指定のとおりファスナーにトルクをかけて締めます。
2.
キャリアケーブル組立部品のトップブラケットへの取り付け :
3.7
A. キャリアケーブル組立部品の取り付け :
1. キャリアケーブルをコイル状に巻いて、 余計なものがない場所に置きます。 コイルの中心からケーブルを引き出さないでください。 設置条件によ
っては、 キャリアケーブルを上の接続部から下のブラケッ トまで下ろして取り付ける方が簡単な場合があります。 その場合は、 上の接続部でスプ
ールを外して、 ケーブルをねじらないよう、 慎重に下ろします。 ケーブルを下に落とさないでください。
; キャリアケーブルは非常に硬く、 コイルから突然飛び出すことがあります。 コイルからケーブルを引き出すときは、 適切な安全手順に従
;
い、 手袋や保護めがねなどの適切な安全具を着用して ください。
作業を進める前に、 ケーブルが輸送時に損傷していないか調べます。 損傷したケーブルは取り付けないでください。
2. トップブラケッ トへのキャリアケーブルの取り付けについては、 図11を参照して ください。 ケーブルの先端によじれやほつれがないことを確認し
ます。
取付手順 : スプリングゲート (D) を押しながら、 キャリアケーブル組立部品のラグ端 (C) を約45度に傾けてトッププレート (B) の側面から挿入
します。 小型ピン (E) とスプリングゲート (D) は、 ラグやケーブル組立部品が誤ってトッププレート (B) から外れないよう設計されています。 大型
ピン (A) のみがトッププレート (B) 内に収ま っているようにします。
ケーブルガイドの取り付け (全モデル) :
3.8
ケーブルガイドは、 キャリアケーブルを構造物との摩擦から保護し、 昇降の際にケーブルが左右に振れすぎないようにします。 ケーブルガイ ドは、 トッ
プブラケッ トとボトムブラケッ トの間に、 キャリアケーブルに沿って約6~12 m (20-40 ft) の間隔で取り付けます。 あるいは、 ケーブルが構造物と擦
れて摩耗する可能性がある部位に取り付けて ください。 ケーブルガイドは、 風による高調波効果を減弱するために、 7.01 m (23 ft) 、 7.61 m
(25 ft) 、 8.23 m (27 ft) 間隔など、 システムに沿ってずらして取り付ける必要があります。 風が強い場所では、 L字型のケーブルガイドを使用でき
ます。 L字型のケーブルガイドは、 開口部の向きを左右に変えて、 互い違いに取り付けて ください。 また、 ラッチ式ケーブルガイドも利用できます。
構造物への直接取り付け :
ケーブルガイドの一般的な取付方法については、 図12を参照して ください。 ケーブルガイドを設置する際は、 踏ざんスペーサーとクランププレートを
使用しますが、 使用しない場合もあります (図12を参照) 。 付属の取付具を使用して、 ケーブルガイドを取り付けます。 他のファスナーで代用しないで
ください。 ファスナーを27~34 Nm (20~25 ft-lb.) のトルクで締めます。
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