17. V0 装置の調整方法
1
先引きローラ
偏心カム
小
1
2mm
刻線を合わせる
A
B
針板上面と一致
送り歯
送り始め状態
偏心軸
C
2
送り量
大
2
3mm 4mm
2
1
1
押えばね
(1)ミシン本体と VO 装置のタイミング合わせ
1) ミ シ ン 本 体 の 送 り 量 を MS-1190/V045、MS-1190/
V046 では 1.6 mm、MS-1190M/V045、MS-1190M/
V046 では 2.3 mm にします。
2) VO 装置のアジャストねじ 1 をゆるめ、MS-1190/
V045、MS-1190/V046 では A の位置 (2.0 mm)、
MS-1190M/V045、MS-1190M/V046 では B の
位置 (2.5 mm) とし、固定します。
3) はずみ車を回転させ、送り歯先端が針板上面と一致した
ところで、ローラが回転を始めるように調整します。
4) 調整は、 はずみ車内側にある偏心カムの、 止めねじ 2 (2
本)をゆるめ、偏心カムを回転させて、タイミングが上
記 3)となるよう調整します。
5) 調整後、 C 方向に偏心カムを寄せて、 止めねじ 2 (2 本 )
を締め付けます。
(2)送り量の合わせ方
1) アジャストねじ 1 をゆるめます。
2) アジャストロッド 2 の長溝に沿って、前後させます。
送り量は、アジャストロッド 2 の目盛りで、ほぼ左図
★
の送り量が出ます。
3) 送り量調節後、アジャストねじ 1 で固定します。
(3)ローラ押え圧の調節
ローラの押え圧は、押え調整ねじ 1 を回すことにより
調節します。
押え圧は、右へ回すと強くなり、左へ回すと弱くなりま
す。
( 注意 ) ウレタンローラ使用時は、スチールローラ使用時より
低い押え圧で使用してください。
過大な押え圧は装置に異常な負荷が加わり、ローラの
変形を招きます。
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